原発抗議で元党首が無期限断食
  • 9 年前
両岸サービス業貿易協議の是非をめぐる、学生らによる国会占拠騒動が一段落した台湾で、またも大きな騒動が発生した。台湾の最大野党・民進党の元党首、林義雄氏(72)が、台北市に隣接する新北市に建設中の「第4原子力発電所」の廃止などを訴え、4月22日から無期限のハンガー・ストライキを始めた。林氏は死を覚悟しており、一切の救急手段を拒否している。林氏の行動を受けて、反原発運動、反馬政権の動きが再び活発化し始めた。林氏は1979年12月、反独裁運動に関与した罪で投獄。その翌年2月28日、何者かに母親と6歳の双子の娘が自宅で殺害され、8歳の長女も襲われて重傷を負ったが、一命を取り留めた。林氏は民主化運動や社会改革への貢献度などから、「人格者」などと評され、党派を超えた人望がある。今回ハンガー・ストライキを行っている建物は、家族が殺害された家を建て直した教会だ。4月23日午前、馬総統は林氏がハンガー・ストライキを行っている教会を訪問。面会を一切断っているため会うことはできず、メッセージを書いて、報道陣の前で内容を読んだ後、その場を去った。馬総統は、カードで「第四原発の安全性が専門家によって確認できた後、建設の是非は住民投票に委ねる」と約束。林氏は馬総統からのメッセージを見た後、「総統に与えられた役割は、外交と国防に関することのみ。原発問題に干渉する権力もないし、干渉すべきでもない」と述べ、また「住民投票に委ねるなら、まずは国会が住民投票のハードルを下げるべきだ」と話した。4月24日夜から、林氏の抗議を支援するため、約1000人の人々が総統府近くの中正紀念堂の前で座り込み抗議を続けている。反原発団体は4月26日、3月30日と同様に、総統府前で大規模な反原発デモを行うと予告した。また、26日より、無期限で座り込みをすることも宣言している。専門家によると、林氏がこのままハンストを続けた場合、あと7日間しか命は持たないという。

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