３０年前の事故で１億超賠償

１歳の時に旧国鉄の高架橋から落下したコンクリートブロックが頭に当たった男性（３１）が、成人後に後遺症が判明したとして、鉄道建設・運輸施設整備支援機構に損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は４月１４日、１億６５００万円の支払いを命じた。１９８３年６月、東京都杉並区の国鉄高架橋の防護壁からブロックが崩れ落ち、乳母車に乗っていた当時１歳の男性の頭を直撃。男性は脳挫傷などの大けがを負い、専門学校を卒業した後、知的障害４級と認定された。２００９年に検査で高次脳機能障害と診断され、両親と共に機構を提訴。一方機構側は「損害賠償請求権は時効で消滅している」と主張。しかし、裁判長は「検査までは後遺障害を認識できなかった」と主張を退けた。機構側は「判決内容を精査し、控訴するかどうか決めたい」としている。

http://www.sanspo.com/geino/news/20140415/acc14041505000001-n1.html

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