20131105会津漆のバイオリン音色披露(福島)
  • 10 年前
会津漆のバイオリン音色披露
会津特産の漆を使ったバイオリンがこのほど完成し、5日、福島県庁で音色が披露されました。
バイオリンは、イタリア在住のバイオリン製作者の石井高さんが会津特産の漆を混ぜた塗料を使って完成させました。
5日は、石井さんと、国内外のコンクールで数々の賞を受賞している国際的なバイオリニストの瀬崎ざき明日香さんらが県庁の知事室を訪れ、佐藤知事に音色を披露しました。
通常、バイオリンはニスを塗料として使いますが、このほど完成したバイオリンには、県のハイテクプラザ会津若松技術支援センターが会津産の漆を使って開発 した速く乾く特別な塗料が使われました。演奏終了後、バイオリン製作者の石井さんは「どれぐらいの割合でニスと漆を混ぜればバランスが良いのか確かめるの に苦労しました。福島の風評被害を何とかしたいという気持ちで作りました」と話していました。
また、演奏を披露した瀬ザキさんは「低音から高音まで芯のある音色が特徴で今後コンサートホールなどでどのような音を奏でるか楽しみです」と話していました。
11月05日 13時19分
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