津川雅彦 ミムラ
叔父の影響で12歳の時に落語に目覚めた香須美は、プロの落語家を目指しひたすら落語に励んでいた。
大学の落研で学生コンクールを総なめにして、古典の名手・三松屋柿紅の門を叩いたが、入門を断られてしまう。
そんな香須美は、三々亭平佐に拾われて、なんとか前座になるのであった。
しかし、平左は業界でも札付きの問題児で、一度も稽古をつけてくれないばかりか、不祥事を起こしたり、
遊びでこさえた借金を押し付けてくる始末。ついに寄席にも出入り禁止状態に…。
そんな時、香須美は落研の後輩でスポーツ紙の記者をしている清水から、平左が「緋扇長屋」に挑むという話を聞く。
実はこの噺は、関わった噺家が次々と怪死を遂げたために封印された、曰くつき呪われた落語だった。
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