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  • 2 days ago
Transcript
00:00マーサズ・ビニヤード島へようこそ。ここがあの映画のロケ地です。
00:14真似は見えませんが。
00:17架空の死がアミティ島を舞台にした1975年公開のジョーズは世界の映画界を揺り動かしました。恐ろしい歯と不気味な背びれそしてあの音楽ジョーズのテーマ曲ね。
00:40映画の海水浴シーンはヒッチコップの作品最古のシャワーシーンのように私たちの根源的な不安をかきたて見るものを底知れぬ恐怖に落とします。
00:55海はもう楽しいだけの場所ではなくなったのです。
01:0220代後半の青年監督が手がけたこの映画は工業収入の記録を塗り替えるとともにシリーズ化や関連商品の展開など映画の新しいビジネスモデルを切り開く作品となったのです。
01:23ジョーズ以降ハリウッドでは毎年夏に巨額の予算を投じた作品を大々的に公開することが恒例となりました。
01:42ヒットするなんてびっくりみんながダメだと思っていた。
01:47天候は不純、苛立つ出演者、動かない機械仕掛けのサメ、スタッフの不満も限界でした。
01:58撮影は危うく頓挫しかけました。
02:02しかし一大傑作になりました。
02:07いくつもの偶然が凡庸だった作品を変貌させる奇跡を起こしたのです。
02:13映画公開から50年経った今も、トークショー番組ではコンビを組む作曲家ジョン・ウィリアムズが、あの異彩を放つ音楽をどうやって思いついたのか。
02:33映画公開から50年経った今も、トークショー番組ではコンビを組む作曲家ジョン・ウィリアムズが、あの異彩を放つ音楽をどうやって思いついたのかが話題に上ります。
02:47装飾をそぎ落とした旋律は、それまで彼が手がけた公共楽的なサウンドとは全く違っていました。
02:55実は、監督のスピルバーグは、海賊の活劇映画のような音楽を考えていて、2つの音だけのメロディーは全く予想していなかったといいます。
03:06ジョン・ウィリアムズが私の家でのピアノを聴きました。
03:10ジョン・ウィリアムズを聴きました。
03:14私は笑顔を始めました。
03:16生き物が生きています。
03:20この低い音の反復から始まる予告編。
03:24深みから競り上がり、観客の腹綿を足掴みにするような音です。
03:29姿なき恐怖、迫りくる脅威を感じます。
03:35そして、結末が悲劇的なものになることを悟るのです。
03:42覚えているのは、小さな部屋であまり大きくないスクリーンで映画を見たこと。
03:51すごく怖かった。
03:53そのすぐ後、夢を見た。
03:57サメが自分のベッドの周りを泳ぎ回っているんだ。
04:02サメが自分のベッドの周りを泳ぎ回っているんだ。
04:08サメが自分のベッドの周りを泳ぎ回っているんだ。
04:14あの音楽がよみがえって、プールが怖くなった。
04:29ジョーズは、私たちを恐怖のどん底に突き落とすとともに、ハリウッドを根本から変えました。
04:41ほとんど偶然でしたが、これまで開拓されていなかった市場の扉を開いたのです。
04:48ティーンエイジャーたちがジョーズを見に行き、そしてもう一度見に行き、さらにまた見に行ったんだ。
04:54何度も映画館に足を運ぶことが一つの流行になった。
04:59ちょうどこの映画が公開される頃から、多くのスクリーンを持つシネマコンプレックスが登場してきたんだ。
05:08需要に応えて、同じ作品を5つのスクリーンで同時上映する、なんてことができるようになってきた。
05:181975年の夏。予期せぬ大ヒットとなったジョーズ。
05:28毎年夏を目指して大きな予算をつぎ込んだ映画を制作し、公開することが恒例となりました。
05:35夏の大規模公開が重要だとみなが考えるようになり、映画会社の間でどこが何の作品をいつ公開するか駆け引きも始まった。
05:45ここはジョーズの舞台、アミティ島のシーンが撮影された島、マーサズ・ヴィンヤードです。
05:51ここはジョーズの舞台、アミティ島のシーンが撮影された島、マーサズ・ヴィンヤードです。
06:03原作は私の亡き夫、ピーター・ベンチリーが書いたこの本です。
06:08映画の原作となった小説、ジョーズは20世紀最大のベストセラーの一つになっています。
06:23夫のピーターはジョンソン大統領のスピーチライターをしていて、ジョンソンが再選に出馬しないと決めた時、フリーライターに転校することにしました。
06:33でも子供が2人いて、フリーライターだけでは生活が大変で、小説を書こうと考えました。
06:40アイディアは2つ。
06:42海賊の話とホホジロザメの話で、私は彼にどっちも面白くなさそうと言ったんです。
06:55でも幸いなことに彼は私の言うことを聞かずに本を書き上げました。
07:00小説のヒントはイプセンの戯曲、民衆の敵でした。
07:07地域の環境汚染の危険を訴えて孤立してしまう医師の話です。
07:12ベンチリーは汚染問題をリゾート地に現れた童貌なサメに置き換えて物語を展開し、
07:18人々の心を強く掴む小説を書き上げました。
07:23何を書いてあなたの読むかもしれません?
