50　三十八年の過渡期　-過去は死なず、そして死ねない-

わが国を巨視的に眺考したとき、私にはどうも1963年から2001年までは過渡期だったのではないか。U.S.A.とUSA Corpのあいだの。畝り沈謐、反抗そして郷愁の入り交じりながらの。そのようにおもうのです。そのようにおもうなかに変わったいまがある。いまはあるが過去は死なないのです。また死ねないものでもあります。