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  • 2025/6/26
トランスクリプション
00:00ご視聴ありがとうございました
00:30ご視聴ありがとうございました
01:00頭みたい
01:01結構近いですね
01:06これでちゃんとあれですか
01:07これでどのくらいの感じに映るんですか
01:12結構近いですね
01:15愉快です
01:18ここは取らないでくださいって言ったら絶対使われるから絶対言っちゃダメだよって言われて
01:24分かった絶対言わないって思ったんだけど
01:27でも取ってほしくない時ってあるじゃないですか
01:30だからサインを決めませんか
01:33なんか拒絶してる感じが嫌なので
01:37なんかこう
01:38なんかハンドサインって何か決めませんか
01:43こういう感じどうでしょう
01:482人の男の間で揺れる19歳
02:04若く危うい日々を描いた蛇にピアスで作家デビュー
02:12その作品で芥川賞を受賞した時
02:1820歳だった
02:19おめでとうございます
02:20これからもまた失敗作でも
02:26何でも描いていきたいと思います
02:30以来
02:33私たちが鎧の下に隠している怒りや苛立ち
02:38人を縛る常識や道徳への強烈な反発など
02:44ストレートに表現し続けている
02:47スピード感あふれる分配は
02:51読むものを捉えて話さない
02:53今年は映画化されたミス・ザ・ワールドの公開も控えている
03:04見た目でレッテル払うの良くないよ
03:11俺は不特定多数に愛されて生きてたいの
03:13バカみたいでしょ
03:14私たちの街ではね
03:16いつも人が入れ替わっていくの
03:18私死ぬの
03:22ミス・ザ・ワールド
03:23参院会を開けば熱烈なファンが詰めかける
03:29本当に杉原さんの昭和と4本に生まれてきた
03:36そんな本当にかがんではない
03:38もっといろいろな宝物です
03:41女性のなどではかなりこう
03:43ブワッとして荒々しさが伝わっていって
03:45明日からまた生きれます
03:47嬉しいです
03:49でも大丈夫
03:51新作のプロモーションとあらば
03:54グラビア撮影も厭わない
03:57面白いですね
04:03一丸で寝るって
04:04こんなにある
04:06デビュー22年
04:13金原仁美の今
04:17おはようございます
04:21おはようございます
04:22おはようございます
04:23おはようございます
04:24ありがとうございます
04:25本が売れない時代にあって
04:28去年暮れに出した書き下ろしが
04:31判を重ね続けていた
04:33なんか読み終わったら
04:39なんか泣いてて
04:41なんか泣いてるっていうか
04:42ツーってなんかなんていうの
04:44感動の
04:45もうなんかここで泣いたぞ
04:47みたいな感じではなく
04:48なんか気づいたらなんか涙
04:49やばいなんか泣いてると思って
04:51よかったな
04:53なんとなくドクロっぽく見えますよね
05:01めっちゃかわいい
05:03かわいい
05:03曲者は男性と女性とか
05:07そういうのを気にせずに書くわけです
05:09区別していないというか
05:13男か女かよりも
05:16本を読むか読まないかの方が
05:18大きな違いですよね
05:19なんか属性として
05:21なんかすごい遠いなって思いますね
05:24今年4月には
05:28新刊の長編のために
05:31ラジオ番組に出演
05:33ラレハナに来ていただくのが
05:37なんと3年半ぶりと
05:39そうなんですよね
05:40私なんか去年一昨年ぐらいの気持ちで
05:42いたんですけど
05:43随分経ってました
05:44どんな変化がありました?