07:25それは私の興味も言いません。
07:27私は彼の子の子を学んだ時、私は幻想に生きてた時、
07:32私はあなたの子を教えていた時、
07:34四,500-pound大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人の大人は、
07:37私はあなたの子を聞きました。
07:39私はあなたに、
07:40私はどなたの子の子を見ていたら、
07:41私は一人の大人の大人の大人に来たがんので、
07:42なくていないし、
07:43何かにお予想させるの大人の大人の大人、
07:44How would people react to a definite threat to their survival?
08:14Realism to幻想、現実と神話の境界を彷徨う中で緊張が高まっていきます
08:44New York and Los Angeles at the same time
08:46And we came to the same affirmative opinion
08:49This was long before publication, Jim
08:51And what attracted you about the book as a film property?
08:55Just like a super movie idea
08:57Had it never been published as a book
08:59I think we would have bought it
09:00I think we would have bought it on the first chapter alone
09:03Action
09:03Are you ready?
09:05Okay, action
09:06その頃、スピルバーグは27歳でした
09:11最初の劇場用作品、賊、激突、カージャックは公開待ち
09:17次の未知との遭遇はまだ企画を練る段階で
09:22いわば作品と作品の谷間にいました
09:25彼は1969年から映画大手のユニバーサルに属していましたが
09:33この時は暇を持て余していました
09:36一説によれば、スピルバーグはプロデューサーのオフィスで
09:42たまたま小説、上手の原稿を見つけ
09:45これは自分にふさわしいと直感しました
09:48タイトルは4文字ですっきりしていて
09:51数年前に監督した暴走トラックのテレビ映画と似ていました
09:55テレビ映画激突に出てくるトラックも
10:06上手のサメも何を考えているかわからない
10:10だから恐ろしいという共通点がある
10:13あのトラックが生き物のように思えてきてね
10:22トラックを見つけようとする
10:24このようなアイトルは
10:26サルのアイトルは
10:27アイネスではありません
10:27このようなアイトルは
10:28イエラーに起こったら
10:30恐ろしい恐れに
10:3125フォトキャラブザイク
10:32バーグは
10:34フォビアフォビアオフィスでは
10:37People感言いちが
10:37その時代遊ばないように
10:39ユニバーすと
10:40アイネスでは下 水準を雑用し
10:41または身体を知り
10:43しないような
10:44腹につけて
10:45そこで
10:46なんていい
10:47そうです
10:47こういった
10:48フィンが
10:49それは
10:49恐れを
10:50お前らの
10:51I'm not knowing what's below the waistline.
