プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップフッターにスキップ
  • 12 年前
宮城県は、18日、震災で発生した木くずやプラスチックなど可燃がれきの処理を行う石巻市の焼却施設を停止させました。
これで宮城県内の可燃がれきの焼却処理がすべて終わりました。
宮城県は、震災のあと、県内12の市と町から出た木くずやプラスチックなどおよそ132万トンの可燃がれきについて、仮設の焼却施設を9か所設置し、焼却処理を進めてきました。
このうち、石巻市の焼却施設では、県内で最も多い可燃がれき56万トンの焼却を17日に終え18日、焼却炉の火を消す火納め式が、行われました。
式では、若生正博副知事や石巻市の亀山紘市長らが、消火のボタンを押すと、モニターに映し出されていた焼却炉の火が消えました。宮城県によりますと、これで県内のがれきの焼却処理は各自治体で処理していた分も含め、すべて終了したということです。
若生副知事は「復旧の最大の課題であったがれきの処理に、めどがつき復興期に向かう区切りになったと思う。これを契機に生活支援やまちづくり、産業再生などを加速させなくてはならない」と話していました。
宮城県では、今後、焼却施設の解体を進めるとともに、不燃物の埋め立てや土砂のリサイクルなど、残るがれき処理を今年度中に終える計画です。

お勧め