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00:00Mystery
00:20Mystery
00:21The word is called Armchair Detective.
00:26The judge will not be able to get a point of view without any evidence of a case.
00:31After that, the show is called Armchair Madala.
00:35The story of a man who is all alone is to be alone, and is not a crime.
03:41Oh.
10:05Yes.
10:06I'll see.
10:07I'm.
10:09I'm.
10:11I'm.
10:13I'm.
10:15I'm.
10:18いいね、それも。
10:43Yes, I'm going to go.
10:46This is a parking lot of the parking lot.
10:49Is it a parking lot today?
10:52Yes, I'm driving every day.
10:55The parking lot is here.
10:58What's the parking lot?
11:00It's a parking lot.
11:01The parking lot of the chemical pit and the future.
11:07Wait a minute.
11:13I don't know.
11:16I don't know.
11:17It's my fault.
11:19It's bad.
11:21I'm here.
11:22I'm waiting for you.
11:24I'll come back to you.
11:26I'll be back.
11:28I'm not going to ask you.
11:31I'm not going to ask you.
11:33I'm not going to ask you.
11:35I'm not going to ask you.
11:38.
11:45.
11:49.
11:53.
11:55.
11:58What are you doing now?
11:59Are you okay?
12:00It's today for today's event.
12:04Are you there?
12:05Are you there?
12:06I'm just out here.
12:07I forgot about it.
12:09Today, you're thinking about it.
12:12What is it?
12:13It's right there.
12:15There's a letter.
12:16There's a letter in the inside.
12:20A letter?
12:21A letter in the mouth.
12:23I wrote a letter in the mouth.
12:25Can you read it?
12:27Just wait a minute.
12:34Where is the letter in the mouth?
12:37The letter in the mouth.
12:39Look at the letter in the mouth.
12:40The letter in the mouth?
12:42There's a letter in the mouth.
12:46Ah.
12:47If you take it out, it will come out.
12:50Do you open it?
12:52Yes.
12:54It's pretty硬.
12:57It's pretty硬.
12:58Let's do it.
13:00Let's do it.
13:02Let's do it.
13:04That's right.
13:09I'll have to.
13:10I will.
13:11To not experience any Simran.
13:12Let's continue to wait.
13:14Jim.
13:16What happened?
13:44いつのことですか?
13:46今夜の8時過ぎです
13:48あの馬鹿
13:50お察しします
13:53あいつは苦しまずに死んだんですか?
13:56即死だったようです
13:57救急隊員が駆けつけた時はもう手の施しようがなかったということです
14:02家族の方には?
14:04奥様にはすぐ連絡を取って来ていただきました
14:06別居されてたようですよ
14:10いろいろあったみたいです
14:12ごめんなさいあんまり勝手にいじらないでくれますか
14:15せっておかしくなっちゃう
14:16今泉君
14:17しっけりこちらでは爆発物のようなものは?
14:20もちろん扱ってます
14:22僕らは科学専門ですから
14:25いわゆる化学の方ですけど
14:27ここでは何をなされてるんですか?
14:29新製品の開発研究です
14:31危険な薬品を家に持ち帰ったりすることは?
14:35ないとは言えませんね
14:37勉強熱心な研究員は家にも実験室を持ってるし
14:41トドロキもそれより部屋を改造したって言ってたし
14:44ごめんなさい、いじらないでくれますか?
14:47しっけ!
14:48そういえば
14:50トドロキは前にも一度
14:52事故を起こしたことがあるんです、学生時代に
14:55実験中に大爆発を起こして
14:57研究室を吹っ飛ばしたことが
15:00あのー
15:02はい
15:03私、古畑と申しますどうも
15:06あのー、こういった世界には縁がないもので
15:08素人みたいなことを質問しますけど
15:10お許しください
15:11とんでもないです
15:12ブラッツ
15:13え?
15:14ちょっと表にブラッとしてきます
15:15ブラッといってらっしゃい
15:17人にも
15:18彼は検証?
