- 前天
類別
🦄
創意文字稿
00:00鈴木も私の父や竹地議員と同じように不審な事故に遭ってます
00:04それを仕組んだのが清家さんの元恋人だとしたら
00:08鈴木さんは必要ありません
00:10こんな良いもの絶対に渡しませんよ
00:13美和子ちゃんが関東テレビのシナリオコンクールに応募したって書いてあったので
00:18最後に笑う的漁師か
00:22真中有沙
00:23三好美和子じゃない
00:25連絡は取らないようにします
00:27あなたのために
00:29私のために
00:31僕もあなたを見ていますから
00:34シナリオの出来はひどいものだった
00:37しかしここに書かれた内容は何らかの真実だと
00:42これが先日入手した三好美和子のシナリオです
00:45まずは読んでみてください
00:47最後に笑う的漁師かか
00:50大義士になった清家一郎と
00:54おそらくはその秘書を務める鈴木俊也をイメージした
00:58二人の若い男の物語だった
01:01まず描かれるのは
01:03秘書が大義士を懸命にコントロールしようとする姿だ
01:07当初はそれでうまくいっていた二人だったが
01:11大義士の妻が現れ
01:13夫を巧みに操り秘書を出し抜き
01:17次第に上を行くようになっていく
01:20この妻が作者自身ですよね
01:23そう
01:24三好美和子
01:25鼻につくっていうか
01:27なんかいけすかねえ女だな
01:30常に周りを見下してるみたいで
01:32妻の階層として
01:33閉鎖的な地方都市でのいじめ抜かれた中学時代や
01:37父親の暴力に母の無関心
01:40そして
01:41やっぱり描かれてるなハヌッセン
01:45はい
01:45エリックヤンハヌッセン
01:48物語の後半
01:49ヒトラーを裏で操っていた
01:51エリックヤンハヌッセンを気取っていた秘書は
01:54ハヌッセンと同じ
01:5643歳の時
01:58ビルから身を投げ
01:59死を迎える
02:01物語上は自殺として扱われているが
02:04ここまで読んできたものならば理解できる
02:07秘書は
02:08妻によって葬られたのだ
02:11と
02:11理由は
02:12ブレーンを気取る秘書が
02:15目障りだったから
02:1643歳で殺されるところまで一致してるな
02:20まあ鈴木は交通事故で死にはしなかったが
02:24まるで予言の人だな
02:26このシナリオ通り
02:27彼女が鈴木を狙ったのだとしたら
02:30これを書いた20年以上も前から計画していたってことですよね
02:34異常だよ
02:35なんて執念だ
02:37物語は
02:38大義士が実家に帰るところでエンディングを迎える
02:42しかしここで
02:43唐突に新しいキャラクターが現れる
02:46大義士の母だ
02:47母は大義士を抱きしめて
02:49悟すように言う
02:51大丈夫だから
02:52お母さんに
02:54大丈夫だから
02:55あなたは間違っていないから
02:58お母さんに任せておけば大丈夫
03:00大丈夫
03:01こうして
03:02物語は唐突に終わる
03:05なんで急に母親が
03:07意味がわからねえ
03:09そもそもなんなんだこれ
03:10え?
03:11なんだよ
03:12まなか有沙って
03:13ペンネームに至ってはこれ
03:15なんて読むんだこれ
03:16リュウデイロン
03:19それぞれの名前で検索してみましたけど
03:21特に特に情報はなくて
03:23関係がありそうな人物も見つかりませんでした
03:26内容からして
03:28美和子が書いたものと考えていいはずなんですけど
03:31三好美和子は偽名?
03:33住所も香川ではなく群馬
03:36なんなんだこの女
03:37とにかくこの住所に行ってみます
03:40先
03:40ありがとう
03:41一上さん
03:42部長
03:43残念だけどここまでよ
03:46これ以上勝手な行動は認められません
03:48でもまだ時間は
03:50上からの命令よ
03:51上?
