同一医師の手術後３人死亡続く

千葉県がんセンターで、同一の医師から腹腔鏡（ふくくうきょう）手術を受けた、すい臓がんの３人の患者がまもなく死亡していたことが分かり、千葉県は短期間で３人の死亡という事態を重くみて原因を調べることにしている。腹腔鏡手術とは、臍や腹部に穴をあけて、そこからカメラや専用の電気メス、組織を持ったりはがしたりする鉗子（かんし）という道具などを入れて、テレビモニターを見ながら行う手術。２０１２年９月、７６歳の女性が手術を受け、その日のうちに死亡した。２０１３年１月に手術を受けた５７歳の男性は翌日に死亡し、別の８０歳の男性は２０１４年に手術を受け、２週間後に死亡している。短期間に２人が死亡したことを受けて病院は２０１３年夏、院内で調査委員会を開き、「必ずしも医療ミスとは言えない」としたうえで、「手術のメリットとデメリットについて患者への説明が十分に行われたという記録がなかった」との報告をまとめていたが、２０１４年に、同一の医師による手術で３人目の患者が死亡した。県は今後、第三者による検証委員会を設け、死亡の原因や手術に問題点がなかったかなどについて詳しい調査を行うとしている。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140422/k10013935211000.html

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