15:19いないものと思ってください
15:21あのですね、こちらで扱ってらっしゃる爆発物なんですけど
15:25主にどういったものがあるんでしょうか?
15:27何でもあります
15:28特に危険なものは?
15:30いや、どんな薬品でも扱い方を間違えれば危険です
15:33うん、じゃあ爆発したとき一番パワーがあるのは?
15:36まあ、破壊力があるのは、流州コン酸とグリセリンが混ざったときかな
15:42うーん、ちなみにそのなんとかコン酸ですか?
15:45それとグリセリンが混ざるとどれぐらいの威力があるんでしょうか?
15:48威力なんてもんじゃありませんよ
15:50ビルの一つは吹っ飛びますね
15:53ダイナマイトの原型ですから
15:55そういったものにもあるんだ
15:57あの、会社の人間に連絡してもよろしいですか?
15:59どうぞ、どうぞ、どうぞ
16:01あの、先生は今夜お一人でここに?
16:07そうです
16:08残業ですか?
16:09ええ
16:10うーん
16:11トドロキさんは人に恨まれるようなタイプの方でしたか?
16:16今の気になるの?
16:18実を申し上げますと
16:19事故じゃないんですか?
16:21どういうことですか?
16:23殺人の可能性もありまして
16:26まさか…
16:29トドロキさん、手袋はめてなかったんです
16:46確かに引っかかりますね
16:49薬品を扱うときに手袋をはめないなんてまず考えられない
16:52そして爆発現場、これも引っかかんですね
16:55現場って?
16:56聞いてませんか?
16:57彼の部屋じゃないんですか?
16:58トイレなんです
16:59トイレ?
17:00爆発はトイレで起こってるんです
17:03どうしてそんなところで?
17:05確かに不思議だな
17:07例えば…そうだ、薬品を便器に流そうとしたんじゃないですか?
17:13そんな危険なことはあなたなされません
17:15普通はしませんけど、彼ならやりかねないかな
17:18大雑把な男でしたから
17:19そうですか、しかしですね
17:21トイレに薬品を流すにしてもやっぱり手袋はしますよね
17:25当然です
17:26うん
17:27つまりフラさん
17:28あなたは誰かが故意に爆発を誘発するように仕組んだとそう考えるわけです
17:34さすがこちら学者さんだけあって頭の回転が早い
17:38ええ
17:39あの、こちらの方が…
17:49失礼
17:58もう…何が何だか…
18:02多分、事故だと思うけど…
18:05警察は殺人の可能性もあるって言ってた
18:08今夜、彼のところ…
18:11ええ…
18:12カクちゃん…
18:13私…
18:16何をすればいいの?
18:19頭がこんがらがってて…
18:22とりあえず…
18:25今夜、彼のマンションにいたことは黙ってたほうがいいかもしれないな
18:28警察にも…
18:31変なことに巻き込まれないとも限らないし…
18:34ここは様子を見たほうがいいと思う
18:36ダメ…
18:37私、何も考えられない…
18:39いいんだよ、何も考えなくて…
18:41君まで巻き添いを置かなくて本当に良かった…
18:46大丈夫…僕がついてる…
18:51あの女性です…
18:52間違いない…
18:53いやー、大きな会社ですね…
18:56どう思うさるのか…
18:57何も考えなくて…
18:59君まで巻き添いを置かなくて本当に良かった…
19:01大丈夫…
19:02僕がついてる…
19:03あの女性です…
19:04間違いない…
19:05いやー、大きな会社ですね…
19:09えー…
19:10どう思うさよんじゅ君…
19:12まるで一つの街のようです…
19:13ねー…
19:14あの、こちらではどういったこと?
19:15科学製品全般を扱っています…
19:17開発、製造、販売…
19:19で、先生のご専門は?
19:21僕は瞬間接着剤の開発…
19:23接着剤?
