テコンVはマジンガーZのパクリなのか? 韓国裁判所の判断は
  • 6 年前
マンガのキャラクター「マジンガーZ」と一見似ているように見える、韓国の人気アニメ「テコンV」。このテコンV、マジンガーZの模倣ではないのか?韓国の裁判所が「ある判断」を下した。     ◇ 韓国でおよそ40年前に放送され「国民的アニメ」として知られるテコンV。韓国の国技であるテコンドーを取り入れていて、ロボットとテコンドーを関連づけるシーンが多く見られる。 このテコンV、著作権をめぐってトラブルが勃発。日本のアニメとの類似点が争点となっている。ことの発端は、韓国の業者がテコンVの類似品を販売し、正規の著作権を所持する会社が著作権を侵害されたと提訴したことだった。 すると、訴えられた輸入業者は「著作権は存在しない」と反論。その理由は「テコンVが日本のマジンガーZなどの模倣だから」という。     ◇ このテコンV、先に放送を開始したマジンガーZシリーズとの類似性をこれまでも指摘されていた。 両者を並べてみると…確かに似ている。これについては韓国でも「コンセプトは似ているけど、ストーリーが違うんじゃないかな」「テコンVとマジンガーZが似ていると思ったことはない。別のマンガだ」など、様々な意見が。 波紋が広がる中、先週、裁判所が示した判断は「テコンVはマジンガーZなどを模倣していない」というもの。そして、類似品を販売した業者におよそ400万円の支払いを命じた。 判決文では—「(テコンVは)韓国の国技であるテコンドーを基にしていて、日本文化を基にしたマジンガーZなどとは特徴が異なる」 さらに、判決文の中にテコンVとマジンガーZシリーズのイラストまで掲載し、その違いを説明する念の入れようだった。     ◇ 私たちの取材に対し— テコンVの原作者「(QマジンガーZの影響は受けた?)はい。当時は、テレビでもすごかったじゃないですか」「影響は受けましたがオリジナルのものにするため努力した」 このように述べた上で、両国のアニメファンに対しテコンVとマジンガーZの両方を楽しんでほしいと話していた。

2018/08/02 20:28
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