プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップ
  • 7 か月前

カテゴリ

🎥
ショート
トランスクリプション
00:00東京へ出た川田純子は加賀純子として新しい生活を始めた
00:08新しい母高子は純朴な純子が都会の悪臭に染まるのを極端に恐れ
00:16ことごとに純子を厳しくしつけた
00:19母の心情が理解できるわけではなかったが
00:24純子は言い知れの寂しさに涙に暮れる日が続く
00:30そんな純子の心を和ませたのは
00:33基礎で運命的な出会いをした青年医師広沢信之との再会であった
00:41もう一つ純子を東京に引きつけたのは三上純一の存在である
00:47テレビ局を辞め俳優塾を始めた三上は
00:51自分のところへ来いと純子を熱心に誘った
00:55女優になることは純子の幼い頃からの夢である
01:00純子の胸は大きく膨らんだ
01:04だがそんな純子に重くのしかかったのは
01:09新しい父公平につきまとう不吉な影であった
01:15純子は父を問いただしたが
01:17父は言葉を濁すのみである
01:20そんなある日
01:23信之が純子を映画に誘った
01:26しかし楽しいデートにもまた不吉な影がつきまとったのである
01:33あんたに誰なんだ
01:35何者なんだ
01:37何のために俺につきまとってる
01:41何をかぎまってる
01:43とぼけるが分かってるくせに
01:4617年前のことさ
01:49そりゃあんた
01:52今に分かる
01:55俺は
01:58俺だけはお前を絶対に許さんからな
02:0217年前やはり何かがあったのだ
02:21それもかなり大きな出来事だ
02:24純子の不安は募るばかりであった
02:28じゅんこ
02:30じゅんこ
02:31ねえ
02:32これ見た
02:33
02:34
02:35
02:36
02:37
02:38
02:39
02:40俺のとこへ来る気はない
02:42
02:44ねえ
02:45ちょっとのぞきに行ってみようよ
02:47面白そうじゃない
02:48えっ
02:49行こう
02:50悪いけどちょっと待っててね
03:04うん
03:05あのー
03:07まだ東京にいたのか
03:11きそへ帰れと言ったはずだぞ
03:13そんなの私の勝手です
03:15あなたどうしてそう私たちにつきまとうんですか
03:18一体17年前何があったと言うんですか
03:21あんたいい子らしい
03:24人殺しの娘にはしたくない
03:27人殺し
03:29そうだ
03:30加賀光平は人殺しだ
03:32加賀光平は人殺しだ
03:35加賀光平は人殺し
03:37一体
03:38一体
03:39一体
03:40一体
03:41一体
03:42一体
03:43一体
03:44一体
03:45一体
03:46一体
03:47一体
03:48一体
03:49一体
03:50一体
03:51一体
03:52一体
03:53一体
03:54一体
03:55一体
03:56あのーすみませんが
03:57ん?
03:58さっきお話ししていた人誰でしょう?
04:00えっ
04:01ああ
04:02ケイジだよ
04:03警視庁の捜査一家って言ったかな
04:08いや俺ねー
04:102,3年前までロップの寿司バーに働いてたんだよ
04:13その頃カワー超えてやつと一緒じゃなかったかって言って
04:17
04:18きつこく聞きやがって
04:20まいっちゃえよほんと
04:22ユッ
04:27チュンカう
04:28どうしたの?
04:30なんだもないの
04:31は約く行こう
04:36ほんとにこんなところに俳優学校なんてあるのかな
04:40本当にこんなところに俳優学校なんてあるのかな
04:45あ、ここだ
04:51一瞬不吉な思いが純子の念頭から消え去った
05:12自分もあの中に加わりたい
05:15三上を使徒仰いで女優の道を歩きたいという熱い思いが
05:20純子の胸に突き上げてきたのである
05:22おい
05:24来たな、待っていた
05:30来なさい、すぐれすんだ
05:32あの、今日はちょっと見学に
05:35いいからいいから、ほら
05:36ちょっと、あんたは三上純一と知り合いなの?
05:43え、まあ
05:44そういうことちゃんと話してくれなくちゃ
05:47ほら、待ってるよ、行こ
05:49レッスンを始める
06:04お願いします
06:05いいか
06:08俳優の肉体は素材だ
06:12画家にとっての絵の具、彫刻家にとっての石膏や粘土と同じだ
06:18だから、生まれたまんまの、素人のまんまの肉体では使い物にならん
06:24美しい、無駄のない動きのできる
06:27洗練された肉体に作り直さなくてはいけない
06:30分かったな
06:31はい
06:32やってみる?