10:56But in the middle of his feet, he has a huge巨大
11:01Sifirama Sameは自身の大衆映画好みの面と同世代の監督たちの間で流行していたリアリズムを結びつける機会となりました
11:10その様子を見ていたのが同じ映画作家のマシュー・ロビンスです
11:31it's been there ever since ever since all these years all these years fading away just like the rest of us right his teeth are a little
11:40scarier than the teeth on the shark right i knew it was going to be a hit movie you were right
11:45you were right okay
11:471970年代初頭大手が支配するアメリカの映画産業は停滞していました
11:58そうした中でフランシス・フォード・コッポラを中心とした若い世代はより個人的でより自由な映画を積極的に作ります
12:08彼らの作品はニューハリウッドと呼ばれました
12:14あの頃大手スタジオの現場には疲労感が漂っていた
12:18私たちも映画作りはしていたが既存の映画業界というのは全くの別世界で別の世代が動かしていた
12:26今は違うだろうがあの時私たちはそうした既存の業界に入って認められたいなんて全く思わなかった
12:33ただ彼らの中でスピルバーグは特別な立ち位置にいました
12:39大手の映画会社に雇われ既存の業界の中で映画を作っていたからです
12:45彼は子供の頃大手スタジオの映画に憧れその気持ちを素直に持ち続けていたと思う
12:53UCLAの映画コースなどで芽生えていたインディペンデント的な思考は彼にはなかった
12:59私たちも何とか車は持っていたがせいぜいフォルクスワーゲン
13:08でもスティーブンはメルセデスベンツに乗っていた
13:11小さかったけれどベンツはベンツだ
13:15みんなあの車おじさんから借りたんじゃないかとか話していたが
13:20それは彼が所有する車だったのさ
13:22ベンツを運転する若き映画監督は
13:28ハリウッドの内側から革命を起こす力を持っていました
13:32ジョーズは商業的に大成功を収めると同時に
13:37強烈なインディペンデント的思考と
13:39ドキュメンタリーのようなリアリズムを秘めた作品だったのです
13:43人々を驚かせたスピルバーグの最初の一手は
13:57ハリウッドのスターシステムとは無縁の俳優たちの起用でした
14:01地元の警察署長を演じたのは
14:05フレンチコネクションで注目されたロイ・シャイダーです
14:08そしてジョージ・ルーカスのアメリカングラフィティで
14:16主演を務めたリチャード・ドレイファスが
14:19所長を助けにやってくるマニアックな科学者を演じました
14:23どちらも映画好きにはおなじみの顔でした
14:27物語にさらなるスパイスを加えるために
14:32サメハンターのクイント役に
14:34イギリス人俳優で劇作家のロバート・ショウを起用
14:38彼が登場すると
14:40この小さな街の空気が一気に張り詰めます
14:44父はこの仕事に乗り気じゃなかった
14:52ダサくだと思っていた
14:54でも母がロケ地のマーサス・ビニヤードに
14:58行きたがっていて説得されたんだ
15:00注目を集めたのがロレイン・ゲイリーの起用
15:08スピルバーグは自分が所属する映画会社の
15:12社長の妻でもある彼女に
15:14警察署長ブロディの妻の役をオファーしたのです
15:18彼女の優しく包容力のある演技は
15:22夫のブロディ署長の内面の苦悩や葛藤を際立たせました
15:26スティーブンはケイジ・コジャックの
15:43パイロット番組に出た私を見て気に入ったの
15:46私はニューヨーク生まれで
15:48役の設定と同じだったしね
15:51夫が会社の社長だから私に役が来た
16:04そんな疑いがずっとあったのは知ってるし
16:06それが勘に触ったのも確か
16:09でもキャスティングは見事だった
16:11私も含めてね
16:13確かにブルースが真の主役でした
16:36当時のスピルバーグは
16:3750年後にブルースがアカデミー映画博物館に
16:41展示されるとは思ってもいなかったでしょう
16:44でも大衆文化のアイコンとなる怪物を作ろうという
16:49野心はありました
16:50この怪物を作る役目を負ったのが
