姫路沖で重油タンカーが爆発

兵庫県・姫路港沖で重油タンカーが爆発し炎上した。５月２９日、午前９時２０分頃、姫路港から約３キロの沖合で「タンカーのような船が爆発して、黒い煙が出ている」と１１８番通報があった。第五管区海上保安本部（神戸）などによると、乗員８人のうち７人を救助され、４人が重傷。船長の安藤政一さん（６４）が行方不明だという。当時、乗員がデッキに出て船橋部のサビを電動研磨機で落とす作業をしており、その際に飛び散った火花が、重油が気化したガスに引火し爆発したとみられている。タンカーは広島県の聖朋海運が所有する「聖幸丸」（９９８トン、全長約８１メートル）で、２３日午前に関西電力相生発電所で重油２０００キロリットルを下ろした後、姫路港沖で停泊していた。

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