06:33はい
06:34はい
06:35はい
06:36はい
06:37はい
06:38はい
06:39はい
06:40はい
06:41はい
06:42はい
06:44はい
06:45はい
06:45はい
06:46はい
06:47はい
06:49はい
06:50はい
06:51はい
06:52はい
06:53はい
07:07me
07:10me
07:13me
07:16me
07:20me
07:23me
07:26me
07:28me
07:32me
07:36ああああああああ
07:54やってみろ ああ
07:57身体的適性を見るやってみろ でもさあ
08:06
08:11
08:13
08:19me
08:21me
08:23me
08:25me
08:27me
08:29me
08:31何台です
08:33それで踊ってるつもりか
08:36もっとこう伸び伸びとやれるからだ全体を使って
08:41基礎で俺に噛みついた元気はどうしたんだ
08:44もう一度
08:48はい
09:01はい
09:02はい
09:03はい
09:04はい
09:05眠らないFM
09:08暑くたってる
09:11この街は誰でもチャンス拾えるよ
09:17駆け抜けてMJ
09:20今朝焼けるRiverside
09:24おい
09:44どうした
09:45おい
09:47順子
10:05順子
10:06順子ちゃん
10:10すいません心配かけちゃって
10:12どうしたっていうの一体
10:14ちょっとめまいがしただけでももう大丈夫
10:19三上という人の俳優学校で倒れたんです
10:23俳優学校
10:25何だってそんなとこに
10:27お友達と見学に
10:29三上という人が適性を見ると言ってジャズダンスを踊らせたらしいんです
10:33ジャズダンス
10:35純子
10:37お前基礎でも一度倒れたじゃないか無理はいかんぞ
10:41でも楽しかった
10:45順子ちゃん
10:47先生
10:48点滴終わりました
10:49じゃあ病室の方へ
10:50はい
10:51歩ける?
10:52はい
11:00加賀さん
11:02精密検査をした方がいいと思うんですが
11:04悪いんですか?
11:0612個
11:07ええ
11:08ちょっと気分かりなことがあるもんですから
11:11あんた
11:13お願いします
11:15じゃあ
11:162,3日入院させてください
11:18数日も精密検査の結果が出た
11:23あまり
11:33いいお知らせではありません
11:35軽度の心筋症が認められます
11:39わかりやすく言えば
11:41心臓を構成する筋肉そのものに欠陥があり
11:45激しい運動したり疲れがたまったり
11:48何か大きなショックを受けたりすると拍動が誤り
11:52そのたびに一時的な拒絶症に陥ります
11:55ジャズダンスだわ
11:57三上と男が激しい踊りなんかさせるから
12:01どうしてそんなことに
12:03そうですね
12:05先天性のものとすれば
12:07純子さんの病歴を過去に遡って調べなければなりません
12:11それには
12:12実のご両親の検査も必要となります
12:15抗天線の場合は原因を徹底的に追求しなければなりません
12:20治るんでしょうね
12:22心筋症が確定的となれば
12:24現在の日本の医学では手術は不可能です
12:29なぜなら移植以外に効果的な治療がなく
12:35それも現状では不可能というしかありません
12:39と言ってこのままだと
12:41機能障害の度合いが進行する可能性もあります
12:44あ、先生
13:03どうしたんです変な顔をして
13:17いや
13:18どうかな具合は
13:20もう大丈夫
13:21そろそろ退院したいな
13:23ダメダメ
13:24もう少し検査したいことがあるんだ
13:27また?
13:29もう嫌だな
13:31いかんぞわがままは
13:33はい
13:34はい
13:38お父さんから
13:40君の話を伺ったよ
13:43え?
