20100622050_西武興産、北の秘密警察の会社に輸出試みる

西武興産、北の秘密警察の会社に輸出試みる


　北朝鮮向けとみられるショベルカーを経由地の中国に許可なく輸出したとして、熊本・八代市の貿易会社「西武興産」社長・堤広満容疑者（６３）ら２人が２２日に外国為替法違反などの疑いで逮捕された事件で、西武興産が去年、北朝鮮の秘密警察直轄の貿易会社に輸出しようとしていたことがわかった。

　警察への取材で、去年３月、堤容疑者らが大量破壊兵器に転用可能なショベルカーを、中国の北朝鮮系の貿易会社「大連グローバル」を経由して北朝鮮の秘密警察直轄の「シヌン貿易」に輸出しようとしていたことが新たにわかった。その際、経産省が輸出の申請を求めたため、西武興産は１か月後、別の貿易会社の名義を使って、許可を受けずに経由地の中国に不正輸出を行ったとみられている。

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