- 12 時間前
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ライフスタイルトランスクリプション
00:00おやよいこだねんでしな
00:05漫画 日本昔話
00:39夢をたぐればほろほろと
00:44花の心浮かぶ焼き目
00:49人の情けな幸せを
00:59そっと運んだ
01:05かさじそ
01:41昔々ある村にそりゃもう貧乏な男が住んでおりました
01:47この男もともと怠け者というわけではなかったがいくら働いて
01:52もちっとも暮らし向きが楽にならない
01:55それで近頃ではもうすっかり諦めて一日中ボサーっとしてお
02:00りましたそうな
02:04男がどうしてこう貧乏になったかと申しますと
02:08この家には以前からずっと一人の貧乏神が住みついていたの
02:14です
02:22ところで
02:23見るに見かねた村の人たちはこの男に嫁子を世話
02:28してやりました
02:29まあめんこい嫁子で男はもう大喜び
02:36わしがいることも知らんと気の毒な嫁子じゃな
02:41ところがこの嫁子朝は暗いうちから畑に出て実によう働いた
02:50畑から帰ると巻割り水くみそりゃもうコマネズミ
02:54のようにくるくるとよう働いた
02:58男が目を覚ました頃にはご飯の支度もちゃんとできとる
03:05兄さんそろそろご飯ですけん顔でも洗ってきなせ
03:10そりゃもう以前とは何から何まで大違い
03:14その上嫁子は朝晩神棚にお供えをすると
03:19神様今日もよろしゅうに
03:22これには貧乏神も大いに恐縮したが
03:25そこは厚かましい貧乏神のこと
03:28なになにうまそうじゃな
03:31とお供え物をちゃっかりいただいておりました
03:38何しろこう嫁子が働き者では
03:41亭主としてもじっとしてはいられない
03:48もうそろそろ帰らねえか
03:50兄さん先に帰ってくらっせ
03:53わしはもう少し耕していくで
03:56と言われれば男も働かないわけにはいかなかった
04:01とまあそうこうするうちに男もだんだん働くようになる
04:07家の中も前よりかうーんときれいになってきた
04:11そうすれば男も張り合いが出てきて
04:13二人はまあせっせと力を合わせて働くようになりましたが
04:19こうなると困ったのは貧乏神
04:22二人があんまりよく働くので
04:24すっかり居づらくなってしまいました
04:34わしは一体どうすればいいんじゃろうな
04:37貧乏神はすっかりしょげ返ってしまいました
04:40さてそれから何年かの月日がたちました
04:46ある年の暮れのことです
04:48二人は塩じゃけも凍たし少々の餅もついた
04:53さあこれでゆっくりとお正月が迎えられるぞというそんなと
04:58き
05:00何やらどこからか人の鳴き声が聞こえてきます
05:04何じゃろう
05:05何でしょう
05:07天井裏かな
05:10はあ
05:15やっぱ天井裏だ
05:18男はそろそろと天井裏を覗いてみました
05:21と驚いたことに
05:23そこには例の貧乏神がいて
05:26一人大声をあげて泣いているではありませんか
05:35兄さん誰かいたかね
05:37来たねじいさまが一人いるだ
05:41じいさま?
05:42あんた一体誰かね
05:44わしはこの家に昔からいる貧乏神じゃ
05:49貧乏神
05:51貧乏神?
05:52ええ
05:53そうじゃわしは貧乏神じゃよ
05:56それなのにお前ら夫婦があんまりよく働くので
05:59わしはとうとうこの家におられんようになった
06:03男は自分の家の守り神が貧乏神だと聞いて少し
06:07がっかりしましたが
06:08それでも神様は神様なので下に降りてもらっていろいろ
06:13話を聞きました
06:14それによると
06:15今夜福の神が来るので貧乏神は出て行かなければなら
06:21ないというのです
06:23せっかく長いこといてくれたんだでこのままいてくれれば
06:27ええだ
06:28ほうほんとかわしがいるといつまでも金持ちになるんで
06:36そんなことはかまわんな
06:39だともこれからもずっといてくらっせ
06:44これを聞いた貧乏神
06:46長い間神様をやっているがこんな情けのある言葉を聞かさ
06:50れたのは初めて
06:53でも困っただな別の神様が交代で来るから
07:00わけを言って帰ってもらったらどうだべ
07:04貧乏神は相変わらずしょんぼりして何やら考え込
07:09んでいましたが突然
07:10そうだわしに餅を食わせてけれや
07:13餅食ったら福の神が来たって負けはせんけん
07:16それは良いそれは良い方法だってんで
07:192人はさっそく貧乏神のために餅や魚それに酒も
07:24少々用意しました
07:32貧乏神はみるみるうちに出したものをみんな耐えら
07:36れてしまいました
07:41そして酒と餅ですっかり気の大きくなった貧乏神はさ
07:46っそく相撲の稽古を始めます
07:56そのうち夜も更けていよいよ女夜の鐘が鳴り始め
08:02ます
08:03これが神様の交代する合図だったのです
08:09たしかこの家だと聞いたんじゃが
08:13こんな夜更けにどなたですじゃ
08:15福の神じゃよ
08:17福の神?これは大変
08:20いや何?