03:53どうして?
03:54まさか圧力すか
03:56正解からの
03:58これ以上鍵回れば首よ
03:59手伝っているあなたたちも
04:02もちろん私も
04:04力なれずごめんなさい
04:06こんなことがあるんですか
04:09政権
04:10政権寄りの新日本新聞ならまだしも
04:13よほどの力が働いたんだろうな
04:16鈴木でしょうか
04:18美和子にそんな力があるとは思いませんし
04:20それか
04:21彼女が正気さんを動かしたか
04:24こっちにしろ
04:26ここまでだな
04:27どうする道上
04:28このことをしっかり見ていて
04:30僕もあなたを見ていますから
04:33一体誰が
04:34年齢も含めて
04:36鈴木さんの身に起きた事故と
04:38内容が酷似しています
04:39彼女があなたを狙ったということの
04:41裏付けじゃないでしょうか
04:42物語の展開に関してはいかがですか
04:44シナリオ上
04:45妻が大義子をコントロールするようになるんですけど
04:47実際は?
04:49ありえません
04:49願望みたいなものでしょう
04:51このエンディングに関して
04:52何か思い当たることは?
04:54じゃあ
04:54この名前は?
04:55聞いたこともありません
04:56そうですか
04:57あなたじゃないようですね
04:59これ以上動くなと
05:00上から言われました
05:01おそらく
05:02正解から圧力です
05:03何か心当たりありませんか?
05:06ありますよ
05:06いくらでも
05:07あなた
05:07嫌われてますから
05:10お疲れ様です
05:11お疲れ様
05:12ただいま
05:13あ何
05:14珍しい
05:15早いんじゃない
05:16どうした?
05:17会社辞めることになるかも
05:20なんでよ
05:21今追いかけてるネタがあるんだけど
05:23手を引けって言われて
05:24じゃないとクビだって
05:26何?
05:27じゃあ
05:28手を引けないってこと?
05:30会社辞めてまで
05:31追っかけるつもり?
05:33私さ
05:34あんたが文芸部に移動し
05:37そっとしてたのよ
05:39社会部のバタバタから解放されて
05:41世間もほら
05:44あんたのことをだんだん忘れてってくれたら
05:47まだ優ちゃんと一緒に暮らせるかなって
05:50一人で追っかけるってことは
05:52もう誰もあんた守ってくれないし
05:54止めてくれる人もいないってことだよ
05:56それでも追っかけるってことは
05:58じゃあ優ちゃんと一緒に暮らすの諦めるんだね
06:00私だって優希と一緒に暮らしたいよ
06:02だったらさ
06:04お父さんの事故にも関わることなの
06:06お父さん
06:07殺された可能性がある
06:09ごめん隠してて
06:11気がさ
06:11たまに寝言で言うんだよ
06:14まあ待って
06:15親族里屋制度の周知を徹底するとともに
06:19里屋制度全体の改革に向けて
06:21まずは
06:22匿名チームを補足します
06:24あわせて
06:25社会的擁護を離れた子供たちが
06:28その後も安心して暮らしていけるような
06:30体制を整えることを
06:31検討したいと思います
06:33聖家さん
06:34日本の親族里屋の制度は
06:36あんまり知られてなくて
06:38支援にしっかり予算かけてほしいなって思います
06:41理想ですけど
06:42その理想が大事なんですよ
06:44すごい
06:45本当に実現させるつもりなんだ
06:48どう思い求めすぎでは
06:49実現までに多くの課題があること分かっています
06:52ですが
06:53だからといって
06:54諦めるわけにはいきません
06:56逆境は力になる
06:58一つ一つ乗り越えて
06:59自分の信じた道を突き進むだけです
07:01きっと
07:02皆様にもご理解いただけるはずです
07:04持ちましょうか
07:05大丈夫
07:06きっと
07:06皆様にもご理解いただけるはずです
07:09持ちましょうか
07:10大丈夫
07:10新卒から入社して16年
07:12長いようで短かったの
07:14道上
07:14噂は本当だったか