13:45どうして突然
13:46基礎から東京へ出てきたのか不思議だったが
13:49納得がいったよ
13:51いろいろ大変だったね
13:57今日の先生なんだか変よ
14:00おかしな顔をしたり
14:02シメっぽい声を出したり
14:07私はきっと
14:09そういう星の下に生まれついたんだわ
14:14東京へ出てきたのも運命
14:16先生にまた会えたのも運命
14:18そうでしょ先生
14:19それよりね先生
14:23私には大きな夢があるの
14:27もう分かってるでしょ
14:29
14:32女優になりたいの
14:36三上先生のスタジオで
14:39私と同じくらいの年の人たちが
14:41一生懸命踊ってるのを見たら
14:44体中がジンとしてきて
14:46何だか体の奥の方で熱いものが燃え始めたようで
14:52素敵だったな
14:53自分の体をいっぱい使って
15:05何かを表現するって
15:07素晴らしいわ
15:08せっかく生まれてきたんですもの
15:12私もこの体を使って
15:14たくさんの人たちを感動させるようなことをやりたいんです
15:17先生
15:18応援してくれるでしょ
15:20ほう
15:22また変な声を出す
15:24早く退院して
15:27三上先生のレッスンを受けたいな
15:30あら
15:32やあ
15:34水先生お手すぎたな
15:37お父様
15:38広沢先生がよろしいですかって
15:39おーいいよ
15:40入りだまい
15:41失礼します
15:43おー何だね
15:45お願いがありまして
15:47このクランケなんですが
15:49ご意見を伺いたくて
15:51心筋症か
15:52かなり重いのか
15:54たぶん
15:56難しそうだね
15:58なんだか
16:00まあ
16:02置いてきたまい
16:04後で見てみよう
16:05よろしくお願いします
16:06よろしくお願いします
16:07うん
16:09
16:11プル
16:18своего
16:20好きな
16:28
16:29フェル
16:31
16:45広澤先生 さっきどうしてあんな妙な顔を
16:51もしかして私
17:01わしげたん あもしもし川田でございますか
17:09加賀さん
17:11あからどうも しばらくでございます突然ですが純子のことでお伺いしたいと思いまして
17:18あの 純子
17:21子供の頃心臓の病気 患ったことありませんか
17:26んぞ もしもし
17:30もしもし あるんですか
17:34あったんですね いやありませんそんなことありません
17:40しかしどうして急にそんなこと純子は倒れたんです そしたらお医者が子供の頃を調べろって
17:48それで聞いてるんですよ 純子は純子は子供の頃とても元気でした
17:54心臓の病気なんてとても信じられませんな そうですか
18:00お騒がしました
18:05お父さん
18:10あんた なんだって
18:13一言聞いたとたにすっかり取り乱しちゃって 何もわからなかった
18:18そう
18:20あんなに取り乱したってことだ
18:30順子は大丈夫でしょうか
18:36順子東京やったの間違ってたしません
18:40今頃そんなこと言っても始まらない
18:42でも
18:44明日東京行こう
18:49ちょい会が終わったりする
18:51何だまだ寝てんのか
19:05あ 三上先生
19:07おい いつまでも病人ずらしてないで 早くレッスン出てこい
19:12そんな主治医の広沢先生の許可が出ないから 仕方ありません
19:17あのやぶ医者がもたもたしやがって
19:19よし
19:21すぐ退院できるように俺が掛かってきてるな
19:24三上先生
19:25順子さんを退院させろそうです
19:30今すぐレッスンを始めたい
19:32そんな無茶な
19:33何が無茶なんです
19:34178歳というのは全ての感情が最も鋭敏な時期だ
19:37その間に芝居に必要なものをすべていただく
19:401日でも早くレッスンを始める必要があるんです
19:42早く始めれば始めるほど成長も早い
19:45とにかく一時も早く順子も退院させてほしい
19:47そんな無茶な
19:48そんなことをすれば順子さんを殺すようなものです
19:51順子さんに過激なジャズダンスをさせたり
19:54スライメンに合わせただけでもあなたを許さない
19:57何?
20:01ゼゼ
20:03つばらんこなく並べてないで
20:05順子の病気を治すことを考えたらどうですか
20:08一日でも早く芝居のできる体にする
20:11それが医者の仕事でしょうか
20:14それが
20:17できれば
20:18何ですか
20:19順子さんの病気は
20:23多分先天性の心筋症
20:26命にかかわる恐れもある
20:29そう簡単にはいかない
20:31ゼゼ
20:32あんたそれでも医者か
20:34思った通りのやぶ医者だね
20:36やぶもやぶ大やぶだよ
20:39ねえ
20:40病は気からって言うでしょう
20:42どんな難病か知らんがそんなも俺のレッスン2,3回も受ければ治ってしまう
20:46全ては気の持ちを気持ち次第でしょ病気ってのは
20:49死因性の病気なら病も気からと言えますが
20:53純子さんの場合は純粋な機能障害です
20:56気持ちがどうあれ治る病気じゃありません
20:58じゃあ早く手術したらどうですか
21:00現代の医学だったら簡単に治せるでしょう
21:03簡単に治るぐらいなら
21:06僕も悩みませんよ
21:18三上さん
21:19今日のところは帰ってください
21:33カガジューコさん見えない
21:47いいえ
21:48どうかしたんですか
21:49いや
22:03順子さん
22:29順子さん
22:33先生
22:35私死ぬんですね
22:37何を言うんだ
22:40だって先生
22:42命に関わるって
22:49だからといって
22:51治らないとは限らない
22:55いや治る
22:57必ず治る
22:59現代の医学はすごく進んでるんだけど
23:04本当?