17:00デザイナーのジョー・アルブスです
17:02最初の課題は
17:04恐怖のサメの適切なサイズを決めることでした
17:07サメが初めて姿を現す場面だ
17:17悪夢のような怪物は
17:22最初の遭遇で
17:24ブロディー所長にその力を見せつけます
17:32これがサメに食われる少年だ
17:34原作ではサメは子供を襲うときに
17:37漁師や他のものも飲み込むんだが
17:39それはカットすることにした
17:41まず原作の通りに描いてみてね
17:45サメが現れて人を食う
17:47やはりこれはやりすぎだろうと気づいたんだ
17:51そこで原作やこれらの絵から離れることにした
17:56そして正確に表現するために
17:59ポホジロザメのことを徹底的に調べ始めたんだ
18:02サメが9メートルもあったらただのB級映画よ
18:09観客を本気で怖がらせるにはサメを実物より少しだけ大きくする
18:17大きすぎてはダメだとスピルバーグは分かっていった
18:201950年代から60年代のB級映画に繰り返し登場した
18:30海の怪物は悲鳴よりもむしろ失笑を誘いました
18:34巨大ガニやパーティーに乱入する半魚人
18:39そして触手だらけのタコの怪物
18:42スピルバーグはガラス繊維を使った模型の設計を依頼しました
18:53基本となるサメは3体あった
18:58画面を左から右へ動くものと右から左へ動くもの
19:02これらはボートで引っ張った
19:05そしてよりアップで撮るためのサメは台座に乗せた
19:09複雑なのが分かるだろう
19:11ケーブルだらけだ
19:12電気の通ったケーブルがいつ海水に触れるか分からない
19:17それは怖いさ
19:18チームは特殊効果の天才と言われた
19:24ロバート・マッティーの参加を求めます
19:27マッティーはカーク・ダグラス主演の海底2万マイルで
19:31巨大なタコをデザインし
19:33アカデミー賞を受賞していました
19:35ロバートはすでに引退していた
19:38私たちよりもずっと年上で
19:4060代だったけど
19:42会ってみたらとても前向きで
19:44これもできる
19:45あれもできるという感じだった
19:47それで一緒に作り始めたのが
19:5010月の終わり頃だった
19:512月に原作本が出版され
19:54大きな成功を収めると
19:56会社側が2ヶ月後に
19:58この映画の制作を始めると言い出した
20:00本気か
20:02サメの制作に1年半は必要だ
20:05と言っても
20:06本の人気があるうちに始めるべきだと
20:09サメは間に合わないと言ったが
20:11重役たちは聞かなかった
20:14機械仕掛けのサメも
20:19脚本も未完成なのに
20:21撮影開始が決まります
20:23スピルバーグと200人のロケ隊は
20:28東海岸へ飛び
20:29ボストンの南東
20:31およそ120キロの保養地の島
20:34マーサズ・ビンヤードに到着しました
20:36スピルバーグは
20:39この島が
20:40映画にとって理想的な撮影場所だと
20:43確信していました
20:44彼らは私たちの島
21:01マーサズ・ビンヤードが
21:02映画の中のアミティ島のイメージと
21:05ぴったり合うと考えたのだと思う
21:07この街の経済も
21:09夏に訪れるリゾート客の数に左右される
21:13そこで撮影するのも
21:16リアリティがあると感じたんじゃないかな
21:18穏やかな街だからこそ
21:21巨大ザメが襲う舞台として
21:24絶好の場所だと思ったんだろうね
21:26手入れの行き届いた芝生
21:30可愛らしい白いフェンス
21:33独立記念日のブラスバンドや
21:35懐かしい商店街
21:37この島には
21:38人々がまだ理想を信じることができた
21:41古き良き時代の景色が残っていました
21:44当時まだ子供だったライパーですが
21:53映画の中で自分たちの島が
21:56いわば登場人物のような
21:58キャラクターを持った存在として
22:00描かれていることに
22:01満足しているようです
22:03それまで島の誰も見たことのない光景だった
22:08人の数
22:09トラックの数
22:11クルーが持ってきたものの多さに
22:14みんな仰天したよ
22:15どこかの国から
22:18攻め入られたみたいだった
22:19ビーチや砂丘沿いの
22:22道の両側に
22:23突然撮影用の車両が
22:25ずらりと並んだんだ
22:27それに
22:30まだ夏の観光客が来ていない時期に
22:33ロケ隊はレストランで食事をし
22:35バーで飲み
