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  • 14 年前
This is a work by the students of Japanese art design school "Bunka-Gakuin".
"Bunka-Gakuin" founded a school in 1921.
Copyright(c)2011 Aoi Maruyama Movie Rights Reserved.
文化学院 アニメーション特講 学生作品より 「車 輪」 (Ntsc 4:3)
――アニメーションの情報が、より詳しく社会に行き渡ると、手法も洗練され、工程も複雑計算化されがちで、「商業価値を有し、見た目にも高密度な完成像がベスト」という意見が権威を持つようになる。しかし、もっと質素に、生活・日常の中で手軽に楽しめるアニメーションがあってもよいのではないだろうか。この作者のスタイルは、一見稚拙に見えるかもしれないが、一貫して、見るものをほっとさせ、やすらぎを与える独自のアウラを放っている。小さな子供と一緒に読み書きしながら、やさしさと寛容について伝える母性にも似ている。どんな人間であっても幸せになれるし、生きる事に関しては当然肯定されるべきだという歌にも聞こえる。目標・結果・競争など、現代社会で主流=是となってしまった棘々さと間逆の世界。細かいパーツやフォルムを極力無くし、スケッチブックやクロッキー帳から飛び出してきたような、やわらかいモチーフの数々は牧歌的で、見るものの力み(りきみ)をやさしく溶いてくれる。実際の制作も、短時間の勢いで作り上げるのではなく、少しずつ少しずつ、積み木をコツコツと積み上げるようなスタイルをとっている。
なおこの作品は、教室・床の格子状の窪みを鍵型見当(タップ)代わりにして紙の固定をしている。冒頭、セーフティー・ライン外に教室の床が見えるが、その部分をそのまま見せているのは講師の判断による。近年では、紙・被写体が置かれた状況(地球・都市・自然・土・草・コンクリートなど)を含めて見せたり、紙の固定を正確にしすぎない方が、逆に観客に心地よいリズム感・非計算によるゆらぎ、良い意味での優越感・安心感を与えられるのではないかと考えた。※初のアニメーション制作。(担当講師/原田)

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