05:46あのー離婚しました
05:47離婚しました
05:48お疲れ様でした
05:50離婚が成立しました
05:51お疲れ様でした
05:52金原さんって
05:55金原さんの武士が
05:56要所要所に組み込まれていて
05:59磯電学みたいな服を
06:00当てがわれたみたいな
06:02磯電学みたいな服って
06:04すごい悪口とか思いながら
06:06ダッセーなーっていうのを
06:09なんかダッセーと書くわけにはいかないなーと思って
06:12なんかちょっと気の利いた言い回しって
06:15考えた時
06:15磯電学かなー
06:17いやーすごい
06:17連載小説だった
06:21やぶの中は
06:22今までで最長の
06:24528ページ
06:26女性が告発した
06:30性的搾取をめぐり
06:32当事者を含む
06:34複数の登場人物が
06:36その現実を語る
06:38彼は就職の相談に乗るという
06:44圧倒的優位な立場で
06:46私を口説きました
06:48作家になるという夢につけ込み
06:53まともな社会的振る舞いを知らない
06:56世間知らずな若者を搾取しました
06:59一筋縄ではいかない世の中のありよう
07:06視点を変えながら描いている
07:08今という時代に
07:13それは極めて切実なテーマだった
07:17成果外の問題って
07:24年代によっても
07:26男女によっても
07:27捉え方だったりとか
07:30時代によっても
07:32変わっていくんですけど
07:33受け手によって
07:35印象が変わるものだな
07:37っていうのを
07:38実感していたので
07:40できるだけ自分の描けるキャラクターを
07:43盛り込んでいきたいな
07:45って思ってました
07:47こんにちは
07:49よろしくお願いします
07:51森下です
07:53衝撃を受けたというか
07:56今の現代の問題が
08:00ほとんど入っているような
08:01解約的なものを
08:04目の前にした時に
08:06残酷な殺し方をしたい
08:08っていうような願望が
08:09芽生えたりっていうことは
08:11よくあるので
08:12自分のそういう側面も
08:15共鳴したっていうところもあって
08:16今のモヤモヤしているものを
08:19形にしたいっていう風に
08:20思ったのが始まります
08:22私たちは
08:25同じ世界の住人でありながら
08:28同じ世界の住人では
08:30全くない
08:31同じ世界を生きながら
08:35互いが互いを
08:36透明人間のように
08:38すり抜けていく
08:39私たちは
08:41永遠に交わらない
08:43毎回こんなの伝わらないかなとか
08:48こんなの誰にも届かないんじゃないかとか
08:51すごい不安の中で
08:54常に書いてます
08:55何にも信じられないですよ
08:58私は
08:59でもそういう
09:01迷いとか不安がないと
09:04逆にちょっと
09:05ダメなんじゃないかな
09:07っていう風にも思うので
09:09しょうがないんですけど
09:11うちの10代の息子がいるんですけど
09:14本を一冊も読まないので
09:16ストック本に
09:18みんながそっと本が
09:19うちもそうですよ
09:21読まないですよ
09:22読んでほしいというか
09:26必要な時に必要な言葉が
09:28届く環境になってないなって思うんですよ
09:30そのSNSとかだけじゃ
09:32自分が追い詰められている時に
09:36奥深くまで入る言葉には
09:39出会えないだろうなっていう
09:40やっぱり言葉の
09:42小説の力じゃないと
09:46至れない場所っていうのがあると
09:48私は言っているので
09:50締め切り明け
09:56危機として訪ねた場所がある
09:58激しさの中に可愛さがある
10:09ファールが入ると
10:10途端に印象変わりますよね
10:12これが女子受け間違いなし
10:16スピリチュアルとか
10:19幽霊とか見えないんですけど
10:22全然信じてます
10:23そうなんですね
10:25必ずフィリチュアルなことって
10:28結構信じるんでしょうか
10:30私結構全然信じないので
10:33ちょっと離婚ができなかった時は
10:37さすがに
10:38縁切り神社に行きました
10:40縁切り神社でどう思ったみたいな
10:45本当にわらにもすがる気持ちで
10:4621歳で結婚し
10:51去年離婚を公表した
10:54小説は虚構だが
11:06おのずと作者が投影される
11:08行き場のない閉塞感や
11:13世界への絶望
11:14胸をえぐられるような孤独
11:18苦しくはないのだろうか
11:22まあ全てその小説に出してるので
11:29めちゃくちゃ行きやすいんですよ
11:30多分
11:31普通の人に比べて
11:33なんかすっごい腹の立つこととか
11:36殺してやるって思ったこと
11:37全て書けるし
11:38実現できるんですよ私は
11:40なんかやっぱり自分の中に
11:42溜め込んじゃん
11:42それが苦しいみたいな状態が
11:45結構ないんですよね
11:47つまり書くことは生きること
11:51デビューしているこれで
11:5422年になられますけども
11:56体力的ななんかこう
11:58衰えというか書く上でのね
12:00なんかそれを感じることってあります?