22:36ホテルに宿泊してくれた
22:38これはいいとなったんだね
22:40そしてだんだんと
22:42ただかっこいい
22:43すごいという関係から
22:45良くも悪くも
22:46実質的で
22:47濃い関係ができていったんだ
22:48しかし程なく
22:59スピルバーグたちの上に
23:01嵐の海のように
23:02様々なトラブルが降り注ぎます
23:04天候は最悪
23:06水は凍えるほど冷たく
23:08強い潮流が
23:09カメラの動きを
23:10度々妨げました
23:11そしてスピルバーグが
23:20広大な海の神秘と
23:22人間の儚さを
23:23退避するため
23:24主人公たちが乗った船が
23:27水平線に向かう映像を
23:29大きな画角で撮ると
23:30決めたため
23:31事態はさらに悪化しました
23:33スティーブンは画面の中に
23:38他の船を一切映したくなかった
23:40主人公たちを海の上に
23:42ポツンと置きたかったんだ
23:44でも冬は良かったが
23:465月6月になると
23:48周りから船がドッとやってくる
23:50ワンカットを撮るための
23:51待ち時間が長くなり
23:53撮影時間がどんどん伸びていった
23:56現場では
23:59みんなが苛立ちを
24:01募らせていきました
24:02若い監督が
24:04物事をきちんと
24:05掌握できていないように
24:06見えたのです
24:07俳優たちは皮肉を言ったり
24:10不機嫌になったり
24:11地元のテレビ局に対して
24:13不満を訴えるほどでした
24:15かつてないほど落ち込んだ
24:36リチャード・ドレイファスは
24:38今にも逃げ出しそうに
24:39少しずつしかし確実に若き船長スピルバーグの周囲には不穏な気配が漂い始めていきました
24:59スピルバーグはまだ28歳で
25:03現場で一番若かった
25:05こわもてのベテランスタッフたちに
25:08自分を認めさせ
25:10協力を得るのに
25:11とても苦労していたね
25:13しかしそれは
25:15次に待ち構えていたことに比べれば
25:18些細な問題でした
25:19�ターンだか
25:20あれは
25:21何かか難しいのは
25:22限りに
25:22上維送気のモデルだった
25:24孫一族 leuke曲になった
25:28食事が
25:30素晴れた
25:31みんな California
25:33最初に
25:35武器 делаが
25:37降っている
25:38水潰させた
25:39灰らし
25:41沙適訪れた
25:42水潰させた
25:43一番
25:45今日が
25:46And then that got quiet. Then there was one last belch of bubbles. And that was the last we saw the shark for about three weeks. That was it was gone. It was over.
26:00まさに大惨事だった。修理をしようとすると、海水が電子装置の中に入り込んでしまったことが分かった。真っ青になったね。
26:10映画の主役だったサメが壊れてしまい撮影全体が沈没の危機にありました自信満々だったスピルバーグも不安を認めざるをえなくなっていました
26:27島の住民も彼らは本当にロケを終えて帰ることができるのか?街中や海岸にあふれたトラックは撤収できるのか?と言い始めた
26:48あの頃、ハリウッドの関係者が集まるパーティーに行ったら、みんなジョーズのロケのことを話して笑っていた
26:59聞いたか?ああ、ひどいなとか。あいつら機械のサメに食われるな。サメの歯で映画そのものをズタズタにされるとかね
27:09ハリウッドのユニバーサル本社では、ジョーズの撮影中止の決定はもう時間の問題だと見られていました
27:20すでに予算オーバーで、スピルバーグは首寸前だった。重役たちは現地で状況を確認し、ダメだと判断したら直ちに撤収させるつもりだった
27:31ハリウッド周辺の湖ででも、残りを撮影し、とにかく公開して、金を回収しようとしてたんだ
27:39重役たちの次に、社長のシャインバーグが現地で状況を確認することになりました
27:48それが影響したかは分からないが、社長の妻ロレインが出演していて撮影を続けたいと思っていたのは確かだ
27:57シャインバーグは、大方の予想を裏切る決断をします
28:02それは、その後の映画の歴史を変えるものとなりました
28:07彼は、ジョーズの予算を積み増し、スピルバーグの才能に賭けたのです
