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  • 2014/3/24
国指定重要文化財(昭和46年6月2日)
大川町富田中3277-1 所有者 さぬき市
「旧恵利家住宅」は、香川県に現存する最古の民家で有名である。(構造・手法などから十七世紀末頃建造)

特徴は、当時九州から東北地方まで広く一般的に建てられていた「三間間取り」という間取りに香川県東部独自の様式を加えている点が挙げられる。間口七間奥行三間半の寄棟造り、藁葺平屋で内部は広間型三間取である。向かって右側三間を土間とし、左側四間の内、中央の二間を広間とし、左側の二間を前後に二分し、前部三分の二を八畳の座敷と半間の縁、後部の三分の一、四畳を納戸としている。後に納戸の後方に二間半に一間半の曲家を増築して納戸を広くし、押入れや仏間などが作られている。

当時の人々の日常的な暮らしぶりを顧みるにはこれほどの材料はない。広くとれた土間ひとつとってみても、ここで行われたであろう収穫物の仕分け作業が想像できるし、当時の多人数家族を考えると、肌を寄せ合い、裕福ではないけれど、家族の触れ合いが自然と行われていた様子も伝わって来る。

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