押収資料データ書き換え 証拠隠滅容疑で大阪地検特捜部主任の前田恒彦検事を逮捕へ

  • 14 年前
厚生労働省の村木厚子元局長が無罪判決を受けた郵便の割引制度をめぐる事件で、大阪地検特捜部の主任検事が、押収したフロッピーディスクのデータを改ざんした疑いが強まり、最高検察庁は、この検事を証拠隠滅の疑いで、21日夜、逮捕する方針を固めた。
この事件は、郵便の割引制度をめぐり、うその証明書が発行された事件で、主任検事として現場の捜査を指揮していた大阪地検特捜部・前田恒彦検事(43) が、村木元局長の部下の自宅から押収されたフロッピーディスクに入っていたデータを改ざんした疑いがあるとして、最高検察庁が21日、捜査を始めたもの。
フロッピーディスクには、うその証明書のデータが入っていたが、押収時には「2004年6月1日」だった最終的な更新日時が、上村被告側に返還された際には、「6月8日」となっていた。
関係者によると、最高検は、前田検事がデータを改ざんした疑いが強まったとして、証拠隠滅の疑いで逮捕する方針を固めた。
最高検は、午後9時15分から緊急の記者会見を開く。

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