19:24ええ…
19:25例えば…
19:26これなんですけど…
19:28まだ試作品なんですが…
19:36はい…
19:39完全にくっついてますね…
19:41横にずらしてみてもらえますか…
19:42横にですか?
19:43ええ…
19:44あれ?
19:45あっ、すごい…
19:46この接着剤は、横からかかる圧力にだけ弱いという特性を持っています…
19:50なるほど…
19:51今年中には商品化される予定です…
19:53えー、大したもんだ…
19:55で、今日は…
19:56サイオンジ君…
19:57はい…
19:58今泉君…
19:59ちょっとここに座って…
20:00実は、片桐さんにちょっとお伺いしたいんですが…
20:02私ですか?
20:03もう落ち着かれましたか?
20:04はい…
20:05昨夜なんですが、トドロキさんのマンションへ行かれましたね…
20:09私が…?
20:11言ってません…
20:12現場で警官の一人が、あなたによく似た女性を見てるんです…
20:14私じゃありません…
20:15あなたではない…
20:17ええ…
20:18失礼ですが、昨夜はどちらにいらっしゃいましたか?
20:20何?彼女疑われてるんですか?
20:22いえ、そういう意味では…
20:23彼女は会社に残って残業…
20:25ねえ…
20:26ええ…
20:27僕が野球に誘ったら断られちゃったぐらいですから…
20:29ずっとこちらに…
20:31はい…
20:32やめてください…
20:33あんまり無駄遣いしないでください…まだ試作品なんですか…
20:36ごめんなさい…
20:37昨夜は随分取り乱されていたようですが…
20:40トドロキと…僕と彼女は…
20:43大学時代からずっと一緒にやってきた仲なんです…
20:45大学の同級生…
20:46トリオでここに引き抜かれたんです…
20:49そうなんですか…
20:50ちなみにトドロキさんの事故の事はどこでお知りになったんですか?
20:54奥様から会社に電話があったので…
20:59なるほど…ありがとうございました…
21:01古畑さん…
21:03ん?もう終わったの?
21:04結構です…
21:05じゃあどうも…
21:07お騒がせしました…
21:08失礼しました…
21:09うまいずに…
21:10ここついてるんです…
21:112つ…
21:12すみません…
21:14すみません…
21:24森先生…
21:26ちょっとよろしいですか?
21:30懐かしいなぁ…
21:32私高校時代…
21:33バスペット部にいたんですよ…
21:35あれ…
21:40片桐さんの事なんですが…
21:42彼女は何か?
21:43調べたところ…
21:44昨夜は残業なんかされてません…
21:466時に退社しています…
21:47そう…
21:48それから…
21:49トドロキさんの奥さんにも伺ったんですが…
21:51昨夜は会社に連絡したのは…
21:53夜の11時過ぎだと言うんです…
21:55ですから…
21:56彼女が10時の段階で…
21:57事故の事を知っていたはずがないんです…
21:59奥さんの勘違いかもしれない…
22:01昨夜の6時以降…
22:02彼女がどこで何をしていたのか…
22:04ご存知ありませんか?
22:06知りません…
22:07警備の方が6時以降…
22:08図書室の鍵の事で…
22:09彼女と何度か連絡を取ろうとしたんですが…
22:11携帯電話の電源がずっと切ってあったそうなんです…
22:14僕には…何も言えない…
22:16本人に聞いてみたらどうですか?
22:19もう聞いてみましたよ…
22:23彼女は…何て?
22:25え…何も…
22:34私の頃より真っ赤のサイズ小さくなってる…
22:40猫島くん…
22:42はい
22:43君はあの…
22:45こう男についてどう思う?
22:46正直に答えていいんだよ…
22:47立派な方だと思います…
22:50小さいからっていい気になってると思わない?
22:52そんなことは…
22:55ごめんね…
22:56君は今…
22:57それどころじゃなかったんだよね…
22:58すいません…
23:00やっぱ…
23:01家庭がごたついてるとダメだ…
23:02仕事が身に入らねえや…
23:04奥さんとはどうなのよ?
