大阪府警が台湾人を誤認逮捕

日本国内で有効な台湾の運転免許証を持っていた台湾人女性（５１）を、大阪府警泉南署の警察官が道路交通法違反（無免許運転）の疑いで誤認逮捕していたことが分かった。今年６月２６日夕方、大阪府泉南市の交差点付近で上司の男性警部補（４８）と交通取り締まりをしていた男性巡査長（３１）が、女性の運転する乗用車が赤信号を無視したのを確認し、停止させた。女性に巡査長が「ノーライセンス？」と尋ねると、女性は「中国人」と応じ、台湾の免許証とその翻訳文、パスポートを示した。 しかし２人は翻訳文を十分確認せず、女性を中国人と判断。居住先も明確に答えられなかったため女性を逮捕し、同署に移送した。しかし、他の署員や府警本部が調べると、女性が持っていた台湾の免許証は国内でも有効と分かり、４２分後に女性を釈放。信号無視については、交通反則切符を交付した。大阪府警は「捜査上の手続きに誤りはなかったが、無免許かどうか慎重に確認すべきだった」としている。同府警では、最近も北堺署が窃盗事件で男性を誤認逮捕した問題が起きたばかり。

http://www.asahi.com/national/update/0803/OSK201308030020.html

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