ＪＫ性病蔓延　草食なのになぜ

若者の「草食化」が取り沙汰される一方、性病が先進国とは思えないほど蔓延している......そんな意外な調査結果を、財団法人、日本児童教育振興財団の関連部門である日本性教育協会が明らかにしている。同協会が２０１１年に実施した、第７回「青少年の性行動全国調査」では、２００５年の前回調査と比べ、中学～大学生男女において、デート経験率、キス経験率、性行為経験率のいずれもが減少傾向にあったという。ところが、翌２０１２年に発表した調査では、性行為の経験がある高校生男女およそ２０００人のうち、女子１３．１％、男子６．７％がクラミジアに感染していたことが判明。米国では高校生の感染率が男女で２．３％、スウェーデンでは２．１％であり、先進国と比べても突出して高いという。若者が「奥手」と騒がれる一方、性知識やモラルのないまま性交に走る現状は見過ごされているようだ。「少子化対策」と騒ぎ、「若者はもっと恋愛しろ！」とケツを叩く前に、まずはこうした知識の浸透や、モラルの向上が必要なのではなかろうか？

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