「否認したら少年院送り」?取り調べの検証進める
  • 11 年前
「否認したら少年院送り」?取り調べの検証進める(10/21 11:51)

 なりすましメール事件で神奈川県警に誤認逮捕され、横浜地検の調べに対して容疑を認めたとされる男子学生(19)が、「検察に『否認していると長くなる』と言われた」と話していることが分かりました。

 男子学生は横浜市のホームページに小学校の襲撃予告を書き込んだとして誤認逮捕され、20日に県警と横浜地検の幹部らが謝罪に訪れました。捜査関係者によりますと、17日に神奈川県警が再聴取した際、「検察官に『否認していたら長くなる』と言われた」と男子学生が話していたことが分かりました。男子学生は、「警察官に『否認したら少年院送りになる』などと言われた」とも話していて、神奈川県警と横浜地検は、不適切な取り調べがなかったか検証を進めています。
 一方、都内の幼稚園に脅迫メールを送ったとして逮捕された福岡市の男性(28)は、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」からソフトをダウンロードした際、ウイルスに感染したとみられています。大阪市に脅迫メールを送ったとして逮捕された別の男性(43)も「無料ソフトをダウンロードした際に画面がおかしくなった」と話していますが、この2人のソフトやダウンロードしたページが異なることがその後の捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は、福岡の男性について誤認逮捕と断定し、21日午後、捜査幹部が自宅を訪れて謝罪することにしています。