07:17お世話になりました
07:19今日からフリージャーナリストの道上になります
07:21大丈夫なのか
07:23記者としての腕は認めるが
07:24それ以外から岸だろ
07:26それはまあ
07:27どうにかなりますよ
07:29お疲れ様でした
07:30すげえ奴だ
07:32ですね
07:33鈴木さん
07:34迷惑をおかけしました
07:35今日から復帰いたします
07:36しばらく休めよ
07:38坂本もいるし
07:39心配いらない
07:41先日の親族佐藤屋の件
07:43かなり波紋が広がっているようですが
07:45想定内だよ
07:46な
07:46党幹部に対する説明は済んでいます
07:49功労族の重鎮の先生方は
07:51いやそれは
07:52今は役職には就いてないが
07:54話をしておかないと
07:56話をしておかないと
07:58後々面倒なことになるぞ
08:00はい
08:01すぐに
08:02鈴木
08:03ありがとう
08:03いや
08:04ありがとうございました
08:05ありがとね
08:07早速つまずいてどうするんですか
08:10久々に触ったらいろいろ変わってて
08:12いいでしょ
08:13ここおごるんだから
08:14で
08:15これで投稿の方もね
08:17はい
08:17どうした
08:17怖い顔して
08:19昨日の今日で仕事やめて
08:21もう勝手すぎんでしょ
08:23よし
08:24いけ
08:25フリージャーナリスト
08:26道上かなえの誕生ですね
08:29しかは
08:30こちらの家の
08:31何
08:31私
08:33フリージャーナリスト
08:34こちらの家の
08:35何
08:36誰あんた
08:38私
08:38フリージャーナリストの道上と言います
08:41真中有沙さんってご存知ですか
08:44有沙
08:45有沙がどうした
08:46あの
08:47有沙は娘よ
08:48今は離婚して苗字が違うけど
08:50有沙が何
08:51今どこにいんの
08:53ちょっと
08:54上がって
08:55有沙に何かあったわけじゃないのね
08:58せっきり
08:59死体でも見つかったのかと
09:01もう何年も行方知れずなのよ
09:05創作願いも出してるけど見つかんなくて
09:09最後に会ったのっていつですか
09:11あの子が22の時だから
09:1321年前ね
09:1418でこの家を飛び出して
09:17一度ひょっこり帰ってきたのよ
09:18その時の様子って覚えてます
09:21金を借りに戻ってきたんだけど
09:23おかしなこと言ってた
09:24金のなる木を見つけた
09:27うまくいけば私たちは人生逆転できるかもしれないって
09:31金のなる木
09:32何ですかそれ
09:33聞いたけど
09:34固くなに教えてくれなかった
09:37でも嘘じゃない
09:38あの子何か見つけたのよ
09:40そのせいで
09:41何かのトラブルに巻き込まれたのかもしれない
09:44でも
09:45私はアリサが生きてるって信じてる
09:48あの子
09:49図太くて強い子だから
09:51絶対にどこかでたくましく生きてるはずよ
09:55はい
09:55あのこのペンネームって心当たりあります?
09:59何それ
10:00中国人?
10:01じゃああの
10:02三好美和子って分かりますか?
10:04三好美和子?
10:05お聞いたことある
10:08アリサの幼馴染を
10:09お聞いたことある
10:11アリサの幼馴染を
10:13小中の時の同級生
10:14ちょっ待てて
10:16中学か高校の時に書いたものよ
10:19あの子がこの家出てった後出てきたの
10:21どう見てもアリサの字なのに
10:24なぜか同級生の名前で書いてんの
10:27人がせっかく考えてやった名前なのに
10:31あてつけかしらね
10:33おばあちゃん
10:34会談場
10:34しんちゃん
10:35ちょうどいいとこ来た
10:37真中アリサとは小学校から中学まで一緒だったよ
10:40まあ別に親しくはなかったけど
10:43これが真中アリサ
10:44で
10:45こいつが三好美和子
10:46目立つ子だったよ
10:48中学を卒業してどっかに引っ越しちゃったけど
10:52二人は親しかったんですか?