08:21おはっ!
08:24鍵なんでも鍵とらんで勝手に入ってくらっせ
08:26しからば!
08:29いやお待たせお待たせ福の神さやって参りましただ
08:36はははっ!
08:37えっちらおっちらと神の国からはるばるやってきた福の神でございます
08:47あれ?おめまだこんなとこにうろうろしとるだがや早いと
08:50こ消せんかいや
08:52てやんでここはおらが長年住んどったうちだぞ
08:56げへへへへへへへへそりゃねべこれが神の国の
09:00決まりというもんだべよ
09:02出て行かねきゃ腕づくでも掘り出すぞ
09:04何をやるか?
09:07まあまあまあまあ明日は正月だで
09:09いやいやいやいやこちらへご迷惑はかけませんこんな貧乏神ガリガ
09:13リの痩せ簡単に放り出しますけん
09:15へへへへへへへへへへへへへへ
09:19わしだって餅食ったんだろ?
09:24貧乏神はすごい勢いで福の神へ向かって行きましたが
09:29さすがに福の神は強い
09:32あぶねえだ貧乏神負けるな
09:39そこだぜや
09:41福の神は家の者が自分の方を応援するものとばか
09:48り思っていたので
09:49すっかり戸惑ってしまいました
09:51そのうち貧乏神が危うくなってくると
09:55あぶねえ貧乏神があぶねえわしらも家政するぞ
09:58わしわいわしわいわしわいわしわいわしわい
10:06わしわいわしわいわし
10:13とうとう3人がかりで福の神を押し出してしまいました
10:26わし福の神だよね
10:34くどいようだけどわしが福の神だよね
10:37中におるのが貧乏神だったらどうして
10:48やっぱりやめとくか
11:00貧乏のほうが好きなのかな
11:05福の神はこんな目にあったのは初めてだったので
11:11何度も何度も首をひねりながら
11:14すごすごと帰ってゆきました
11:25本当だ
11:27いやーやった福の神を追っ払ったぞ
11:31よかったね
11:34そして次の日はめでたいお正月
11:38貧乏神も一緒に
11:41わし酔っ払ったの
11:443人で楽しくお正月を祝ったそうです
11:47それからこの家はあまり金持ちにはならなんだが
11:52それでも結構幸せに暮らしたそうです
11:56貧乏神はその後どうしたかって
11:58やっぱりこの家の天井裏にいるのです
12:23昔々
12:25しかし周囲を山で囲まれた小さな貧しい国がありました
12:34その国の城主は老人が60歳になると山に捨ててしま
12:39えというきついおふれを出しました
12:43人々はこの山を奥捨て山と呼びました
12:48その国に一人の年老いた母親とその息子が住んでおりました
12:54でもそのお母さんも今年とうとう60歳を迎えていました
13:00明日はいよいようば捨て山へ行かなければならないという
13:04その前の夜のことです
13:08今夜限りだ
13:09今夜限りでお母さんと
13:14単刀食べ明日は大変じゃでな
13:24お母
13:25何も明日でなくても
13:28うんや
13:29早い方がいい
13:31いつまでも伸ばせば未練が残るで
13:35何の悲しむことなんかあるもんか
13:38私は仏様のもとへ行くんじゃもの
13:44母親は息子を慰めましたが
13:47息子の悲しみは強くなるばかりです
13:51そして最後の夜も更け
13:53慌ただしく次の日の朝がやってきました
14:11息子はお母さんをしょいこに乗せて山へ入って行きました
14:16お母さんの体はすっかり軽く
14:19息子の足取りは重く
14:21一歩一歩険しい山道を登って行きました
14:31山はだんだん深くなり
14:33道はますます細く険しくなって行きます
14:37崖沿いの道を通り
14:39吊り橋を渡って
14:43二人はさらに山奥へと入って行きました
14:48カラスがカーカーと鳴き輪に
14:50息子は一層やりきれない思いです
14:59そのうち
15:00息子は楽しかった昔のことを思い浮かべました
15:04お母さんに甘えて泣いた頃
15:07わんぱくざかりでお母さんを困らせたこと
15:14そんなことが次から次へと
15:16相馬灯のように息子の頭を横切りました
15:28そのうち息子は妙な物音に気がつきました
15:33それはお母さんが木の枝を折っているのです
15:37息子は不審に思ってお母さんに聞きました
15:41おっかあ、木の枝なんぞってどうするんだ
15:44お前はまだこれから山を下って
15:47家へ帰らねばなんめ
15:49道がわからんようになったら困るから
15:52こうして道しるべを作っとるとよ
15:56お母さんはこんな時まで
15:58まだ息子のことを心配してくれているのです
16:06二人はとうとうその場所へ来てしまったのです
16:36お母さんは一人で虫露を持つと
16:39岩の前へ行きました
17:05お母さんは一人で虫露を持つと
17:09息のくれないうちに早よお帰り
17:12今夜あたりは初雪が降るかもしれんで
