Ｄｅａｒにっぽん 虐待の“過去” 向き合った先に ～広島・福山～

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00:00親が包丁を自分の首に向けるみたいな、常に覚えてる記憶。

00:14かつて親から虐待を受けた若者。

00:18二十歳を超えた今も社会生活を思うように送れずにいます。

00:28そうした若者に寄り添う人がいます。

00:44前に進むには虐待の過去と向き合う必要がある。

00:56それが大切にしている思いです。

01:02一番根元の部分で、多分どの子も心に何か解きほぐせてない何かがあるので、解消されていって、彼らがありのまま生きられるようになっていけたらいい。

01:18ところが。

01:20若者は過去と向き合い、前に進むことができるのでしょうか。

01:26若者は過去と向き合い、前に進むことができるのでしょうか。

01:38日本各地の今を生きる人たちを見つめる。

01:44リア日本。

01:56舞台は広島県福山市で虐待を受けた若者などを支援する。

02:08力を入れているのは居場所づくり。

02:26この日は事業所でお弁当を作り通ってくる若者たちと一緒にお昼を過ごしました。

02:50利用者の多くは18歳以上。就職などで壁に直面しやすい世代ですが、長年サポートの不足が指摘され、国も去年支援を拡充しました。

03:062年前から支援員を務める宮田幸男さんです。

03:12職場の人間関係に悩む女性たちの相談に乗っていました。

03:18自分があんたが悪いんちゃうって言われて。

03:22甘いな。

03:24甘うよね。親が育ったけどね。

03:26機嫌とか見ちゃう。

03:28環境の中で生きていくために必要だったから身についた術よね。

03:34いつの間にか身についていた術よね。

03:38人が怖いとか、人を信じきることができないとか、なかなか社会の中で人と簡単にはつながっていくことが難しいのかなと。

04:00ここで集ってみんなで過ごしている時間くらいはそういったことを忘れて楽しく過ごしてもらいたいなという思いがあって。

04:14宮田さんが気にかけている若者がいますいや朝じゃないけど起きとった?

04:30はるとさん、22歳。仕事についても長続きせず、生活に困っていました。

04:42宮田さんは生活保護につなげるため手続きを進めることにしました。

05:10父さん、お母さんとついて一緒に役所に行ったりとか電気代払ったりとかすることがあるように、そういったことを一緒にやっていきながら覚えていけたらいいね。

05:24支援するとこだよっていうのがあるんだなっていうだけでも、ちょっと安心はありますね。

05:38はるとさんは小学生の時に母親から虐待を受けました。

05:45押し入れの中に4時間とか閉じ込められて、親が包丁も自分も首に向けるみたいなっていうのが一番記憶としては残ってますね。

06:0418歳まで児童養護施設で暮らしその後就職。しかし人間関係がうまく気付けずすぐに辞めてしまいました。

06:24壁にぶつかった時、いつも考えることがあります。

06:31親がこんなのをしてるんだったら、こうなったらよかったなとか。

06:38僕のともどこにも環境がいかんなみたいな。

06:43もう、嬉しいですね。

06:50いや、ね、どんなにふうに回されるかって感じですね。

06:55アルトさんのように虐待を受けた子どもは、大人になっても心の傷が癒えず、社会生活に支障をきたすことが少なくありません。

07:14社会の中で孤立しやすく、一人でいろんなものを背負いやすく生きているなと。

07:23過去のトラウマみたいなものから人と関係性を気づきにくくなっていってしまってたりとか。

07:31ずっと失敗体験を積み重ねてしまうだけだと思うんですよね。

07:39この日、宮田さんは、ハルトさんを小学生の時に一時保護された児童相談所に連れて行くことにしました。

07:58当時何があったのか、自らの過去を知る必要があると考えたのです。

08:10向き合った方がいい、ちょっと得意ほぐしていった方がいいものがあるよねっていう。

08:22過去は変わらないけど、その子の中でこう、ちょっと何がしかの整理がつく。

08:31ここ来たもんな、俺。覚えてるの。あそこに座ってた。

08:41こっちにも座ってます。

08:43ハルトさんを担当した職員が対応してくれました。

08:55ハルトさんを担当した職員が対応してくれました。

09:07お母さんがもう無理ってなった。

09:12DVもあったのかな。

09:16お父さんからお母さんへの暴力とか。

09:19関わるのが、小さい頃はしんどいっていう気持ちもあって、甘えてくるのが受け止められなかったりとかいうことがあった。

09:40ハルトさんは、自分を虐待した母親がDVの被害に遭っていたことを初めて知りました。

09:53話し合いが終わったあとのことでした。

09:59タルトさんはお母さんにほらの中。

10:20はい、ちょっと逃げたよね。ごめん、追いかけてきて。

10:25Right.

10:31I can't wait for my car.

10:55I was like, I'm not going to be a bit difficult.

11:07I was like, I'm not going to be a bit difficult.

11:17I've said something like that.

11:24I'm sorry.

11:28I've had a lot of things like that.

11:33But I feel like I've never had enough of a lot of things to do.

11:40I don't know how to do it, but I don't know how to do it.

11:47My mother's feelings, I think,

11:52I'm going to show you how to do it.

11:57Can you sit down for me?

12:15After that, Haruto is called to call me a宮田.

12:20Well...

12:22始めたのは、面接の練習です。

12:31Harutoさんは、以前経験したことのある介護の仕事に再び就きたいと考えていました。

12:41どんなお仕事をされるのか聞いてもいいですか?