10:53いやいや
10:54むしろ逆
10:56三好たちのグループが中心になって
10:58真中アリサをいじめてたんじゃなかったかな
11:01いじめ?
11:02もういいかな
11:03あのアリサさんの同級生の連絡先って教えてもらえますか?
11:08いいけど
11:08変なことに使わないよね
11:10もちろんです
11:11私もともと東都新聞で記者していて
11:14決して怪しいもんじゃないので
11:16真中アリサさんの中学の同級
11:18真中アリサ
11:19真中アリサ
11:20さあお電話です
11:21すいません忙しいので
11:23あ
11:24ゆうきー?
11:25どうしたの?
11:26ママ!
11:27今電話きた
11:28ロッキーを見つけてくれた人から
11:30今どこ?
11:31はーいどうぞ
11:32ロッキー
11:33はーいどうぞ
11:34ロッキー
11:35ありがとうございました
11:36人に慣れてたから
11:39誰かのペットだと思って預かってたんだけど
11:42このチラシを見て
11:43上手ねー
11:44あなたが作ったの
11:45はい
11:46とっても上手にかけてる
11:48だね本当に
11:50ありがとう
11:51今日は来てくれて
11:52何言ってんの
11:53当たり前でしょ母親なんだから
11:55そっか
11:56ロッキー元気だった?
11:58ロッキーも嬉しそう
11:59もう寂しくないって
12:01今までもずっと
12:03寂しい思いさせてきたよね
12:05仕事仕事で
12:06ママ仕事も一生懸命だったけど
12:10僕にも一生懸命だったよ
12:12保育園のお迎え
12:14いつもギリギリだったけど
12:16その日の僕のこと
12:18先生に色々聞いてたでしょ
12:20先生困ってたけど
12:21だって知りたいじゃん
12:23帰ってからも
12:25僕が寝るまでずーっと一緒にいてくれた
12:28ママのチラシ
12:29いっぱい見たよ
12:30どんどん増えていった
12:32だから僕も頑張れたんだ
12:35ママに負けるかって
12:37勇気
12:38ありがとう
12:39じゃあ有沙さんのことはそれ以来一度も
12:42そうですか
12:43分かりました
12:44失礼します
12:45どこにいるの?
12:47そうやって悩んでる姿
12:49お父さんそっくり
12:50びっくりした
12:52もう何それ
12:53全然嬉しくないんだけど
12:55あんたは止まるわけないか
12:57お母さんごめん
12:58私やっぱり
13:00仕事も勇気のことも
13:02どっちも諦めるつもりないから
13:04そう言うと思った
13:06やるからにはやってやんな
13:07お父さんのためにも
13:09はい
13:10道上ちょっと時間あるか
13:12いらっしゃいませ
13:13オーダフリーは大変だろ
13:15大変だろ
13:16とうとう新聞って肩書きがなくなった途端
13:18不審者使いですよ
13:20そうだろそうだろ
13:21いくら探してもマナカ有沙が見つかりません
13:24母親が行方不明
13:25いくら探してもマナカ有沙が見つかりません
13:28母親が行方不明者届を出してますが
13:31今
13:32まさかもう死んでるってことは
13:33母親は生きてるって信じてるようです
13:36ずぶとくて強い子だから
13:38絶対にどこかでたくましく生きてるはずよ
13:41それに
13:43偽名を使うような人物です
13:46確かに怪しすぎるな
13:48とにかく
13:49壁にぶち当たってるってことだな
13:51苦戦してんだろな
13:53なんですかさっきから
13:55よし
13:56じゃあ俺が手伝ってやろう
13:58いやそんなことしたら
14:00山中さんもクビになりますよ
14:02やめたんだよ俺も
14:03出版社作ろうと思ってな
14:05まあ最初はニュースサイトの運営がメインになると思うが
14:08そのうち本も出そうと思ってる
14:11ずっと考えてたんだよ
14:13でも
14:14今回お前を見て覚悟を決めた
14:17てことで
14:19どうだ
14:20うちで働かねえか
14:22だいじょうぶだ
14:23金だったら貯めてある
14:25お前の安月給ぐらいっていったら楽勝だよ
14:27い、いいですか
14:29道上かなえという記者はこの社会には必要だ
14:32ずっと近くで見てきた俺ならわかる
14:34何よりお前が何を掴み
14:37何を世に出すのか
14:39俺は見届けたいんだよ
14:41山中さん
14:42じゃあさっそくなんですか
14:44夜のお店を回って聖家さんの母親を知る人物を探してください
14:48聖家の母親?
