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  • 11 年前
伊方原発から30キロの範囲に入る八幡浜市の市議会の本会議で、原発の運転再開に反対する請願書の採択が初めて審議されました。
請願書は11日の総務委員会で採択されていて、本会議でも採択されるか注目が集まりましたが、動議が出され、引き続き審議されることになりました。
請願書は伊方原子力発電所の運転を再開せずに廃炉にするよう四国電力に求めて欲しい、などと訴えるもので、ことし2月八幡浜市と大阪市の団体から2件が市議会に提出されていました。
6月定例議会の最終日の20日開かれた本会議では、11日の総務委員会でこれらの請願書が賛成多数で採択されたことが報告されました。
ところがその後の討論で、「伊方原発の安全性が国の原子力規制委員会で審査されている中で、運転再開については、慎重に深い議論をするべき」と主張する議員から動議が提出されました。
動議は、これらの請願書を再び総務委員会に付託して、閉会中も継続して審議するよう求めていて、この動議が賛成多数で可決され、2件の請願書は引き続き審議されることになりました。
市内の全域が、伊方原発から30キロの範囲に入る八幡浜市は、四国電力と県との間で覚書を結んでいて、原発の運転再開の賛否について県に意見できるとされています。
一方、伊方原発に影響する可能性がある地震について、最新の研究成果を踏まえた調査や検証を、原子力規制委員会に求める請願書も、松山市の団体から提出されていて、この請願書は賛成多数で採択され、原子力規制委員会に意見書を提出することになりました。

06月20日 19時27分
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