除染廃棄物　児童公園に放置

除染廃棄物が、福島県の県営団地敷地内にある児童公園などに、不適切な方法で放置されていた。１２月１６日、同県への取材で明らかになったもの。問題の廃棄物は、白河市にある５つの県営団地で、計９５０袋が保管されていたという。国のガイドラインで義務付けられている、土で覆い遮へいするなどの措置や、周囲を柵で囲って人を寄せ付けないといった対策は取られていなかった。国は、保管場所の境界線上での空間放射線量について基準値を定めているが、放置された袋の近くなどでは、その１０倍ほどの測定値を示す場所もあったという。指摘を受けた県側は、「認識が甘かった」として、保管場所を鉄板やネットなどで囲うといった対策を行った。今回明らかになった県による廃棄物のずさんな管理に対し、県民の健康に対する県の姿勢を疑問視する声も上がっている。

http://mainichi.jp/select/news/20131216k0000m040106000c.html

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