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  • 2013/12/3
養殖ホタテ昭和62年以降最小
陸奥湾で養殖されているホタテの生育状況の調査で、平成24年産は、1個あたりの重さが、10月の時点で平均53.5グラムと昭和62年以降、もっとも小さくなっていることが分かりました。
青森県は養殖カゴに入れるホタテの数を適正に保つことなどを呼びかけています。
青森県は2日、陸奥湾のホタテの生育状況を漁業関係者向けに発表する報告会を開きました。
それによりますと、陸奥湾で養殖されている平成24年産のホタテは、ことし10月下旬の時点で、1個あたりの重さが平均53.5グラムと産卵から1年半を経過した同じ時期のホタテとしては、昭和62年以降、最も小さくなっていることが分かりました。
また、この夏の海水温が平年より高めに推移したため全体の3分の2に被害が及んだ平成22年と同じような大量死が懸念されましたが、ホタテが死ぬ割合は去年とほぼ同じ19.6%にとどまっていました。
青森県は、春先の水温が低かったため、ホタテの成長が進まなかった一方で、夏場は、ホタテの養殖カゴを通常より深いところに沈めて高い水温を避ける適正管理が浸透したと分析しています。
ホタテの生育が進んでいない点について、青森県水産振興課の吉田由孝課長は、「養殖カゴに入れるホタテの数を適正に保つほか、冬の間も波の影響を受けないよう、養殖施設を安定させて、成長を促してほしい」と話しています。
12月02日 18時43分

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