ヒトラーの黙示録:東部への侵略「冬将軍の罠」声:鈴村健一

  • 10 か月前
ヒトラーの黙示録:東部への侵略「冬将軍の罠」声:鈴村健一
2023年7月2日 日曜

1941年末、ドイツ軍はモスクワに迫っていたが、冬将軍に足止めをされている間に守りを固めたソ連軍に撃退され、翌冬にはスターリングラードでも包囲されて敗北する。

1941年6月22日、アドルフ・ヒトラーは最大の賭けに出る。宿敵スターリンを相手取りソビエト連邦への攻撃を開始した。第二次世界大戦におけるドイツ最大の作戦であったにもかかわらず、「バルバロッサ作戦」はヒトラーにとって最大級の失敗となった。当時の貴重な映像や証言などを元に、ヒトラーを取り囲む軍首脳部や、対するスターリンの思惑、2人の独裁者による残酷な戦いに巻き込まれた住民たちの姿を追う。
1941年末、ドイツ軍はモスクワの目と鼻の先まで迫っていたが、冬将軍に足止めをされている間に守りを固めたソ連軍に撃退される。1942年夏、53歳になったヒトラーは、ソ連の油田を奪うため、まずはスターリングラードを占領すべく、軍を進める。最初は順調だったものの、数か月に及ぶ激戦の末、季節は再び冬になり、第6軍は包囲されて降伏。それでも諦めないヒトラーは、1943年夏のクルクスの戦いへと挑んでゆく。

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