28:13私はずっと大丈夫だと思っていた
28:18そもそもスティーブンを見出したのはシドで、彼の大のお気に入りだった
28:23二人ともイニシャルがSSで、カリフォルニア出身でもニューヨーク出身でもなく
28:28共にユダヤ人でしょ?馬があったのよ
28:31そしてシドは、スティーブンにとって兄のような、父親のような存在になったの
28:36もちろん主役はサメだ
28:42でもサメが足を引っ張っていた
28:45映画が作れなくなる
28:48これが、ジョーズの撮影が成功の物語へと変わった瞬間でした
28:58私はアレクサンドル・アジャー、映画監督でジョーズの大ファン
29:07あらゆる世代の映画ファンを引きつけてやまない
29:10スティーブン・スピルバーグの歩みは、ここから始まったのです
29:14どんな逆境もアイデアや天才的なひらめきへと変えてしまうスピルバーグは私にとって本当に大きなお手本なんだ
29:25サメを使えないと腹を決めたことで流れが変わります
29:34スピルバーグは作品の徹底的な見直しを行い
29:39これを歴史に残る恐怖映画の傑作にしていったのです
29:43スティーブンも私も1950年代のSFAが
29:48It came from outer spaceを覚えていた
29:52非常によくできたサスペンスホラーでね
29:55敵の姿が見えなくてそれで恐怖心が高まるんだ
29:59上手でスピルバーグは冒頭から3分の2のところまでサメの姿を見せません
30:09それが観客の想像力を大きくかき立てました
30:13この映画のオープニングシーンがホラー映画の伝道入りと言われるのは
30:30まさに何も映していないからなのです
30:33美しい女性スイマーが画面から姿を消し
30:37カメラはただ水面を映し続けます
30:43監督のもう一つの巧みな手法は
30:49観客が共感できるキャラクターをじっくりと描いたことでした
30:53主人公の一家の何気ないやりとりを見ることで
31:00私たちは彼らを人間味あふれる存在として感じるのです
31:13どうしてジョーズがこれほど長く愛され今も色褪せないのか
31:42それは観客が十分に登場人物に感情移入してから
31:47その人物を危機にさらすからだ
31:50ヒッチコックのサイコと同じ
31:51ヒッチコックはまさに名人で
31:54冒頭からある女性の境遇を観客に突きつける
31:58犯罪を犯し罪悪感に苦しむ女性だ
32:02つい彼女に同情してしまった次の瞬間
32:05彼女は裸のままナイフで襲われる
32:08スピルバーグはヒッチコック映画のファンで
32:17その影響を受けていました
32:18敬愛するヒッチコックの影は
32:22ジョーズの迫力のある場面の数々に見て取れます
32:25鳥と同じくサメは罪のないものを狙い
32:32子供たちを襲います
32:33そしてブロディ所長が海水浴客を不安げに見つめる
32:42ビーチでの長いシーンは
32:44ヒッチコック流サスペンスをまさに体現していました
33:03サメがついに少年を襲った時
33:11スピルバーグはヒッチコックが考案した撮影技術を使って
33:16ブロディの顔を映します
33:18彼の無力感と絶望を表現したのです
33:24彼はこのヒッチコックへの
33:54オマージュで現代に生きる古典派としての一面を示しました
34:00ですがスピルバーグは彼らしさを付け加えることも忘れませんでした
34:05緊張が高まった瞬間に
34:07子供じみた素朴なユーモアが顔を出します
34:11地元のいたずらっ子たちが偽物のヒレをつけて
34:14悪趣味な冗談を仕掛けるのです
34:1650年経った今も
34:29ジョーズのサメブルースに私たちが引きつけられるのは
34:32この映画に
34:341970年代のアメリカや
34:37現代社会への暗黙の批判があるからです
34:40あるジャーナリストがフィデル・カストロと話をした時の面白い話があるの
34:46カストロはジョーズの本を読んでいて
34:48ジャーナリストが
34:50なぜジョーズなんか読んでいるんですかと尋ねると
34:53カストロは答えた
34:55これは資本主義の仕組みと
34:57その下で起こる悪いことを示しているからだって
35:00この映画の本当の悪役は
35:06あの凶暴なサメではなく
35:08マレー・ハミルトン演じる
35:10アミティ島の軽薄そうな市長だったのかもしれません
35:24海の怪物は人々を限界まで追い詰め
35:27登場人物たちの本性をさらけ出しています
35:31私が面白かったのは
35:38政治の動き
35:40特に市長のキャラクター
35:42彼は自分の地位を守ることが何より大事で