23:06聞かんでください…
23:07あっ…
23:08古畑さん探しましたよ…
23:10ああ…
23:11今会ってきました…
23:12小さいのも一緒でしたよ…
23:13ええ…
23:14また抜けがけで…
23:16ねえあなた…
23:17え?
23:18それ…ダメだよ、そうだったら…
23:20え?
23:21それはまだ開発の途中なんだ…
23:22さっき言うと違うんですか?
23:23全然違うよ…
23:24それ手にくっついたら一緒に取れないよ…
23:25え?
23:26今井住さん…
23:27先生…
23:28僕?
23:29ちょっとよろしいですか…
23:30古畑さんのお話があるそうです…
23:32今行きます…
23:33こ、これどうぞ…
23:34先生…
23:35まさか…
23:36こんなところで…
23:37酢豚が食べられるとは思いませんでしたよ…
23:40うーん…
23:41すべては好きなんですか…
23:42もう思い切り…
23:43スプレイ…
23:44スプレイ…
23:45スプレイ…
23:46スプレイ…
23:47スプレイ…
23:48スプレイ…
23:49スプレイ…
23:50スプレイ…
23:51スプレイ…
23:52スプレイ…
23:53スプレイ…
23:54スプレイ…
23:55もう思い切り酸っぱいのが好きなんですよあっ何でもごそぼろ願ってすいませんちょっとお二人に確認してもらいたいものがあの食事続けちゃってよろしいですか?
24:05酢豚がもうちょっと残ってるもので次はお見せしてはいたった今鑑識から戻ってきたところなんですが何ですか?現場に落ちていた破片です轟さんと仲の良かったお二人ならご存じかと思いましてうん何かの彫刻みたい先生は轟さんのマンションに行かれたことは?
24:25ありません?
24:26片桐さんはいえ恐らく石膏でできた仏像のようなものと思われます仏像?なんか足の先みたいですよえそれも裸足ですね指どこだあ指がここにうんこれが何か重要な証拠なんですか?周囲の被害状況と比べてこれだけが異常に破損してるんです何しろバラバラですからねえそれから考えて爆発物はこの中に仕掛けられてるんですか?
24:56トイレに仏像を置いてあったの記憶にないですか?
24:59だから何度も言ってるじゃないですか僕も彼女も轟のマンションには行ったことがないよ本当ですか?
25:06ええ
25:08片桐さん本当にゆうべえ轟さんのマンションへは行かれてませんか?
25:13君もしつこい男だなあ
25:15実はさっき聞っ込みをしている部下から連絡が入ったんです昨日の夜8時過ぎあなたが轟さんの部屋から出てくるのを宅配ピザの配達員が目撃してるんです
25:25それでもまだあそこには行ったことがないとおっしゃるんですか?
25:32分かりました
25:35ダメだ
25:36もういいの
25:38すべてお話しします
25:42お伺いましょう
25:48犯人は彼女ですね間違いないと思います
25:50あんまり先走らない方がいいんじゃない?
25:53彼女はゆうべ彼の家を訪れ爆発の直前に出かけていますこんなおかしな話はありません
25:59君さそのポーズ何?
26:03え?
26:04何やってんの?
26:06ちょっと考え事なんか不自然
26:11片桐さんと轟さんはいつ頃から今のような関係に?
26:14半年ぐらい前からかな隠しててすいませんでした
26:18彼女にあらぬ疑いがかかるのが嫌だったもんですから
26:21お気持ちは分かります?
26:23でもはっきり言わせてもらいます
26:25彼女は人を殺すような人間じゃない
26:28奥さんとうまくいってなかった原因には
26:30やはり彼女のことがあったんでしょうか?
26:32多分そうなんじゃないかな
26:34推測だけど
26:35将来的には轟さんは片桐さんと結婚するつもりだったんですか?
