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  • 15 年前
世界で最も過酷なラリーと言われる、ダカールラリー2011は、 2011年1月1日にアルゼンチン、ブエノスアイレス市をスタートし、チリを経由し、1月15日、アルゼンチン、ブエノスアイレス市で第13ステージを終了した。
 16日の最終ステージでは競技は行われず、表彰式などの閉幕セレモニーのみを実施するため、15日までの成績で総合順位が確定します。
 ダカールラリーは1978年、フランス人レーサー、ティエリー・サビーヌの発案で生まれ、パリをスタートし、アフリカ、セネガルの首都ダカールまでをそのコースとしていた。
 しかし07年12月28日、アフリカでフランス人観光客4人が殺害されたことや、テロの危険性が高まったことから同大会は一時中断し、09年から会場を南米に移し、今大会で3年連続実施されています。
 コースは総距離約9500キロで、スタート後、ボリビア国境沿いを北上します。アンデス山脈を越えてチリへと入り、33人の作業員が奇跡的に生還した鉱山の落盤事故で一躍有名となった、チリ北部サンホセ鉱山に近いコピアポも通過。そして最大の難所といわれるアタマ砂漠を抜け、ブエノスアイレス市でのゴールとなります。
 カミオン(トラック)部門では、ロシア最大のトラックメーカー、カマズのチームである、「カマズ・マスター」所属、レース仕様のカマズ「4911」を駆る、ゼッケン500番のウラジーミル・チャギン選手が7度目の総合優勝を果たした。
チャギン選手は今大会で、通算成績63回目のステージ優勝を果たしており、大会記録の更新となった。
 カマズ「4911」とは、市販車の4輪駆動スポーツトラックである、KAMAZ-4911をベースとし、エンジンはヤロスラブリ製YAMZ - 7E846、 830馬力の18リッターディーゼルV8ツインターボを搭載した、レース専用車両である。 
 カマズからは4人のドライバーが参戦し、全13ステージ中8ステージを制し、また総合1位から4位を独占した。
 カマズにとって、10度目の総合優勝であるほか、3大会連続カミオン総合部門制覇ともなった。
カマズには、日野自動車やダイムラーが出資しています。

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