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  • 2017/5/6
新たな古墳発見 渡来人の墓か
2017年04月13日 18時19分
古代の渡来人の墓とされる古墳が集まる奈良県高取町の与楽古墳群で、新たに飛鳥時代の古墳が見つかり、周辺の古墳と埋葬施設の構造が似ていることから、町の教育委員会では、この古墳も渡来人の豪族の墓ではないかとしています。
新たに確認された古墳は、高取町の教育委員会が、ことし1月から発掘調査を行い、古墳の中央部分で、平らに加工した石を三つ組み合わせた遺構が見つかりました。
これらの石は奥行き2メートルあまり、幅80センチほどの大きさで、棺を納める「石槨」と呼ばれる部屋の床とみられ、石槨につながる「羨道」と呼ばれる通路の跡も見つかりました。
「石槨」の構造などから7世紀中頃の飛鳥時代の古墳で、1辺が13メートル50センチの四角い形をした「方墳」とみられ、「与楽キタヤマ1号墳」と名付けられました。
この古墳は渡来人の豪族の墓とされる古墳が集まる「与楽古墳群」の中にあり、その一つで近くにある古墳と、埋葬施設の構造が似ていることから、町の教育委員会では、この古墳も渡来人の豪族の墓の一つではないかとしています。
高取町教育委員会の木場幸弘次長補佐は、「この古墳は、近くの古墳に葬られたのと同じ、渡来人の豪族、東漢氏の墓ではないか」と話しています。

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