20140723子ども喜ぶ新習慣「お盆玉」 夏仕様のポチ袋
- 10 年前
お正月にお年玉を入れるポチ袋のように見えますが、絵柄が「夏」になっています。夏休みの帰省シーズン。子どもたちには嬉しいボーナスになりそうな新しい習慣が広まりつつあります。
元気よく咲いたひまわりに白い雲、その上に書いているのは、「おぼんだま」。笑顔のクマがスイカを掲げ、その上に書いてあるのも「おぼんだま」。さて、この「おぼんだま」とは、一体、何のことなのでしょう?
「欲しいけど、なんか、おばあちゃんたちに申し訳ない」
「お金が増えて、すっごくうれしい」
お盆玉とは、「夏にあげるお小遣い」のことで、いわば「夏にあげるお年玉」。日本郵便でも、このお盆玉に注目していて、今月14日から全国の郵便局でお盆玉袋の販売を始めました。
「そのまま渡すよりは、お盆玉袋を使ってもらって、おじいちゃん・おばあちゃんとお孫さんとのつながりを深めてもらえたら」(岡山中央郵便局総務部 前田大輔課長)
さらに、大手雑貨店のロフトでは、2年前からお盆玉袋の販売を開始。今年から取り扱いを全店舗に拡大し、現在、54種類ものお盆玉袋を取りそろえています。
「池袋店では(お盆玉袋の売り上げが)前年に比べて2割増という結果。(金額は)さまざまですが、1万円前後包む人が多い」(池袋ロフト文具チーフ 熊野亜由美さん)
夏休み真っただ中の子どもたちには夢のような話ですが、お金を渡す側は・・・。
「年に2回は痛い」
「あげた方がいいってこと? 余計な出費やね」
「お盆玉、この間、覚えました。お盆はやったことないけど、今年はあげてもいいかな」
「孫って自分の子どもよりもかわいいじゃないですか。そういうところ(お盆玉)は、はずんじゃう」
Q.(お盆玉とお年玉)年2回あげるのはどう?
「あげてよろこんでいただけるのなら、それはいいと思いますよ」
一体なぜ、お盆にお金をあげるのでしょうか?その歴史をたどってみると・・・。
「昔、最上川で栄えた商家などのお宅で、使用人や子どもたちにお盆小遣いをあげたという記事が掲載。戦前で50銭。50銭というのは当時、農作業で1日働く手間賃」(山形県立博物館 須田真由美さん)
これは、山形県の大江町で地元の民俗文化伝承のために地域の人たちが出版したものです。昭和初期の話として、「盆の14日には戸主が子どもらにお盆小遣いを渡していた」と書かれています。資料には、「戦後なくなった」と書かれているお盆玉。実は2011年に山梨県の会社が商標登録していました。一体なぜ、お盆玉は現代によみがえったのでしょうか?
「(帰省して)夏に渡す小遣いにも専用の袋があったらいいなというところで“お盆玉”を販売しました。(販売開始)初年度の2010年から比べると、(売り上げは)伸びています」(マルアイ商品企画課 大和理恵さん)
このお盆玉について、おもちゃの大手メーカーが加盟している日本玩具協会は、「重要な夏休み商戦を迎える中で、お盆玉は新たな売り上げにつながるのでは」と期待を寄せています。もちろん子どもたちも・・・。
Q.欲しい物はありますか?
「ゲーム」
Q.お盆玉をもらったら?
「とにかくたくさん買いたい。じいちゃん、ばあちゃんの家に行くので楽しみ」
(23日15:38)
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元気よく咲いたひまわりに白い雲、その上に書いているのは、「おぼんだま」。笑顔のクマがスイカを掲げ、その上に書いてあるのも「おぼんだま」。さて、この「おぼんだま」とは、一体、何のことなのでしょう?
「欲しいけど、なんか、おばあちゃんたちに申し訳ない」
「お金が増えて、すっごくうれしい」
お盆玉とは、「夏にあげるお小遣い」のことで、いわば「夏にあげるお年玉」。日本郵便でも、このお盆玉に注目していて、今月14日から全国の郵便局でお盆玉袋の販売を始めました。
「そのまま渡すよりは、お盆玉袋を使ってもらって、おじいちゃん・おばあちゃんとお孫さんとのつながりを深めてもらえたら」(岡山中央郵便局総務部 前田大輔課長)
さらに、大手雑貨店のロフトでは、2年前からお盆玉袋の販売を開始。今年から取り扱いを全店舗に拡大し、現在、54種類ものお盆玉袋を取りそろえています。
「池袋店では(お盆玉袋の売り上げが)前年に比べて2割増という結果。(金額は)さまざまですが、1万円前後包む人が多い」(池袋ロフト文具チーフ 熊野亜由美さん)
夏休み真っただ中の子どもたちには夢のような話ですが、お金を渡す側は・・・。
「年に2回は痛い」
「あげた方がいいってこと? 余計な出費やね」
「お盆玉、この間、覚えました。お盆はやったことないけど、今年はあげてもいいかな」
「孫って自分の子どもよりもかわいいじゃないですか。そういうところ(お盆玉)は、はずんじゃう」
Q.(お盆玉とお年玉)年2回あげるのはどう?
「あげてよろこんでいただけるのなら、それはいいと思いますよ」
一体なぜ、お盆にお金をあげるのでしょうか?その歴史をたどってみると・・・。
「昔、最上川で栄えた商家などのお宅で、使用人や子どもたちにお盆小遣いをあげたという記事が掲載。戦前で50銭。50銭というのは当時、農作業で1日働く手間賃」(山形県立博物館 須田真由美さん)
これは、山形県の大江町で地元の民俗文化伝承のために地域の人たちが出版したものです。昭和初期の話として、「盆の14日には戸主が子どもらにお盆小遣いを渡していた」と書かれています。資料には、「戦後なくなった」と書かれているお盆玉。実は2011年に山梨県の会社が商標登録していました。一体なぜ、お盆玉は現代によみがえったのでしょうか?
「(帰省して)夏に渡す小遣いにも専用の袋があったらいいなというところで“お盆玉”を販売しました。(販売開始)初年度の2010年から比べると、(売り上げは)伸びています」(マルアイ商品企画課 大和理恵さん)
このお盆玉について、おもちゃの大手メーカーが加盟している日本玩具協会は、「重要な夏休み商戦を迎える中で、お盆玉は新たな売り上げにつながるのでは」と期待を寄せています。もちろん子どもたちも・・・。
Q.欲しい物はありますか?
「ゲーム」
Q.お盆玉をもらったら?
「とにかくたくさん買いたい。じいちゃん、ばあちゃんの家に行くので楽しみ」
(23日15:38)
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