26:38だと思うよ
26:40片桐さんはそうでも
26:41轟さんに結婚の意思はなかったんで
26:43さあそこまでは
26:45だとしたら動機は十分なんですが
26:47あなたはゼガヒでも片桐を犯人に仕立てあげたいみたいだけど
26:51そうは言ってません
26:52彼女は殺してない
26:54フラタさんはどう思いますか?
26:56片桐さん賢そうな人じゃないか
26:59しかし彼女の話には辻褄が合いません
27:01忘れ物の書類を取りに行ったという話もどこまで信じていいか
27:04信じてあげようよ
27:06しかし結局保管所にはなかったそうじゃないですか
27:08じゃあかかってきた電話は何だったのか
27:10彼女の話は曖昧なところが多すぎます
27:13とりあえず地下鉄の落とし物係に確認をとってみます
27:16お願いします
27:22安心してください
27:25え?
27:26私はね堀先生
27:28彼女が犯人とはどうしても思えないんですよ
27:31どうしてもトイレが引っ掛かるんです
27:34こだわりますね
27:36もし彼女が犯人だとしたらですね
27:38もっとボタンに仕掛ける場所があったはずなんですよ
27:41爆発しても不自然じゃない場所が
27:43とどろきさんですね
27:45難道改造して実験室にしていました
27:48彼女だったらどこにだって仕掛けることができた
27:51どうしてよりによってトイレなんかに
27:54確かにおっしゃるとおりです
27:56それがどうしても引っ掛かるんですね
27:58こうは考えられませんか
28:00はい
28:01もともと爆発物は違う場所に置いてあった
28:04それを見つけたとどろきがトイレに運んだんです
28:07解体して水に流してしまおうと思った
28:11その作業の最中に誤って爆発
28:15なるほど
28:16それならトイレなんです
28:18一理ありますね
28:19でしょ
28:20さすが普段から玉使ってらっしゃる方は
28:23発想が違う
28:24フフフフフ
28:25えー堀井先生
28:27はい
28:28あなたはどっちなんですか?
28:30片桐さんが犯人であって欲しいのか欲しくないのか?
28:35決まってるじゃないですか
28:37当然後者です
28:41失礼します
28:43あなたが地下鉄の保管所に取りに行ったというそれはこれじゃないんですか?
28:58新製品
29:00ケミカルピットの基本構造とその将来性について
29:13どうしてこれがこのデスクの上にあったんですか?
29:16知りません
29:18知りません
29:20トドロキさんが地下鉄に忘れたっていう話はあなたの作り話じゃないんですか?
29:23違います
29:24保管所も電話なんかしてないってはっきり言ってるんですよ
29:27知りません
29:28他にもまだある
29:29あなたはトドロキさんが論文コンクールの審査会から入選を知らせる電話を待っていたとあなたおっしゃった
29:33そうです
29:34だから彼が残ってあなたが代わりに
29:36そうです
29:37しかし実際に審査官に問い合わせたところトドロキさんの論文は予選すら通過していない
29:42そんなはずありません
29:44連絡があったってあの人が
29:45全部あなたの作り話じゃないんですか?
29:47違います
29:48あなたはトイレに爆発物を仕掛けて自分だけ逃げたんじゃないんですか?
29:52いいえ
29:53あなたが殺したんじゃないんですか?
29:54違います
29:55ちょっと待ってください
29:56これは一体何なんですか?
29:58古畑さんこれは尋問ですか?
30:01彼女は容疑者なのか?
30:03サイオンジ君
30:05失礼しました
30:07私嘘なんかついてません
30:10いいから君は黙ってなさい
30:12アイジー君
30:13はい
30:14どうしてそんな偉そうなの?
30:15偉そうですか?
