20120214 2号機の温度計 「故障」でも拭えぬ不安

  • 12 年前
報道ステーションより。
福島第一原発2号機の問題の温度計は、東電の発表では壊れたということだが、ここで使われている熱電対とはどんな温度計なのか。
元原発設計士の後藤政志氏もこれは故障の可能性が高いという。ただ故障だとすると新たな問題が出てくるという。今までも中の様子がわからなかったのに、温度計が故障となるとさらに原子炉の状況がわからなくなってしまう。
国の研究機関でチェルノブイリ原発事故などを研究してきた田辺文也氏は、2号機の事故がもっとも深刻だったと指摘する。2号機は内視鏡で水面が海抜9.5m以下だとわかったが、それより下の圧力抑制室のところに穴が開いているからだと思われる。それは燃料の冷却に大きな影響を及ぼすと語る。そして東電が原子炉内部がどうなってるか、燃料がどうなってるかを把握できていないことを露呈しているという。

政府の言う「冷温停止」と現実はあまりにも乖離している現実が見えてきている。