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  • 12 年前
千葉 大漁祈る「梵天立て」
真冬の海に青竹を突き立て、大漁や五穀豊じょうなどを願う「梵天立て(ぼんてんたて)」が、千葉県木更津市で行われました。
「梵天立て」は、木更津市の中島海岸で江戸時代から続く伝統行事で、国の選択無形民俗文化財に選ばれています。
地元の6つの地区から参加した若者が、御幣を付けた長さ5メートルの青竹を、地区ごとに海に突き立て、大漁や五穀豊じょうなどを願います。
木更津市の7日朝の最低気温は氷点下0度7分という厳しい寒さとなり、日が昇り始め、ほら貝が吹き鳴らされると、最初の地区の若者3人が気合を入れながら竹を担いで海に入りました。
そして沖合へ80メートルほど進んで竹を立てました。
続いて海に入った若者たちは、競うようにさらに沖合に青竹を立てていき、最後の地区の若者は胸の辺りまで水につかりながら、沖合およそ300メートルのところに竹を立てていました。
海岸を訪れた人たちは、冷たい海の中で必死に竹を立てる若者の姿に声援を送っていました。
今回が5回目の参加という秋倉高宗さん(24)は、「いちばん遠い場所に青竹を立てることができてよかったです」と話していました。
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