20140111デモ行進で原発ゼロ訴える 福井

  • 10 年前
原子力発電を活用していくことを盛り込んだ新しい国の「エネルギー基本計画」を政府が1月中にも閣議決定する方針を示すなか、福井市では市民団体のメンバーなどがデモ行進し、原発ゼロを訴えました。
原発ゼロを訴えるデモ行進を行ったのは、市民団体のメンバーなどおよそ50人で、福井市の中央公園を午後1時半に出発しました。参加者は原発から自然エネルギーへの転換を呼びかける横断幕や「原発いつやめるの!?いまでしょ」などと書かれたプラカードを持って福井市の中心部およそ3キロを練り歩きました。
原発をめぐっては経済産業省の審議会が国の新しいエネルギー基本計画の中で「基盤となる重要なベース電源」と位置づけて原発の再稼働に前向きな姿勢を示していて、政府はこの計画を1月中にも閣議決定する方針です。
また、9日まで高浜原発と大飯原発の現地調査を行った国の原子力規制委員会の委員が再稼働の前提となる安全審査について「ことし夏ごろまでには終えられる」という認識を示しています。
行進を行った原発問題住民運動福井県連絡会の林広員さんは「『原発は危ないからなくしてほしい』という国民や県民の意向を無視して国が原発政策を進めるのはおかしい.原発ゼロ、再稼働反対をこれからも呼びかけていきたい」と話しています。

01月11日 19時17分

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