30:16法然なんかついちゃって
30:18好きになってるんじゃないんですよ
30:19離れないんです
30:21何をやってんだ
30:23僕は彼女は犯人じゃないと信じてる
30:26その理由を説明するよ
30:28トドロキが死んだとき
30:31彼女はマンションにいなかった
30:33そうだね
30:34はい
30:35もし彼女がやったとしたら
30:36何らかの遠隔捜査で爆発したことになる
30:39爆発物はトイレの中にあった
30:42外にいた彼女が
30:44トドロキがトイレに入るタイミングを
30:46どうやって知ることができたというんだ
30:48その一点から考えてみても
30:50彼女にトドロキを殺せたはずはない
30:52違うか?
30:53電話を使ったんです
30:54電話?
30:55電話の呼吸は爆発で吹っ飛んでるんです
30:57トドロキさんは受話器を持ってトイレに入っています
31:00爆発の直前に電話が入ったことは
31:02親父の記録にも残っています
31:04だから?
31:05彼女は表から電話をかけて
31:06トドロキさんをトイレに誘導したんです
31:08そして彼自身に爆発一応させたんです
31:12いかがですか?
31:14爆発事故で一番怖いのは何だと思う?
31:21火事
31:23爆発の後
31:25火事が誘発される可能性は非常に高い
31:28もしいいですか?
31:29もしトドロキが死んだ後
31:31部屋が火事になっていたとしたら
31:33彼の部屋には研究用の資料や
31:36彼が書き留めたノートが山ほど置いてある
31:38それが全て灰になっていたかもしれないんだ
31:41我々にとって実験記録というものは
31:44ある意味命よりも大事なものなんだ
31:46彼女は科学者だ
31:48科学者ならそんな危険を犯してまで
31:50人を殺そうとはしない
31:51殺すならもっと別の手を使っているはずだ
31:53違いますか?
31:55素晴らしい推理ですね
31:57彼女は無実だ
31:59どうする?サヨンジ君
32:04これをご覧ください
32:06宅急便の預かりです
32:08トドロキさんの部屋にありました
32:10トドロキさんは資料を全部
32:12昨日のうちにこのオフィスに送りつけてきました
32:16これです
32:19そんなの知らないわ
32:20君は?
32:22本当に知らないの?
32:23片桐さん
32:25あなたは爆発の後で部屋が火事になることを心配した
32:28だからあらかじめ大事な資料を箱に詰めて避難させたんです
32:32めぐみ
32:33これでも片桐さんに何の疑いもないとおっしゃるんですか?
32:38状況証拠だ
32:39どれもこれも状況証拠に過ぎないじゃないか
32:42古畑さん
32:46片桐さん
32:47できれば警察までご即論を願いないでしょうか?
32:50書の方で詳しい話を聞かせてもらえるとありがたいんですが
32:54角ちゃん
32:55ねえ古畑さん
33:02ちび太ちょっと張り切り過ぎなんじゃないですか
33:08みんな言ってますよ
33:10彼はよくやってるよ
33:11今泉君
33:12これ亡くなったとどろきさんの机
33:13きれいに片付いてるね
33:14へえ
33:15君のデスクとは大違いだね
33:16え
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33:20君のデスクとは大違いだねえ
33:23え
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34:35え
34:38I don't know what you think about it, but it's not that Rodan. Rodan's thinking about it.
34:41Eh, Rodan, Rodan, Rodan, I'm sure.
34:45Let's go.
34:46Let's go.
34:47Hey.
34:51Eh, this is the last time it was the last time.