35:45現実を認めようとしなかった
35:47そういう政治家ってよくいるでしょ
35:50スピルバーグ自身は
36:04こわだかに抗議するタイプではありません
36:06しかし
36:08昏迷の70年代において
36:10この映画は
36:11マンソンの連続殺人事件
36:13ウォーターゲート事件
36:15そしてアメリカが経験したばかりの軍事的失敗が生んだ
36:20当時の時代精神を捉えてみせたのです
36:23ジョーズにはベトナム戦争を意識させる要素がある
36:28例えば若者が死に
36:30海が血に染まっても
36:32金が第一の連中は気にしないし
36:34何もしようとしないという構造
36:37多分ジョーズのいいところは
36:41ストレートな反戦映画のように
36:43主張を押しつけないところだ
36:45でも見る気があれば
36:47メッセージは読み取れる
36:48後半になると
36:56物語の焦点は
36:57街からサメ退治を任された
36:593人の関係に絞られ
37:01映画は哲学的ともいえる
37:04色彩を強めていきます
37:05ある意味クイントが父親で
37:09ブロディが母親
37:11フーパーが息子のような関係性が感じられるんだ
37:14映画は登場人物たちの個性のぶつかり合いを軸にした
37:20バディムービーへと変容していきます
37:22真面目な警察官と老練なウニの男
37:27そしてオタク気質な若い青年に
37:30嫌悪なくチームを組ませるのです
37:32そこから摩擦が生まれます
37:35対立し
37:45挑発し合う彼らを見ていると
37:47殺し合いになるのではと心配になるほどです
37:50こうして当初の撮影日程
38:0065日間を遥かに超え
38:03159日間を費やしたジョーズは
38:061975年6月20日にアメリカで公開されました
38:10この年の夏
38:38全米の映画館にはかつてない数の観客が押し寄せました
38:43最初の一般上映はニューヨークで
38:48みんな熱狂していました
38:50映画館の中で拍手をしたり悲鳴をあげたり
38:55最後にはスタンディングオベーションでね
38:58上映後に通りに出ると
39:00リチャード・ドレイファスが飛び跳ねながら
39:02大ヒットだ信じられないって大はしゃぎしてた
39:06しかし劇場から出てくる大勢の人の心には
39:13恐怖と魅惑がないまぜになった心理状態が広がっていました
39:17海水浴場や海辺のリゾートでは
39:37夏を通してジョーズを見たせいで水に入れず
39:40震える若者たちの姿も見られました
39:43フロリダではジョーズのせいで観光客が減ったといって
40:00訴訟を起こす動きまで出てきた
40:10その夏最大のヒット作となったジョーズ
40:29やがて至る所にサメが現れるようになりました
40:33Tシャツ、ペンダント、ブレスレット、帽子、ビデオゲームにまで
40:42お堅い雑誌や新聞もこの流れに抗うことはできませんでした
40:49映画のヒット以降
40:51サメは政治や経済の風刺漫画で大活躍
40:55インフレや税金、国際関係を論じる際にも
40:59盛んに登場するようになりました
41:01一方でオホジロザメは社会の敵とされ
41:09嫌われ者になります
41:11映画が大ヒットしたのは本当に幸運だったと思う
41:17でも多くの人々がこの映画を現実の話だと
41:21混同してしまったのはショックだった
41:24これはフィクション
41:25それなのにサメ釣りのイベントが増えたり
41:28怪物を退治するんだといって
41:31サメを殺すために海に出る人が増えたりしてしまった
41:34でもサメは怪物なんかじゃない
41:37海の生態系に欠かせない大切な生き物なんです
41:42ジョーズ公開翌年の2月
42:00スピルバーグはアカデミー賞ノミネート作の発表を
42:04意気揚々と待っていました
42:06ライバルたちを制して監督賞にノミネートされると確信していたのです
42:11アカデミー賞は逃しましたが
42:29スピルバーグは映画の新しい歴史への先導役を見事に務めました
42:34ジョーズを後押ししたのが
42:4130秒のテレビCMなど大々的なマーケティング展開でした
42:45そして全米400巻で同時公開されたジョーズは
42:55史上初めて工業収入1億ドルを突破しました
42:59ユニバーサルが開拓したビジネスモデルは
43:05良くも悪くもその後の映画ビジネスを形作りました
43:09毎年夏に超大作を投入する手法は
43:13現在も続いています
43:15ダサくであっても宣伝に金をかけ