14:49シナリオからして何か有さと関わりがあるかもしれない
14:54確かに
14:55悲願には若い頃ホステスをしていて
14:58和田島と出会ったとしか書かれていませんけど
15:01和田島が通っていたクラブを探れば
15:04彼女を知る人物が出てくるかもしれない
15:06でもそれ聖家が生まれる前の話だよ
15:09何年前だよ
15:11私は別のルートで彼女を探りますんで
15:14母親の名前は分かってんのか
15:17それがまだどうにかします
15:20それがまだでもどうにかします
15:24復帰されてたんですね
15:26大丈夫なんですか?体の具合は
15:28魅惑について分かったことがあるという話でしたよね
15:31群馬にある彼女の実家に行って
15:34母親から話を聞きました
15:36でもその前に教えて欲しいことがあるんです
15:39聖家さんのお母さんについて
15:41名前はご存知なんですよね
15:44聖家裕子
15:45何度か会ったことはありますが
15:47その程度です
15:48聖家が大技師になってからは
15:51一度も会っていませんし
15:52お話しできるようなことはないと思います
15:54今どこにいるか分かりますか?
15:55いえ
15:56悲願に聖家さんは
15:57今の愛媛県愛南町で生まれ育ったと書かれています
15:59実家はそのあたりに?
16:00そう聞いています
16:01行かれたことは?
16:02ありません
16:03もういいですか
16:04母親に関しては
16:05ほとんど何も知らないんです
16:07それより
16:08宮古について何も知らないんです
16:10それより
16:11宮古について何も知らないんですか?
16:13その程度です
16:15その程度です
16:16聖家が大技師になってからは
16:18一度も会っていませんし
16:19お話しできるようなことはないと思います
16:21今どこにいるか分かりますか?
16:22何が分かったんですか?
16:23三好美和子は偽名です
16:25真中有沙
16:26それが彼女の本名です
16:28どうして偽名を使っていたと思いますか?
16:31私が分かるわけないでしょう
16:33有沙の母親によると
16:35もう20年以上行方が分かっていないそうです
16:38行方不明者届を出しているにも関わらず
16:41分かっているのはそこまでです
16:43鈴木さんが彼女に最後に会ったのっていつですか?
16:47成家と別れたからは一度も会っていません
16:51それはいつ?
16:53確か大学4年の頃だったかと
16:57ありがとうございました
16:58ありがとうございました
16:59名前は成家広子
17:01三隋に告白の刻で広です
17:04了解
17:05それと
17:06ボス
17:07何だよ
17:08何だ
17:09出張いいですか?
17:10愛媛に
17:11愛媛?
17:12おはようございます
17:14娘さん
17:15こんばんは
17:16こんばんは
17:17何に余裟をすればって
17:19やめてよ
17:20変なこと言うの恥ずかしい
17:21記者をされているんですって?
17:24ええ…まあ…
17:26素敵ですね
17:28いっぱいどうですか?
17:30いやいや大丈夫です
17:31そんな…ありがとう
17:32良いじゃない
17:33失格の
17:35どうぞ
17:37じゃあ一杯だけ
17:39本の取材のために
17:40為何要求聖家のためにわざわざ松山に?