12:07まだ少なってないですかね
12:09結構かなくてタフですよね
12:12そうなんですよ
12:13私体がすごい強くて
12:15なんかあの
12:16結構なんか周りを見ていると
12:19みんななんかバタバタ倒れたりとか
12:21何々で1週間寝込んでたみたいな
12:24話を聞くんですけど
12:25本当に体は強くて
12:27結構メンタルも強いと思うんですけど
12:32でもそれはどうなのかな
12:33今時と場合によりますけど
12:35体だけはすごい強くて
12:38結構何食べても平気だし
12:40そうなんです
12:41なんかねほぼ前一緒に
12:44お酒を飲んでも割と平気な感じですよね
12:48全然平気です
12:50娘2人とパートナーの4人で暮らしている
13:03なんか意外と喋らないもんですよ
13:18なんか傷まりなんですけど
13:21こんなもんですか
13:24沈黙はあんまり苦手なんじゃない
13:28沈黙は相手によりますかね
13:32なんかスナガさんとはそこまで親しい間柄ではないので
13:36ちょっと傷まりですね
13:37このピンクのドクロすごいですよなかなか
13:44かわいいですよね
13:45これフランスで
13:47すごい死ぬような出来事があって
13:50自分はここで一回死んだんだって思うために買ったんですよ
13:56その死ぬような出来事って何?
13:59それはちょっと言えないんですけど
14:03本当にもうこんなんだったら死んでる方がいいよなって思うような時があったんですよね
14:10あれを買ったことでちょっと楽になったというか
14:13そうですねもう死んだと思ったので1回すごい楽になりました
14:19今年から文芸誌に新たな連載が始まっていた
14:32アディショナルライフの主人公は女子中学生
14:37いつからだろう
14:42私は未来に希望を持てない
14:46なんか無根拠な自信と根拠のある自信のなさとの間を
14:54行ったり来たりしながら
14:57努力とかも何でかあんまりできないし
15:01何に対してもあんまりやる気がないし
15:04多分できることをやって生きていく
15:08だとしたらこの人生って何?
15:20ヒントは実際の出来事だった
15:23自ら命を絶つまでをリアルタイムで配信した
15:27女子高校生がいた
15:29配信と自殺っていうものが結びつくっていうことに
15:37ちょっとこうショックを受けたところがあって
15:41それでそこからちょっと構想を広げていったっていう感じですね
15:46そのニュースのどこに引っかかったんですか?
15:53死の意味が変化しているっていう感じがしたことですかね
15:58なんか自分が子供の頃とか若い頃に考えていた
16:03死とか生っていうものの意味が
16:12今ちょっとその時代が変わりゆく中で
16:16人の中で変化し始めてるんじゃないかっていう気がしたんですね
16:20事件とかニュースとかを現場に行きたいはしないんですか?
16:27しないですね
16:28しないですしその配信も私は見てないです
16:31見てない?
16:32新聞記事だけ多く読んだって感じが
16:35ネットニュースか?
16:36記事とその時流れていて
16:38ちょっとリアルタイムでちょうど流れてきたところを見ていたので
16:42まだニュースになる前の状態のあれを
16:46反応だけが流れてくるっていう状態を見ていて
16:49私はねそのなんか現実にあんまり触れちゃうと
16:53現実にすごい引きずられてしまうので
16:56極力そういう生の情報はちょっと書き上げるまでは
17:02距離を取るようにしてるんです
17:05他の作家さんよりもなんか死というものに
17:10結構引きつけられる
17:12そうですか
17:14そうですかね
17:16ちょっと気になるんですけど
17:19それ私がなんかかつて棋士燃料持っていたこととか
17:23今ももちろん拭いきれてはいないですけど
17:27そういうものとどれだけの関わりがあるのか
17:32関連性があるのかっていうのは
17:34あんまり考えたことないですね
17:37今でも多少の棋士燃料みたいなのが発動するんですか?
17:42棋士燃料はねなんかちょっとありますよ
17:46っていうかある状態が私は通常なので割と
17:51ちょっとずっと続いてる
17:54耳鳴りみたいなものだと思ってもらえれば
17:57金原自身にも
18:03この世から消えてしまいたいと思う時期があった
18:06小中学校は不登校
18:10高校を中退している
18:13死に取り憑かれていた
18:18自分の中で忘れられないのか
18:23学校の非常階段からずっとこう
18:26なんか下を見つめていたなっていうのを
18:31よく覚えていて
18:32何度もね同じその非常階段に行って
18:36上からずっと見下ろしてたんですよ
18:38その時に結構
18:40もう元から飛び降りれば全てが終わるっていうのを
18:45ずっと考えていてずっと泣いてて
18:48それがなんか私の幼少期の全てだったような
18:53気さえするぐらい
18:54そこになんか全てが染まってたなって思うんですよ
18:57父親と待ち合わせた夜
19:09すべて忘れちゃったごめん
19:11ダメじゃん
19:12すべて忘れちゃった
19:13お土産も忘れたし本も忘れたし
19:16すべて忘れちゃった
19:17水人さんは児童文学やファンタジーなどに
19:21翻訳家として知られている
19:23はいじゃあ久しぶり
19:25正月ぶりですね
19:29ひとみさんの作品はだいたい読んでるって感じなんですか?