43:203000のスクリーンで3週間も上映すれば
43:23制作費を回収できる
43:26それにみんな気づいたんだ
43:28大規模上映でさっさと回収すれば
43:30あとは全部丸儲けというわけだ
43:33今は良い映画を作るよりお金のことばかり
43:38例えばコミックをベースにしたヒーローもの
43:41次々に恐ろしい敵が登場して
43:44主人公が立ち向かって戦う
43:46その繰り返し
43:47メガヒットで桁外れの収益を上げたジョーズは
43:551978年以降シリーズ化されました
43:59ただしスピルバーグ抜きで
44:06シリーズはそこそこの成功を収め
44:10人食いザメのブルースは
44:1280年代のティーンエイジャーの間で
44:14ポップカルチャーのアイコンとなりました
44:17そのハイライトが
44:20バックトゥーザフューチャーパート2への登場です
44:23その後シャチ、ピラニア、ワニなどが登場する恐怖映画が次々と作られます
44:39この水中ホラーという分野は
44:42ジョー・ダンテやジェームズ・キャメロン
44:44近年ではフランスのアレクサンドル・アジャなど
44:48比叡の監督たちにとって
44:49いわば楽しい遊び場となったのです
44:52私がピラニア3Dやクロール凶暴領域など
44:58水中を舞台にした映画を作れたのは
45:00ジョーズの成功があったおかげだ
45:03こうした作品は常に観客に問いを突きつける
45:06もし自分がその状況に置かれたらどうするか
45:10自分の子供が泳ぐビーチにサメが現れたらとね
45:14その問いが無限に繰り返される仕掛けで
45:17観客を映画の中に引き込み逃げられなくするんだ
45:20このジャンルでは平穏なひとときが悪夢へと変わる
45:26オープニングシーンでのショックがお決まりです
45:29ピラニア3Dではそれがジョーズへのオマージュとして描かれました
45:35脚本を書いているとき
45:38ここにジョーズのフーパーがいれば最高だって考えたんだ
45:42もしジョーズに登場したオタク海洋学者のフーパーが
45:51じいさんになってサメなんていない静かな古藩に隠居してたら
45:55これはすごく面白い設定になると考えたんだ
45:59まあ僕の妄想から出たアイデアなんだけど
46:02リチャード・ドレイファスに打診したら
46:05ああいいじゃないかって言ってくれた
46:07あの瞬間私たちの人生を変えた登場人物の一人に
46:14再び命が吹き込まれた映画ファン病理に尽きるね
46:18もうすぐ90歳の私にいまだにファンレターが届くなんてびっくりよ
46:34今でもサインしてくれますかって週に2,3回は手紙が送られてくるんだ
46:39コロナ禍の頃ジョーズと新型コロナウイルスを比較する記事がいくつか出てたの
46:46驚いたわ
46:48ジョーズは1970年代アメリカが抱えた葛藤を背景に
46:55人々の心の奥の恐怖心を揺さぶりました
46:59この作品が大成功し
47:02スピルバーグはその後自分のスタイルを追求して映画を作る自由を手に入れました
47:07全てのスピルバーグ作品にはサスペンスのシーンがあって
47:12どの映画にもジョーズの監督がいると感じられる瞬間が必ずあるんだ
47:17スピルバーグはジョーズ以降撮影は陸地でのみ行うと決めたといいます
47:29スティーブン・スピルバーグがジョーズで計らずも扉を開けた大量消費型の映画ビジネス
47:36彼はその王道を歩んでメガヒット作を連発し
47:40頂点を極めました
47:42ジョーズはいわば偶然の産物だった
47:46でもあれ以降映画は各都市で一斉公開が普通になり
47:51みなが風切り日に見られる
47:53少なくとも私たちは一つ映画界に即席を残したんだ
47:58ご視聴ありがとうございました
48:40B.S.世界のドキュメンタリー
48:47ネパールの内戦中多くの女性が性暴力を受けた
48:51しかし戦後加害者が裁かれることはなく
48:53自らもトラウマに苦しむデビーは
48:56女性たちの尊厳を取り戻すため立ち上がる
48:59娘たちが誇りを持って生きていける社会を作るため
49:05デビーたちの戦いが始まる
49:1026日夜10時45分
49:13台湾が半導体と並ぶ重要な柱と位置づけるバイオ産業
49:21発展を目指し日本の大学との連携も進んでいます
49:24国際報道26日夜10時です
49:28広大なアーカイブス映像の中から応援団の歴史を一気見してみると
49:39国際表現を目指しにした制御試験
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