17:42これも記者の仕事ですから
17:44梶さんが聖家さんと生徒会長選挙で争うエピソード
17:48とってもとっても面白かったです
17:50あれな
17:51悲願にかかりとるほど
17:53ほんまはあんな悪やないけんね俺
17:55それで聖家の母親のことやったっけ?
17:58はい
17:59高校の時一回だけ見かけたことあるな
18:03鈴木と二人で松山城遊びた時やったかな
18:06聖家と母親が通りかかったんよ
18:09あいつ学校じゃ見せたことないぐらい楽しそうに笑っとったで
18:13で何より驚いたんは
18:15とんでもない美人やったってことやね
18:18片仏の鈴木ですの見とれとったくらいやけんな
18:21鈴木と二人で松山城遊びた時やったかな
18:25聖家と母親が通りかかったんよ
18:30あいつ学校じゃ見せたことないぐらい楽しそうに笑っとったで
18:33はい
18:34道上さん
18:36SNS見ました
18:37見てないけど
18:38聖家さんがいいねしてます
18:40道上さんのフリー宣言に
18:42え?
18:43本当だ
18:44やっぱり取材局がなくなった裏には何か事情があるんじゃないですか
18:48台南町にある聖家一郎代議士のご実家ってどこにあるかご存知ですか
18:53その先の山を登ったところに
18:56確かあったと思うんやけんだ
18:58ありがとうございます行ってみます
19:00どちらさんかの?
19:02あ、すいません
19:04すいません
19:06あ、そこが聖家一郎の実家よ
19:10今は空き家になってるみたいなんですけど
19:1310年くらい前までは
19:16お母さんが一人で住んじゃったけんの
19:18その母親の名前って広子さんですよね
19:22そうそう、広子さん
19:24どこに行かれたかご存知ですか?
19:26吉和さんがあのなってからはな
19:30付き合いが何になったけんの
19:33吉和さん?
19:34聖家吉和さんちゅうてな
19:37あの家の家主さんよ
19:39あの家って聖家ひろこさんの実家じゃないんですか?
19:44違う違う
19:45ひろこさんは
19:47吉和さんが東京で捕まえてきたよなあんや
19:51ひろこは結婚していた
19:53聖家という名字は結婚後のもの
19:57資産家
19:58聖家という名字
19:59資産家の一人息子じゃったけんなあ
20:02よーけ
20:03東京で遊んで
20:06還暦間近ちゅうところで
20:09ようやく若い奥さんと
20:12その母親を連れてもんてきたんよ
20:15資産家の一人息子じゃったけんなあ
20:19よー
20:20ときには聖家一郎がお腹の中におったらしいぜ
20:25吉和さんはいつ?
20:27こっちにもんてきてから2、3年後じゃったかなあ
20:32交通事故で
20:34交通事故?
20:35どがした?
20:36あ、いえ、あのー
20:38聖家ひろこさんのお写真なんかお持ちじゃないですか
20:41ちょっと待っとってや
20:43持ったで、あったあったあったあったあった
20:46これが、吉和さん
20:48あのー、こ、こ、こ、こっちがな、ひろこさんよ
20:52被証されてるんですって
20:55あの人だ
20:56お久しぶりね、どうぞ
20:58聖家と同居されてたんですね
21:01最近引っ越してきたの
21:03顔子かと思ったんだけれど
21:06やっぱり心配で
21:09それで、相談って
21:11ひょっとして
21:13聖家の彼女のことですか?
21:15どうして?
21:16あ、もう一度会ったことがあって
21:19でも
21:20あまりいい感じがしなくて
21:23でも
21:24やっぱりよか
21:25でも
21:26あま
21:27やっぱりよかった
21:28都市役に連絡して
21:30何かあったんですか?