23:06ああ
23:07本当だと
23:09僕がこの手で直してみせる
23:11僕の命に変えてでも直してみせる
23:15どうぞ
23:22先生
23:23ええええええ
23:25ああああああ
23:4910個さん 退院するかいいんですか
23:55普通の生活をする分には 差し当たってどうってことないから
24:00しかし 激しい運動はいか
24:04体を疲れさしてもいか
24:06くよくよ思い悩むのもいか
24:09静かに 気楽にしてること
24:13それからもう一つ
24:16薬をちゃんと飲んで
24:191週間に一度僕の診察を受けに来ること
24:21それができれば 退院してもいいぞ
24:26はい やりますちゃんと
24:28ご視聴ありがとうございました
24:35あら 川田さん
24:47どうもご無沙汰しておりまして
24:50あの 純子は
24:54奥で寝てますが
24:55寝ている
24:56突然どうなさったんですか
24:57昨夜の電話が気になって
24:59純子に何かあったのでは
25:01また胸が苦しくなって 気を失って
25:045日ほど入院を
25:06えっ いつかも
25:07どうして すぐにそれを知らせてくださらなかったんですか
25:10精密検査のための入院だったもんで
25:12大学病院の先生も 差し当たっての心配はないとおっしゃってますから
25:16で あの 検査の結果は
25:18まあ 奥へ
25:19さあ どうぞ どうぞ
25:21どうぞ どうぞ
25:22お邪魔いたします じゃあ
25:23起訴の動作
25:25お父さん
25:33検査の結果ですが 心臓の機能に
25:37血管がある病気だそうです
25:41子供の頃 心臓が丈夫じゃないと
25:45医者に言われたことがありますね
25:48純子の病気は 先天性のものなんですか
25:53
25:58純子をお渡ししたこと 後悔してるんです
26:01奥さん
26:02お父さん やっぱり純子は連れて帰りましょうよ
26:05ここに置いておいたら私 心配で心配で
26:07そうはいきませんわ
26:09純子ちゃんはもううちの娘なんですから
26:11私たちにとっても 純子は生きる針です
26:14今更お渡しすることはできません
26:16いいえ 何とおっしゃろうと連れて帰ります
26:19奥さん
26:20河田さん あなたも奥さんと同じ考えですか
26:28できたら そうしたいと
26:33やはり何かありますね
26:38河田さんは純子のことで 何か大切なことを隠している
26:48何があるんですか
26:58一体何を隠しているんですか
27:03河田さん
27:05河田さん
27:07河田さん
27:09私たち
27:11私たちそんな そんな
27:13お父さん
27:17河田さん
27:19河田さん
27:43하하
27:45ああ
27:59お父さん
28:00うーん
28:13どうもあの子は 心臓があまり丈夫じゃないらしい
28:17母親の心も心不全だった
28:20これ ひょっとすると 遺伝かもしれな
28:30もし 和子さんの体質が遺伝していたら
28:36純子は若じに
28:38お父さん
28:40そんなことはない
28:42そんなことがあって止まるか そうだろ
28:44そうでしたもんお父さん
28:46それに こんなことが純子に知れたら 純子は
28:50わしゃ 口がばかっても冷えんで
28:54お父さん
28:56秋子
28:58お父さん お母さん
29:16純子
29:18お前
29:20出歩いたりして 大丈夫か
29:22大丈夫 大丈夫
29:24それより 今電話があって
29:26よっちゃんも東京に来てるんですって
29:28よっちゃんが
29:30ちょっと会ってくるから 帰ってくるまで待っててね
29:34本当は今夜
29:36なに?