34:55今回はとても頭のいい人間が頭の中だけで組み立てた犯罪。しかし実際にやってみると足腰にほころびが。さて、彼が見落としていた最大のミスト。果たして何でしょうか。古畑人作でした。
35:25失礼します。
35:32どうぞ。
35:35今、警察から連絡ありました。片桐が釈放されたそうです。
35:40釈放というか、別に逮捕されたわけじゃありませんから、とりあえず彼女には家へ帰ってもらいました。
35:46何よりです。
35:48やっぱり私の思った通りでした。あの方は事件とは無関係でした。
35:53だから僕は最初から。
35:56西音寺君にはきつぐお気を据えておきました。
36:00あ、そうそう。
36:02どうしてわかったかお聞きになりたいんじゃないんですか。
36:06確かに興味はあります。
36:08ございますよね。はい、ではご説明しましょう。
36:11ほんといろいろ荷物がございまして。
36:14読みましょう。
36:16はい、電話なんです。
36:19電話。
36:20トドリキさんの家の電話は親機とコキがありまして、彼はコキを持ってトイレに入ったんです。
36:25コキの方は爆発で粉々になりましたけども、親機の方は被害に遭わずにちゃんと残ってました。
36:31それは聞いてます。通話記録が残ってた。
36:34そうなんです。問題はその通話記録なんです。
36:37ちょっとこれ、ご覧になってください。
36:39はい、これ。匿名と出てます。つまり相手は、イヤヨを押したということですね。
36:45番号の前に184を押すと、相手に名前が出ない言葉をご存知ですね。
36:50知ってます。
36:51恋人に電話する人が果たして、イヤヨを押すでしょうか。
36:56面白いな。
36:57それでピンときたんです。
36:58公衆電話からかけたのかもしれない。
37:00おやおやおや、また出ましたね。
37:02何?
37:03その口ぶり。
37:04彼女が犯人であってほしいような。
37:06そんなことはない。
37:08僕はただ、あなたの推理の穴を指摘しただけです。
37:11そうですか。
37:12公衆電話の時はちゃんと出るんですよ。
37:14公衆電話と。
37:16そして彼女は携帯電話を持っています。
37:19よろしいですか。
37:20もし彼女が犯人だとしたら、イヤヨを押すわけないじゃありませんか。
37:24考えてみてくださいよ。
37:26付き合ってる女性からイヤヨでかかってきたら、何かおかしいと疑うはずですよ。
37:30彼女はそんな危険を犯すでしょうか。
37:33つまりですね、トドロキさんが受けた最後の電話は彼女からではなかったんですよ。
37:40別の人間です。
37:45あなたです。
37:47僕?
37:48そう。
37:49どうして?
37:50そしてトドロキさんを殺した。
37:52あまり関心しないな。
37:54飛躍のしすぎだな。
37:56あなたには爆発物に関する知識もある。
38:00トドロキさんに対する恨みもある。
38:02いや、むしろ恨んでいたのはめぐみさんの方かもしれませんね。
38:05あなたには自分を捨てて友人に走って彼女は許せなかった。
38:09だからトドロキさんを殺して彼女に罪を…
38:12面白いな。
38:13確かに面白いよ。
38:14けど、そこまでおっしゃるんでしたら何か証拠があるんでしょうね。
38:17はい。
38:18こう考えてみてください。
38:19めぐみさんは明らかに誰かにはめられた。
38:22彼女を落とし入れることができたのは一体誰でしょう。
38:251、それは2人が付き合っていることを知っていた人物。
38:282、そして昨日の夜2人が会うことを知っていた人物。
38:313、トドロキさんのカバンから書類を抜き取ることができた人物。
38:354、彼が論文コンクールに出品していたことを知っていた人物。
38:395、電話の声を自由に変えることができる。
38:42この部屋に強い人物、そしてトドロキさんの部屋にあった資料を宅急便で送ってもらえる人物。
38:49まだ続けますか?
