オウム中川死刑囚　拉致を謝罪

死刑囚が裁判員裁判に初めて尋問に応えた。オウム真理教元幹部、平田信被告（４８）の裁判員裁判で１月２１日、元教団幹部の中川智正死刑囚が検察側の証人として出廷した。自身がかかわった１９９５年の目黒公証役場事務長の仮谷清志さん＝事件当時（６８）＝の拉致事件について「誠に申し訳ありません。この場を借りておわびしたい」と謝罪した。法廷では証言台が傍聴席から見えないよう遮蔽板で遮ったほか、警備のために防弾パネルが設けられた。拉致事件で、中川死刑囚は逮捕監禁致死罪と死体損壊罪に問われた。他の幹部が無理やり車に乗せた仮谷さんに大量の麻酔薬を投与するなどして死亡させたうえ、遺体を焼却した。中川死刑囚は元教団代表麻原彰晃こと、松本智津夫死刑囚（５８）の主治医を務めるなど側近として活動。地下鉄、松本サリン両事件や坂本堤弁護士一家殺害などの事件に関与したとして殺人罪などに問われ、死刑が確定している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014012102000251.html

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