19:32最初の頃はもうほとんど
19:33読んでないの?最近
19:35最近読んでないよ
19:36えーそうなの?
19:39ちょっと待って知らなかった
19:41全部読んでくれてるもん
19:43買ってはくれてるよね
19:45買ってはくれてるよね
19:47今日は古本屋で見つけて買ってきた
19:52えー古本屋で買わないでよ
19:54いやだって今新観店で買わないでよ
19:58文庫しかないじゃん
19:59娘の不登校に水人さんは寛容だったそうだ
20:05その気持ちはよくわかるんだけど
20:07だから僕が現代生きてたら絶対不登校になったろうなっていう確信があったんですよ
20:16それはあの意味わかるし
20:19親の血をついたからごめんねというのが一つあるのかな
20:24人も見てて分かるのが一つは
20:28子供時代というのが身にそぐわない人間と身にそぐう人間といて
20:32そもそも子供時代というのが
20:37自分に向いていない人間といるのかなという気はしないではない
20:4211歳の時
20:45ただ一度だけ不登校を父親に咎められた
20:5010年以上も経って謝ってくれた日のことを
20:55最近のエッセイに綴っている
20:57本当にすまなかった
21:01謝罪しながら父は初めて涙を見せた
21:10人は移りゆく時代の断片にしか生きられないと知っていても
21:15私の手を振り払ったことに泣く人が
21:19自分の人生から消えるのが
21:21私は怖くて仕方ない
21:24金沢さんもねもう割とこう
21:36分断の中ではこう
21:38ある意味こう重鎮みたいなところにね
21:42いやいやいや
21:43まだ中堅じゃないですか
21:45中堅中堅ですか
21:46なんかその使命感みたいなのあります
21:50作家としてのっていうことですか
21:55そうですね
22:01使命感
22:03多少はありますね
22:07出版業界の今回
22:09ネアブの中で書いたような
22:12その悪しき風習だったりとか
22:15まあ
22:16その
22:17なんだろう
22:20まあ対等ではない力関係だったりとか
22:23そういったものができるだけ
22:25なくなっていくようにとか
22:28そういうことも考えるし
22:29若手の人たちの活動のしやすさみたいなところは
22:37自分にできることがあれば
22:42やっていきたいなと思うことはあるし
22:45現在金原は
22:483つの文学省で
22:50専攻委員を務めている
22:52作品募集を呼びかけるメッセージは
22:57シンプルだ
22:58あのね
23:03積極的に専攻委員とかされているのも
23:05なんか一つそういうことなのかな
23:07って言ったりするんですけども
23:09まあそれは結構もう
23:10楽しいからやってるっていうのが大きいですね
23:12なんかああいうね
23:15いろんな才能がどんどん出てくるじゃないですか
23:17はい
23:18
23:19まあ楽しいのもあるだろうけど
23:21なんかその
23:22嫉妬とかそういうのはないんですか
23:24嫉妬はそんなにないんです
23:28なんか嫉妬ってあんまりないですね
23:30なんなんでしょうね
23:32なんか
23:33結構その
23:34誰々をライバル視しているから
23:37とか
23:38そういう嫉妬したりするかって
23:40言われることあるんですけど
23:42あの
23:43作家って本当に
23:45なんか全然違うもの書いてるんですよ
23:48その
23:48なんか自分と違いすぎて
23:50こう比べようがない
23:52というか
23:53みんなそれぞれの
23:54こう
23:55あの
23:56やっぱり
23:57やっぱり
23:58テーマも違うし
23:59テイストも違うし
24:01まあ書き口も違うし
24:03どこにして思ってくるかみたいなことも
24:06本当に人によって全然違うので
24:08なんていうか
24:11結構驚かされてばっかりというか
24:14出版社の依頼で
24:203泊4日の韓国旅行に出た
24:23同世代の作家
24:28和沙吹真理子と2人
24:30自由なテーマで短編を書くという
24:33私たちの高校生からのメッキに
24:38和沙吹真理子が撮った時
24:42びっくりして
24:44それまで小説家って
24:46死んでる人だと思ってたから
24:48なんていうの
24:51もうよく考えれば
24:52みんな生きてらっしゃったんですけど
24:55大江県三郎さんとか
24:56でも
24:57生き倒れやすいな
24:59死んでないから
25:00そうなんだけど
25:01なんていうのかな
25:02自分とほとんど年の変わらない人が
