金正男氏殺害　実行犯２人の裁判手続き開始 2017年4月13日

金正男氏殺害　実行犯２人の裁判手続き開始

2017年4月13日 13:19

北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で１３日、実行犯の女２人の裁判にむけた手続きがマレーシアの裁判所で始まった。

金正男氏を殺害した殺人の罪で起訴されているベトナム国籍のドアン・ティ・フォン被告とインドネシア国籍のシティ　アイシャ被告は、これまで起訴内容を否認している。

１３日は証拠を確認し、裁判を高裁に移して始めるための手続きが行われたが、１３日では終わらず、継続されることになった。

２人の被告はともに落ち着いた様子で裁判手続きに耳を傾けていた。フォン被告は、退廷する際に笑顔で手をふる余裕すら見せていた。

２人は「いたずら動画の撮影だと思った」などと話しているが、ＮＮＮはアイシャ被告と北朝鮮国籍の重要参考人で、ジェームスと呼ばれるリ・ジウ氏が空港で会話をする映像を入手した。

アイシャ被告の弁護士は、アイシャ被告がリ氏らにいたずら動画の撮影と信じ込まされていたと主張する方針。

一方、検察側は２人が予行演習を繰り返していることなどから計画性があったと判断している。

マレーシアの法律では殺人罪で有罪となれば死刑となるが、今後開かれる公判では、２人に殺意があったかどうかが焦点となる。


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