機内の壁が破損　乗客パニック

米アメリカン航空のボーイング757型旅客機で、機内の壁板が破損し、乗客らが一時パニック状態に陥っていたことがわかった。乗客184人と乗務員6人を乗せた同航空2293便は10月13日午後1時頃、テキサス州ダラスに向けてカリフォルニア州サンフランシスコ国際空港を出発した。すると、約1時間飛行したところで、機内の壁板が裂けて内部の保温層が露出。飛行機が空中分解を起こすのではと考えた乗客らが、一時パニック状態に陥った。事態を把握したパイロットが、急きょサンフランシスコに引き返すことを決定。乗客と乗務員は全員無事だった。アメリカン航空は「（壁の破損は）空気ダクトが吹き飛ばされたことが原因だが、機内で減圧は生じなかった」としている。

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