12:47食事解除から、排泄解除、就寝解除など、おじいちゃん、おばあちゃんのご利用者の生活の支援方法をお手伝いさせていただいておりました。

13:06話せる内容はいっぱい持ってるけど、それが端的にまとまって相手に伝わるようにしゃべらないといった案件。

13:15まあでもようここまで来たなって感じだね。

13:19過去と向き合うことを大切にしている宮田さん。そこには自身の経験があります。

13:39宮田さんも小学生のころ、親から虐待を受けていました。

13:47食事の用意をされず、時には手をあげられることもあったといいます。

13:53死ぬということがすごくキラキラしたものに見えて、体育館にみんなが一堂に返すという日にわざわざ学校に薬を大量に持ってって、学校で飲んで、学校で倒れたっていう。

14:1516歳で児童養護施設を出ましたが、社会で壁に直面するたびにその責任を親に求めてきたといいます。

14:33そうした考えが変わったきっかけは、周囲のサポートで自分の過去と向き合ったことでした。

14:43何でこんなにイライラするんだろうなとか、何で許せないんだろうなとか。

14:53色々が無理ってなって逃げたくなった私が壁にぶち当たるたびに、自分の過去に戻ってくるというか、こういうところが関係しているのかもしれないなっていう営みを何回も何回も繰り返す中で、やっと自分のことも整理されていったかな。

15:18オシャレがなかったら、たぶん私は未だにこう問題に直面する時に逃げる人のまんまだっただろうな。

15:27事業者でハロウィンのイベントが開かれました。

15:47ハロウィンのイベントが開かれました。

15:56ハルトさんは翌日、就職の面接を受けることになっていました。

16:06ところが…。

16:07明日何時から…。

16:13ハルトさんは履歴書を準備していませんでした。

16:22ハルトさんは履歴書を準備していませんでした。

16:31ちょっと僕来ている…。

16:40翌日、ハルトさんは面接に行きませんでした。

16:49翌日、ハルトさんは面接に行きませんでした。

16:58さらに、他の利用者とトラブルを起こしていたことも分かりました。

17:07今ですね。

17:16いかにいかにいけんのか…。

17:25タバコ吸ってもいいですか?

17:26すいません。

17:27ちょっと…。

17:28トラブルさん、見た目以上に落ち込んでいるんですよ。

17:32教えて…。

17:33自分の力不足だったのかなとかも考えるし…。

17:42一生懸命…。

17:47私たちのことを思っているようだけじゃ、やっぱり…。

17:52どうにもならない部分ですよね。

17:57いやぁ…。

18:00分かってたから勉強してたんだけどなぁ、結構。

18:05結構勉強してたんだけどなぁ、追いつかなかったなぁ。

18:11春人さんに自主性を持ってもらいたいと宮田さんは少し距離を取ることにしました。

18:25一方の春人さんは…。

18:30面接の時はもういつも言ってくれるしなぁ、みたいな…。

18:36当たり前でないってことなった、そんな感じの感覚で撮ってた。

18:41いやぁ…。

18:43中高の専門の場合は結構あるんですよ。

18:46ええなんかのめっちゃ難しいっすね、自分。

18:52二週間後、春人さんは幼少期を過ごした街を訪れていました。

19:05今日は親に会って外食をする予定ですね。

19:18自分の今とこれからを見た時にどうしてもそこはあるけど、こう進まんと。

19:33宮田さんの後押しで決意した母親との対話。

19:50この場に宮田さんはあえて同席しませんでした。

19:57宮田さんはあえてない。

20:03写真を見てたらさ、あのー。

20:05あなたの中学生までの写真が出てきた。

20:09いっぱい。

20:10卒業したい。

20:12マジ見してたよ、ちょっと、そんな見てないって。

20:13頂戴?

20:19おーーーい、懐かしい!

20:21うわぁ、なんか前にグッド!

20:24母親はハルトさんを児童養護施設に預けた当時の思いを話し始めました。

20:37自分の手で育てられるのがやっぱり一番良かったのかもわからないけど、自分がこんな感じだから育てるのがちょっと困難だったのかも。

21:00ずっとそこに預けてよとは思ってなくて、また一緒に連らせたらいいなと思いはあります。

21:19自分が一緒に過ごしたいなと思いはあります。

21:34くらしたいなと思いますって聞こえた。

22:08子供を一回も交わしたことがないんで、グッと来た感じですね。

22:17今回の親との関係みたいな感じでより知ることもできたのも宮田さんのおかげ。

22:34自分の本当のしないといけない。

22:37あそこは自分が一番しとる気なんで。

22:43こっからっすねー。

22:55明日の景色が変わってるけど。

23:02おはよう。またこのゲームしよう。

23:07お母さんとかに会いに行ったのがどんな感じだったの?どうやって?

23:12いろいろいろするのかはできた。できたし。

23:25知るの大事だよねみたいな。

23:29頑張らんとなーとかはおもちゃあるんですけど。

23:33いやいやむずいな。

23:35まあそう簡単にね、割り切れるもんではないよね。

23:39なんか知っとかなきゃいけないことを、あのー。

23:44自分の手で取り戻していった感じだし。

23:51頑張ってるね。

23:54多分ね。

23:56目がこぼれても。

24:01時は運ぶよ。

24:05ホール、そこが届くね、今。

24:08ああ、すごい。

24:11結果って、5年後、10年後とかにもしかしたら見えるものかもしれないなーって。

24:19本人たちよりも楽しみでいるしかないかなー。

24:24彼らの未来を。

24:26ほら見くれ。

24:45次回のディアニッポンは北海道の建設会社が走らせる人生を一緒に戦い抜く相棒。

24:58会場 nord海道の建設会社のコーチ、

25:03日本空の建設会社が平成。

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25:09それから何!!

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