レノバ上場で木南社長「再エネを日本の基幹電源に」(2018/02/24 07:04)

  • 6 年前
再生可能エネルギーの普及が進むヨーロッパでは、洋上風力発電が主力電源の一つに躍り出ています。日本でも、ベンチャー企業が洋上風力発電を手掛けるなど新たな動きが出てきています。

 レノバ・木南陽介社長:「我々の目標は、再生可能エネルギーを日本の基幹電源に持っていくという壮大な夢を描いている。徹底的にコストを下げる。世界的には非常に安い電源になってきたので、日本でももう少しすれば達成できるところまで来ている」
 太陽光や洋上風力発電などを手掛けるベンチャー企業のレノバは、東京証券取引所に上場し、木南社長は、再生可能エネルギーを基幹電源にするために事業を拡大していく考えを示すとともに、世界では脱炭素社会の流れが激しく、国だけでなく、投資家や銀行にも広がっていると強調しました。ただ、発電しても大手電力会社が送電線につながない問題で、送電線の運用を柔軟にするルールの見直し議論が遅いとして、もっと早くから取り組むべき課題だったと苦言を呈しました。また、通信業界で京セラの稲盛元社長と第2電電を立ち上げ、NTTの独占に風穴をあけた千本倖生会長は、電力業界の独占に風穴を開けることは可能との見方を示しました。
 レノバ・千本倖生会長:「当時の電気通信業界の壁に比べると電力業界の壁はそれほど高くない。電力業界に我々が挑む、かつての経験からすれば、壁は必ず崩せる。僕のかつての感覚からするとそろそろ崩れるなと」