【柏市連続通り魔殺傷事件】最高裁が竹井聖寿被告(26)の上告を退け無期懲役が確定

  • 8 年前
おととし千葉県柏市で、男性4人が次々と襲われ、1人が殺害された通り魔事件で、強盗殺人などの罪に問われた被告に対して、最高裁判所は、上告を退ける決定を出し、無期懲役が確定することになりました。

 おととし3月、千葉県柏市の住宅地の路上で、当時31歳の男性が殺害されて現金などが奪われたほか、別の男性3人が次々と襲われ、竹井聖寿被告(26)が、強盗殺人などの罪に問われました。

 裁判では刑事責任を問える精神状態だったかどうかが争われ、1審の千葉地方裁判所と2審の東京高等裁判所は、精神鑑定を行った医師の証言などを基に責任能力があったと認め、無期懲役を言い渡しました。

 また、2審で弁護側が、「服用していた薬の副作用で、攻撃性が高まっていた」と主張したことについても、東京高等裁判所は、「逮捕を免れようと逃走した状況などから見て、副作用による異常な言動はうかがえない」として退けました。

 これに対して被告側が、上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大橋正春裁判長は、12日までに上告を退ける決定を出し、無期懲役が確定することになりました。

 2016/10/12 23:07

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