21:32あの子
21:33毎日うちにいる
21:35昼近くまで平気で寝ているし
21:38私が作ったご飯も
21:40当たり前のように食べてる
21:43それでね、都市役くん
21:46あの子と
21:48一郎くんを引き離してほしいの
21:51親友の都市役なら
21:53できると思うの
21:55それが
21:56聖家が彼女と付き合いだしてから
21:59疎遠になっていて
22:01都市役なら大丈夫
22:03このままじゃ
22:05あの子がダメになってしまう
22:08お願い
22:09頼れるのは都市役くんしかいないの
22:12ただいまー
22:13やり方は都市役に任せるわ
22:15おかえりなさい
22:17都市役くん
22:18なんで?どうしたの?
22:19あなたのことを気にかけて会いに来てくれたのよ
22:22そっか
22:23ゆっくりしてってね
22:25都市役くん
22:26ごめんね、気がつかなくて
22:28はい、どうぞ
22:29変わってますよね、この役
22:31は?
22:32二人を観察してると
22:35いろいろ変なところがあって
22:37重いんです
22:39そもそも
22:41息子が心配で引っ越してくる時点で
22:43なかなかですよね
22:44大学生ですよ
22:45おい、失礼だろ
22:47いつか
22:48いつか
22:49この親子のこと
22:51脚本に書いてみようと思うんです
22:54お父様のことも含めて
22:57絶対面白くなりますよ
22:59今送った写真が聖家ひろ子です
23:02助かる
23:03これでだいぶ探しやすくなる
23:06松山に戻って
23:07私は聞き込みしてきます
23:09それにしても
23:10夫まで脇見運転の交通事故で死んでるとはな
23:14吉和が亡くなって
23:15おそらくひろ子は財産を相続しています
23:18状況的にひろ子が関わってる可能性が高いです
23:22そういえば竹内議員の事故の件
23:25愛人が関わってるかもしれないって話だったよな
23:28もしかしてその愛人もひろ子
23:30竹内議員が亡くなったのも
23:33ここ愛媛です
23:35これもビンゴだろ
23:37清家の背後にいるのは
23:39清家ひろ子なんじゃないか
23:41大丈夫だから
23:43あなたは間違ってないから
23:45お母さんに任せておけば大丈夫
23:48あの記者さん
23:52なかなか面白い子だったわ
23:55あの記者さん
23:57なかなか面白い子だったわ
23:59私の可愛い一郎君はどうしてるか
24:03言う事を聞いて
24:04関係は立っとるようです
24:06そう
24:07そう
24:08総理との会食は
24:11どんな様子?
24:13はい
24:14心配ありません
24:16支持率が上がったそうだよ
24:18君の人気のおかげかもしれないね
24:20何を言ってるんですか
24:21ひと酔いに
24:23株総理と
24:24諸橋大臣の
24:25お力によるものです
24:27君は良くも悪くも注目されてる
24:30くれぐれも気を付けてくれよ
24:32はい
24:33すいません
24:34なかなか
24:35しぶとくて
24:36あの女
24:37いいのよ
24:38大丈夫
24:39大丈夫
24:40必ず
24:42僕が
24:43どうにかしますから
24:45坊ちゃん団子
24:48お疲れ
24:50なんか開くか
24:51親子丼
24:52ろくに食べられなかったからさ
24:54OK
24:55お供がいても
24:56仕事のことは諦めたくないんです
24:59あなたなら大丈夫
25:01大丈夫
25:02逆境は力よ
25:04自分の信じた道を突き進めばいい
25:09逆境は力になる
25:10一つ一つ乗り越えて
25:12自分の信じた道を突き進むだけです
25:15母と子の絆は
25:17何よりも強いもの
25:20離れていても
25:22どんなことがあっても
25:25失敗
25:38非 Avant
25:39二人
25:41二人
25:43二人
25:44二人
25:45二人
推薦
25:18
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接下來
46:06
25:07
25:48
25:52
34:07
32:58
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18:53
18:05
25:19
24:29