25:07文学を書いているということに
25:10やっぱすごい衝撃だし
25:13金原さんに会うと
25:15すごい明るい気持ちで
25:17まずは
25:22北朝鮮との軍事境界線に臨む公園へ
25:26ここはねまだ韓国だから
25:28非武装地帯の
25:29それは南でもあり
25:34北でもあるってことなのかな
25:37共有地域みたいな感じですかね
25:40言うなれば
25:40誰も両方誰も入らないところ
25:43地雷はすごくそこに
25:46つまりこの辺に地雷があるってことですか
25:49その全部に
25:50この辺に
25:52これは地雷があるから
25:55ここはなんか
25:56地雷があるから
25:57一番朝鮮戦争があった時に
26:00一番激しくここが戦いがあったところなんですよね
26:04すごいね
26:04見て見て
26:05ここでしか買わない
26:07
26:07ユース出て売ってる
26:092500円くらいで
26:10なんとも言えない気分になるね
26:13現地の食事を楽しみ
26:18現地の人の話を聞く
26:21その様々が
26:24小説のリアリティを支えることになるのだろう
26:27けれど
26:29どんな世界が生まれるかは
26:32想像もつかない
26:33韓国の最終日
26:45ディレクターとの会話は
26:48思わぬ方向に向かった
26:51密着取材とかって
26:54やっぱり負担ですか
26:56ただなんか
26:57ここ撮ってここ撮らないんだみたいな
27:00そういうのは結構面白いですね
27:03なんかそこ撮るんだみたいな
27:05ここは撮らないんだとかっていうのが
27:08なんかやっぱりその
27:09フィクションの作り方が
27:12こっちとは違うなっていう感じがして
27:16作品を作るって
27:20解釈していくっていうことだと思うんですよ
27:27社会に対してだったりとか
27:29人に対してだったりとか
27:31そういう何かしらの
27:32自分なりの解釈をしていくっていうことだと思うので
27:36私がその素材を提供して
27:42こう松永さんが
27:43解釈するっていうことなので
27:47それは私からきっと大きく離れてしまうものだと思うんですけど
27:54そうですね
27:57でもそのなんか離れていく感じっていうのが
28:01多分耐えがたい人がたくさんいるだろうなっていうのは
28:07今回ちょっと思いましたね
28:09日本に戻った金原ひとみは
28:21短編に取り掛かった
28:23韓国を訪れた日本人男性が
28:30知り合った韓国人男性と関係を結ぶ
28:34でも個人に内在する怒りや暴力衝動が
28:39日韓の歴史と対峙され
28:41二人の距離は埋まらない
28:43作家の発想はそこ知れなかった
28:47韓国最終日のあの会話には続きがある
28:58いやでもなんかこの
29:04撮られていて
29:06多分どんどん自分の実態から離れていってるんだろうなっていう
29:12確信があるんですよね
29:15多分
29:16私が喋れば喋るほど
29:20私自身から遠くなっていくんだろうなっていう気がしていて
29:23そう考えるとマジで私の本質っていうのは
29:28小説にしか現れてないんだろうなっていう
29:31増永さんのこと書いていいですか?
29:35ほんとに
29:36全然いいですよ
29:38いいですか?
29:38そう
29:40なんかそう
29:41密着って面白いなと思って
29:45やっぱなんか自分が持ってる以上にフィクションなんだなっていうことが
29:48なんかこう密着されている中ですごい感じられたので
29:52なんかその
29:54向こうもフィクションを作ってるんだったら
29:56こっちもフィクションを作り返さないとなっていうような
29:59感じの気持ちになったんです
30:01じゃあ
30:03あそこのねラーメン屋さんがね
30:05ロケに使われたんですよ
30:07密着さがあると思う
30:08そこの九州ラーメン
30:09はいはいはい
30:10じゃあちょっと持って帰ります
30:11どうも
30:12お疲れ様です
30:13どうも
30:14作家が言葉を選ぶように
30:16私たちは撮るべき映像を取捨選択する
30:20番組を見た彼女がディレクターをどう料理するか
30:26楽しみだ
30:29次回は絵本作家柴田恵子
30:35あのパンドロボーにあふれんばかりの優しさを込めて
30:40もっと面白くしなきゃもうダメなんでしょ
30:43もう何も言わないよ
30:45次回は絵本作家柴田恵子
30:59次回は絵本作家柴田恵子

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