0313 2331 原子力保安院・西山英彦審議官かく語りき。

  • 8 年前
3月13日の3号機について

9時5分に安全弁を開いたことで原子炉圧力容器内部の圧力が低下し、
9時8分に真水の注入を開始したと述べた。
9時20分には格納容器の排気が開始され、
9時25分にはホウ酸の混入が開始された。
12時55分には、燃料棒の上部1.9メートルが冷却水から露出したため、海水注入に踏み切った。水位低下で核燃料が露出して溶融する恐れが出たため、
13時12分から3号機の原子炉に海水の注入を始めた。

13時52分に第一原発の周辺でこれまでで最も多い1.5575ミリシーベルト/時を観測したが、
2時42分に0.1841ミリシーベルト/時に低下した。

枝野官房長官は午後の記者会見で、
「爆発的なことが万一生じても、避難している周辺の皆さんに影響を及ぼす状況は生じない」と述べた。しかし、1号機と3号機は依然として十分な水位が確保できず、燃料が露出した状態になっており、海水注入後も水位に大きな変化が見られない。