2012-4.10北朝鮮ミサイル発車直前 石垣島

  • 12 年前
SM3・PAC3では迎撃できないhttp://blogos.com/article/36320/
自衛隊が東シナ海に配備したイージス艦のSM3対弾道ミサイルも、今回の北の長射程・弾道ミサイルは迎撃できないと説明する時も、「それでは国民の安全は守れないではないか。そんな無駄な兵器をなぜ自衛隊は導入した」とベテラン記者が責めてくる。
「それをオレに言うな。自民党や防衛省に言ってくれ」と懇願したい気持ちになる。イージス艦のSM3(射程約500キロ)は敵の弾道ミサイルをミッドコース(中間コース)で迎撃する。敵のロケットが噴射して加速中は上昇コースで迎撃は出来ない。今回の北の弾道ミサイルは3段目の上昇コースが終わるのはフィリピン上空を通過後で、東シナ海で警戒待機している自衛隊のSM3では遠すぎて迎撃できないのだ。
「しかし北が打ち上げに失敗し、軌道を外れたミサイルが沖縄や石垣島に落下してくる可能性はありますね」と、」別の女性記者が心配そうに質問する。
「大丈夫、弾道ミサイルが沖縄上空まで飛来すれば、このミサイルは大気圏(高度約100キロ)よりもはるかに高空(宇宙)を、マッハ20以上の超高速で飛翔しています。大気圏に再突入すれば空気との圧力でバラバラに分解し、大部分は摩擦熱で溶けてしまいます。小さな部品が地上に落下し、被害がでる確率は極めて低いです」と説明する。
「それでは北朝鮮の衛星打ち上げの狙いは何ですか」と、やっと問題の核心に迫る質問がきた。
「北は人工衛星の打ち上げ成功と、今までの核実験で、アメリカに核弾頭を打ち込める能力があることを誇示し、それで怯えたアメリカから貢ぎ物を得るのが狙いです」と説明することができた。もちろん北の金正恩新指導者誕生のお祝いで、打ち上げ花火を上げる意味も兼ねている。…続く

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