任天堂倒せない　ＧＲＥＥ減益

盛者必衰という言葉がこれほど似合う企業もないだろう。８月１４日、大手ゲームメーカーのＧＲＥＥが決算を発表。年度決算では純利益が前年同期比で５３％減、また直近の２０１３年４～６月期における最終損益は、上場以来初となる３億１１００万円の赤字......という散々なものとなった。ＧＲＥＥと言えば、携帯ゲームで一時代を築いたことで知られる。しかし、課金システム「ガチャ」の廃止により収益が激減。また、人気タイトルをパクったゲームの数々も軒並み低迷し、決算発表以降は相次いでサービス中止に追い込まれた。さらに、逆風はまだ続く。８月２１日、セガを中心に、ゲームメーカー１５社が連合を発表。ＧＲＥＥなどに配信を委託する従来の方式を脱却し、自社から直接ユーザーに届ける仕組み作りを目指すという。まさに弱り目にたたり目。この逆境から這い上がり、ＧＲＥＥはかつて言ったとおり「任天堂を倒す」ことはできるのか！？

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