38:50僕には。
38:51彼の部屋に爆発物を仕掛けることはできない。
38:55お気づきじゃないようですからお話しますけどね。
38:58僕はこの車椅子なしではどこにも行けない人間なんですよ。
39:02確かに。
39:03僕には無理だ。
39:04だから別の人間に運んでもらったんですよ、爆発物を。
39:10トドロキさん自身。
39:13あなた、彼に仕掛けをセットした置物をプレゼントしましたね。
39:19私、仏像だとばかり思ってました。
39:24そういえばこいつも裸足でした。
39:27今、文房具屋行って買ってきました。
39:31はい。
39:32どこやったかな。
39:33顎ありました。
39:34ありました。
39:35ちょっとお待ちください。
39:38はい。
39:40ぴったり一致します。
39:44しかし、あなたまさかトドロキさんがトイレに飾るとは思ってなかった。
39:49それが誤算の一つでしたね。
39:51ちょっと待って。
39:52はい。
39:53それを送ったのが僕だとどうやって証明できるんだ。
39:58いいよ。
39:59考える人に仕掛けがあったことは破損状況から見て明らかだ。
40:03それは認めよう。
40:04だがいいか。
40:05それと僕とを繋ぐ線は何一つないじゃないか。
40:09そんなことありません。
40:10ない。
40:11あなたが送ったんです。
40:12考える人を。
40:13違う。
40:14ちょっとお待ちよ。
40:15えー。
40:18あなたの最大のミスは人間の心を読めなかったことです。
40:32世の中にはね、人から心のこもったプレゼントをもらうと放送紙までちゃんととっておく人はいるんですよ。
40:40彼はあなたからの思いがけないプレゼントに感動されたんでしょう。
40:45オフィスのデスクの引き出しにちゃんとしまってありました。
40:49えー。
40:51この紙に見覚えがありますね。
40:56記憶にいない。
40:57それはおかしい。
40:58あなたの指紋が表にも裏にもべったりとくっついてましたよ。
41:03ちなみにサンプルの指紋はあなたのデスクから取らせていただきました。
41:07ちょっと待ってくれ。
41:08どうぞ。
41:09それに考える人が包んであったと、どうやってわかるの?
41:13それがわかるんです。
41:15ちょうどいいサイズの考える人見つけんの苦労しました。
41:28よろしいですか?
41:30よろしいですか?
41:32こうやってですね。
41:35折り目を再現していくと、実に面白いことが起きるんです。
41:48ほら。
41:50テープの跡もぴったりです。
41:52ここも、ここも、ここも。
41:56これには、考える人が包んであったんです。
42:01それ以外に考えられません。
42:03ちなみに、大仏様やってみましょうか。
42:07もういい。
42:08まさか。
42:17そんなもん大事にとっとくなんて。
42:20あなたですね。
42:22もう少し人の気持ちというものを勉強されたほうがいい。
42:25それ以外は完璧だったな。
42:27いいえ、全然。
42:29あの、申し訳ありませんけど、私、初対面の時からあなたを疑ってましたよ。
42:35それは嘘。
42:36だって、あなた、轟さんが爆発事故で亡くなったと聞いた時、
42:40彼の様態のことばかり気にしてました。
42:44当然じゃないですか。
42:45被害全体については、何も質問しなかった。
42:48爆発ですよ、爆発。
42:51普通の殺人とはわけが違う。
42:53ひょっとしたら、他にもたくさんの方が亡くなっているかもしれない。
42:57ね。
42:59爆発の大きさについて、どうしてあなた、質問しなかったんですか。
43:04それでわかったんです。
43:07この人は、爆発の規模がそんなに大きくないことをすでに知っていると。
43:14以上です。
43:19誤解しないでください。
43:24僕は後悔なんかしてない。
43:27いや、むしろ満足だ。
43:30これで僕が捕まれば、あの女の傷はもっと深くなる。
43:36僕は満足です。
43:43僕の体がこうなって、彼女は離れていった。
43:49あいつは変わってしまった。
43:51あいつは変わってしまった。
43:56果たしてそうでしょうか。
44:01変わったのは、あなたの方じゃなかったんですか。
44:06彼女はおっしゃってましたよ。
44:11事故に遭われて、車いすの生活になってから、あなたは心を閉ざしてしまったと。
44:21もしあなたに、彼女の愛を正面から受け止めるだけの勇気があったらと。
44:28片桐さん、そうおっしゃってました。
44:31残念です。
44:35私は、彼女の愛を見るだけで、あなたは、あなたは、あなたはあなたの愛を見にくれ、あなたを見ることがある。
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