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  • 10 年前
男鹿市元課長起訴内容認める

市民から徴収した税金を着服した罪に問われた男鹿市の元税務課長の初公判が開かれ、元課長は起訴された内容について「間違いありません」と認めました。
検察側は冒頭陳述で「着服した金で女性に車を贈るなどしていた」と指摘しました。
男鹿市の元税務課長黒沢邦彦被告(55)は6年前からことし6月にかけて市民から徴収し保管していた固定資産税などおよそ390万円を着服したとして業務上横領の罪で起訴されています。
13日、秋田地方裁判所で黒沢元課長の初公判が開かれ、元課長は、起訴された内容について「間違いありません」と認めました。
このあとの冒頭陳述で、検察は「ひとりで市民の自宅を訪問して税金を徴収し、通し番号の印刷されていない市の領収書を手渡して着服を繰り返した」とその手口を説明しました。
さらに不正が発覚しないよう市の税金管理システムで、着服相手の市民の情報をほかの職員が見ようとすると、課長への問い合わせを求める注意書きが自動的にパソコン画面に表示されるよう
設定していたことを明らかにしました。
そして着服した金の使い道については「ギャンブルや借金返済に使ったほか、複数の女性と交際していて小遣いを渡したりなかには車を贈ったこともあった」と主張しました。
弁護側は事実関係について争わない姿勢を示しました。
いっぽう、今回の事件を受け、男鹿市は再発防止の対策を進めています。
具体的には、職員が徴収を担当する地区を長くても3年で変えることにしたほか、事件で使われた通し番号を印刷する前の領収書を鍵のついた保管庫で保管するなどとしています。
男鹿市によりますと元課長が徴収した税金で未納扱いになっている金額は、起訴された分以外にもおよそ4000万円に上るということです。
男鹿市は「2度このようなことが起きないよう取り組んでいく」としています。
2015年11月13日 19時14分

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