17:16お母さんはそう言って
17:18息子の肩を押しやりました
17:22息子はもう後ろを振り返ったりしませんでした
17:25ただ元来た道をふらふらと
17:28息子は帰って行きました
17:31思い出されるのは今置いてきた
17:33お母さんのことばかりです
17:44もう歩く気力もない
17:46お母さんのいなくなったうちへ
17:49一人で帰ったところで何になるだろう
17:52倒れた息子は起き上がる気もなく
17:55じっとしていました
17:57どのくらい時間がたったでしょうか
17:59ああ雪
18:08寒いだろうな
18:11そう思うと息子はたまらなくなりました
18:16お母さんはむしろに座り
18:23両手を合わせて一心に何かを拝んでいました
18:28このまま雪にうずもれて死んでいこうとしていたのです
18:32その時
18:32おっかー
18:37どうしたお前
18:38おっかーうちさあ消えるんだ
18:41そんなことしたら音がめが
18:44いいんだどんなことがあってもかまやしないんだ
18:47息子は心の中で何度もそう叫びました
18:51お母さんを連れて帰ったらどうなるか
18:54ただもう暗い山道を雪の降る坂道を走りに走って
19:06それからの二人は
19:08もちろんお母さんを連れ帰ったことを
19:11誰にも言うことはできません
19:13息子はいろいろ考えた挙句
19:16床の下に穴を掘って
19:18お母さんをそこに住まわせることにしました
19:23おっかーつらいだろうな
19:25辛抱してくれろ
19:31こうして息子は昼間は何食わぬ顔で
19:34畑を一人で耕しておりました
19:38ところがある日
19:40その国に大変な騒動が持ち上がったのです
19:45隣の国の殿様がこの国の城主に
19:49無理難題を吹っかけてきたのです
19:53灰で縄を鳴ってみよ
19:55もしできなければ即刻お前の領土を取り壊すぞ
20:01灰で縄を鳴うこんな難しいことはありません
20:09どうしたんじゃ顔色がすぐれんが
20:13おっかー戦が始まるかもしれね
20:17息子はお母さんにおふれのことを話して聞かせました
20:22そんなことならわけはない
20:24固い縄をなって塩水につけて
20:28よく乾かして戸板の上でそっくり燃やせばええん
20:32じゃ
20:34なるほどそうすればそっくり灰でなった縄が出来上がりました
20:40城主様は国を救ったあっぱれなやつと
20:43たくさんのご褒美をくださいました
20:51おっかーこげに褒美をもらっただ
20:55ところがそれからしばらくすると
20:57またまた難しい問題をふっかけてきたのです
21:00今度は七節曲がった小さい竹の中に
21:05一本の糸を通してみよ
21:10再びお母さんに相談すると
21:14片方の口に砂糖を塗りつけて
21:17もう片方の口から糸さあいわえた
21:21アリンコを入れてやればええんだ
21:24アリンコは砂糖さあ欲しがって
21:27あなあくぐるだで糸が通る理屈よ
21:32息子はまたまた大層なご褒美をいただきました
21:37ところがまたまた隣の殿様は難題を出してきます
21:42歌ぬ太鼓の鳴る太鼓を作ってこい
21:46太鼓の中にクマンバチをいっぱいいれていくとええ
21:51クマンバチが暴れて歌んでも太鼓が鳴るわさ
21:55上手様は大層喜びましたが
21:59ふと不審そうに聞きました
22:02これはお前一人で考えたことか
22:09息子は恐る恐る全てのことを上手様に話しました
22:16なるほど年寄りの考えることはさすがじゃ
22:20年寄りの知恵がなかったらこの国は滅ぼされているところだ
22:25った
22:26深く反省した上手様はそれ以後
22:29老人を山へ捨てるという習慣をすっかりやめさせ
22:33たそうです
22:34そしてそれ以後この国では隣の殿様から
22:38無理難題を吹きかけられることもなく
22:42あの高校息子とお母さんはいつまでも幸せに暮らしたということ
22:48です
23:04くまのこみていたかくれんぼ
23:08おしりをだいしたこいっとうしょ
23:12ゆうやけこやけでまたあした
23:16また明日
23:20いいないいな
23:24人間でいいな
23:28おいしいおやつにご飯
23:31子供の帰りを待ってるだろうな
23:36僕も帰ろう
23:38お家へ帰ろう
23:40全然でんぐりがいてバイバイバイ
23:45いいないいな
23:48いいないいな
23:50人間でいいな
23:52みんなで仲良くぼちゃぼちゃお風呂
23:56あったかい布団で眠るんだろうな
24:00僕も帰ろう
24:02お家へ帰ろう
24:04全然でんぐりがいてバイバイバイ
24:08ご視聴ありがとうございました
24:11ご視聴ありがとうございました
24:14ご視聴ありがとうございました
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