北朝鮮・労働党創建65周年 正恩氏もパレード観覧、後継者としての存在を強くアピール

  • 14 年前
北朝鮮は、朝鮮労働党の創建65周年を迎えた10日、首都・ピョンヤンで、多数の軍人や兵器を動員した大規模な軍事パレードを行った。金正日総書記の三男・正恩(ジョンウン)氏もパレードを観覧し、後継者としての存在を強くアピールした。
ピョンヤンの金日成広場を埋め尽くす大群衆の中、行われた今回の軍事パレード。
集まった群衆は、「最高司令官、金正日同志を死守しよう!」と、シュプレヒコールを上げた。
貴賓席には、大観衆に拍手で応える金正日総書記と、その横には三男・正恩氏も登場した。
隣の軍幹部に何かを語りかける正恩氏は、後継者としての自信や余裕すらうかがえた。
パレードには、北朝鮮の新たな兵器も続々と登場した。
弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルもあり、このミサイルがはっきりと映し出されたのは、これが初めてとなる。
女性兵士は「(金正恩氏に)会いたい気持ちでいっぱいです」と話した。
手すりにつかまって歩く金総書記の姿は、左半身に残る脳卒中の後遺症をうかがわせた。
一方、正恩氏は、異例の早さで国家的な行事に登場し、後継者であることを内外に印象づけた。

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