29:38うーん 何でもない
29:40じゃあ行ってきます
29:42おいおいおい おい
29:44おいおい おい 走ったりして大丈夫か
29:54純子は 木曽の父母に
29:56自分のことで隠していることが何かを聞きたかった
30:00なっ
30:02父母の苦悩を考えるとその心配を口にすることができなかった
30:08母さん
30:10競い帰ろう
30:12そうしましょう
30:14純子今
30:16今夜泊まってってねって言いたかったんでしょうけど
30:20たか子さんたちで遠慮して
30:22ああ
30:24わしらがいると
30:26余計な気遣いをさせることになる
30:28心臓には
30:30気苦労も良くないようだから
30:32帰りましょう
30:34ご視聴ありがとうございました
30:35ご視聴ありがとうございました
30:36ご視聴ありがとうございました
31:04ご視聴ありがとうございました
31:35ちょっと
31:36安田んじゃないか
31:38顔色もあんまり良くねみたいだぞ
31:40うん
31:41しばらく入院してたから
31:44やっぱり
31:46どっか悪いんか
31:48ちょっとね
31:50でももう大丈夫よ
31:52この通りピンピンしてるから
31:54もしかして
31:56あんまり幸せじゃないんじゃないか
31:58そんなことないわ
32:00こっちの父さんお母さんも優しいし
32:02友達だってできたし
32:04ボーイフレンドもか
32:06ボーイフレンドはまだ
32:14よかった
32:16それよりまた
32:20三上純一に会ったの
32:22ほんとかよ
32:24あの人
32:26テレビ局やめて
32:28俳優学校始めたの
32:30で私
32:32来ないかって誘われちゃった
32:34じゃあ
32:36スカートされたんだ
32:38そんなとこかな
32:40すげーじゃねーか
32:42やれよ
32:43やれやれ
32:44三上純一に鍛えてもらってさ
32:46スターになれよ
32:48でも
32:52お父さんと母さんが
32:54そっか
32:56イエモンドのおじさんとばさん
32:58反対だったもんな
33:00こっちの両親も
33:02女優になりたいなんて言い出したら
33:06怒ると思うな
33:08女優になりたいなんて言い出したら
33:10怒ると思うな
33:12なんだよその顔は
33:18いつか
33:22向井先生の原告の時間に
33:24アンドレイジードの
33:26狭きモンテの読まされたこと
33:28あるの覚えてるな
33:30何よ急に
33:32まあいいから聞けよ
33:34その中に
33:36有沙よ自分の翼で飛べ
33:38って言葉が出てきただろ
33:42純子よ自分の翼で飛べ
33:46どうだとりゃ思うな
33:47誰が反対しようと
33:48女優になるのは純子じゃないか
33:50純子の気持ちさえ
33:52決まってりゃそれでいいんだよ
33:54やれよ
33:56両親の反対ぐらいを押し切ってみろ
33:58ありがとうよっちゃん
34:00あんたやっぱりいいボイフレンドだわ
34:16いらっしゃい
34:18いらっしゃい
34:20いらっしゃい
34:21いらっしゃい
34:22いらっしゃい
34:23我が純子君いますか
34:25どんちゃらさんですか
34:27三上ってもんですが
34:29純子にジャズダンスさせた
34:32ご両親ですね
34:34体が治ったら一日も早く
34:36純子君を私のスタジオへ
34:37よこしてください
34:38何を言うんですか
34:39そんなことできませんよ
34:41純子あんなひどい目に
34:42合わせときながらの
34:43本当人でしょ
34:44本人はやる気になってるんです
34:45誰が何と言おうと
34:48私はあの子を女優にしたい
34:50純子はうちの娘なんですよ
34:52あんたなんかの勝手にはさせません
34:54そうでしょあんた
34:56いいですか
34:57加賀純子には何百人に一人という素質がある
35:00あんたたちの無理解でそれを潰してしまっていいと言うんですか
35:05そんなことは絶対許されない
35:07たとえ親でも
35:09純子君の素質を潰す権利なんて誰にもないんだ
35:11あの子は病気なんですよ
35:14お医者様から過激な運動は止められてるんです
35:17あんたなんかのところにあったら純子は殺されちゃうわ
35:20信じまったら素質も何もないじゃないですか
35:22東亜大学病院のひよこ医者か
35:25あんな若造の言うことなんか当てにはならん
35:28目的に向かって歩き出せば病気なんか吹っ飛んでしまう
35:31お黙りなさい
35:33あんたこそだまんなさい
35:35お父さんは私の言ってることが分かってくださったようだ
35:39だからさっきから黙ってらっしゃる
