プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップ
  • 10 年前
教員採用めぐる裁判で原告敗訴
8年前に発覚した大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件に関連して、点数の改ざんを理由に採用を取り消された男性が県を訴えた裁判で、大分地方裁判所は「公務員の人事の公正は重要な
公益であり原告が口利きに関与していなかったとしても採用の取り消しはやむを得ない」として男性の訴えを退けました。
平成20年に発覚した大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件に関連して、試験の点数の改ざんを理由に採用を取り消された大分市の秦聖一郎さん(30)は「不正に全く心当たりがない」として大分県に処分の撤回を求める訴えを起こしていました。
判決で、大分地方裁判所の竹内浩史裁判長は「原告を指導していた大学教授から教育委員会幹部への口利きの結果、点数が改ざんされ原告は合格した。公務員の人事の公正は重要な公益であり原告が口利きに関与していなかったとしても採用の取り消しはやむを得ない」として訴えを退けました。
一方で「教育委員会で横行していた組織的な違法行為により原告が不利益を受けたことも考慮すべきだ」として原告に慰謝料などとして400万円を支払うよう県に命じました。
大分県の教員採用試験をめぐっては去年、同じ理由で裁判を起こした38歳の別の男性は訴えが認められていて2つの裁判で司法の判断がわかれました。
2016年01月14日 19時05分

カテゴリ

🗞
ニュース
最初にコメントしましょう
コメントを追加

お勧め