プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップ
  • 12 年前
震災や原発事故を体験した福島県などの中高生が被災地の現状と魅力をことし夏にフランスのパリで発表することになり発表内容の検討やリハーサルなど準備を進めています。
これはパリに本部を置くOECD=経済協力開発機構が、被災地の復興を担う子どもたちに自ら考えて行動する主体性と実践力を身につけてもらおうと企画したものです。
おととし3月から福島と宮城、岩手の中高生およそ100人が9つのチームに分かれて、それぞれの被災地の現状や復興に向けての魅力をPRする企画を練ってきました。
先月26日には福島県いわき市でリハーサルが開かれ、地元いわきの中高生たちは、津波や原発事故を経験して感じたことを発表したり、「死」と「再生」をテーマに描いた絵を披露したりしていました。
また、別のチームは、放射線について学んだ成果や地域の観光地の写真などを紹介し福島の魅力をアピールしていました。
中高生たちはことし8月のフランスのパリでの発表に向けて内容をさらに充実させていくことにしています。
いわき市の白岩春奈さんは「世界の人たちに東北の魅力と正確な情報を伝えられるように頑張っていきたい」と話していました。
企画の責任者を務める福島大学の三浦浩喜教授は「生徒たちには議論する力や企画力に大きな成長が見られる。本番に向けて内容をより良くしていきたい」と話していました。

01月02日 10時29分
最初にコメントしましょう
コメントを追加

お勧め