35:42どうなんですか
35:45今日のところはお聞き取りを
35:52純子ともよく相談してからご縁にしますか
35:55必ずよくしなさい
35:57金の卵を潰す権利なんて誰にもないんだ
36:00失敬したか
36:05マザさんこれしようだよしよう
36:10おととき上がれって
36:13ごめん純子ちゃんおかえりごめんね
36:16今出て行ったの三上先生車
36:19ダメだよあんな奴のとこに行っちゃ
36:23あんな横暴な奴のところに行ったらあんた殺されちゃうよ
36:28あいつがジャズダンス参加させるからあんたひど目に遭ったんじゃない
36:31あいらっしゃい
36:32いらっしゃい
36:33いらっしゃい
36:34いらっしゃい
36:36そうではない
36:37倒れたのはジャズダンスのせいではない
36:39あの平井という刑事のせいだ
36:42そう言いたい純子だったが
36:44父のことを思うと口には出せなかった
36:51いい?女優になろうなんて馬鹿な考えはダメだよ
36:54涙を温める
37:03明日もあるさ
37:11今夜は眠らずに
37:15やはり父も母も女優には反対だった
37:21木曽の両親も反対
37:23信行も反対
37:25純子は悲しかった
37:27しかし
37:29各々の立場で自分の身を安ずる人々の気遣いを
37:33傷つけることはできなかった
37:36歌う
37:41Standish light
37:48一筋の光はきっと
37:56Standish light
38:01お前にも照らすはずだから
38:08お父さん
38:10お母さん
38:11どうしたの?
38:12お父さん
38:23お母さん
38:24どうしたの?
38:26
38:28女優はやめます
38:30ご心配おかけしました
38:32そうそうそれでいいのよ
38:34女優なんて夢のまた夢
38:37あんたはね
38:38広沢先生がおっしゃる通り
38:40気楽にしててちょうだい
38:42
38:43はい
38:44すいませんでした
38:48純子
38:50お前
38:52それでいいのか
38:54はい
38:55本当にそれでいいんだな
38:59お前
39:02お前
39:04お前
39:06お前
39:08お前
39:10お前
39:11お前
39:12お前
39:14お前
39:15お前
39:17お前
39:18お前
39:19me
39:21ああああ ああああああ
39:31順庫
39:34お父さん 何したんだこのところ
39:39散歩
39:41順庫
39:44ああああああああ 女優諦めたのがそんなに悲しいのか
39:53どうして だってすごく寂しそうにしてた
39:58me
40:10やっぱり家だなぁ
40:13知ってん
40:20死んだお前のお母さんもねぇ 余裕の卵だ
40:25本当 小さな劇団の
40:29進撃っての そこの研究生だ
40:34そうだったのねお父さんお母さんのことをもっと聞かせてその前に別のことを話しておかなきゃ ならない
40:42父さん自身のことだ
40:45それが筋ってもんだろう
40:48それが お前の病気が治ってから
40:53わかってくれるな
40:57ただ これだけは言っておきたい
41:0117年前
41:03俺はとんでもないことをしてしまった しかし
41:07父さんにはやましいことは爪の赤ほどもない これだけは信じてくれ
41:13じゅんこ
41:18じゅんこ
41:21上院になりたかったら なってもいいんだよ
41:25ええええええええ
41:28なってくれないか
41:32舞台に立つのが夢だった その夢を果たせず死んでしまった
41:38じゅんこ 母さんが果たせなかった夢を
41:41お前に果たしてほしいんだ
41:44お父さん
41:45たまむじゅんこ
41:49お母さんがなんとしてるか 高くのことは俺に任せろ
41:52かなう説得するか
41:55いいなっ 上院なるな
41:59なに 心臓が悪いったって今日までこんなに
42:03一般に触ってしたんだ 身際しないと大丈夫だよ
42:12お前は女優の勉強だけを考える そしてもし
42:17父さんに何かあっても 決して慌てるな
42:21父さん必ず お前をどっかで見守って
42:25お父さん
42:37心臓疾患を抱えながら俳優修行に励むというのは
42:41自殺にも等しい決意であったかもしれない
42:46だが 亡き母の夢を自分に託そうという
42:49父の胸中を知った今 純子は
42:52やりたい やらねばならないという気持ちで
42:56いっぱいであった
43:22なに 今もelleく前から思うこと
43:26くらいだよ
43:28言うことは知りたい
43:30情勢にしたい
43:32んだよ
43:34できれば
43:36あの日の止め
43:38何もあれば
43:40困る
43:41ことができる
43:42今また そして