20131202乳幼児の内部被ばく検査が可能に 県内病院に装置導入(福島)

2013/12/02

乳幼児専用のホールボディーカウンターが、福島県内の病院に導入された。
平田村のひらた中央病院に導入された「BABYSCAN(ベビースキャン)」。
子どもは、いすに座るなどしなければ、ホールボディーカウンターの測定が受けられなか­ったが、「BABYSCAN」は、寝たままで測定ができる。
いわき市の浅川侑樹さんの家族は、BABYSCANの完成を待ちわびていた。
息子の秋(みのる)君は、1歳1カ月。
2歳未満の子どもは、体が小さく、ホールボディーカウンターを受けられずにいた。
測定時間は、およそ4分。
お父さんと離れ、秋君は少し不安そうだったが、無事測定できた。
浅川侑樹さんは「福島にいるから危ないっていうのは、あんまりないですよね。(福島に­)いるから、安全に見てもらえるのかなと思います」と話した。
震災復興支援放射能対策研究所の佐川文彦理事長は「見えない放射能を『見える化』する­のに、この機械の必要性が高い。不安を解消するには、やはり検査が必要。定期的な検査­をしなくちゃだめですよと、訴えていきたい」と話した。
ひらた中央病院での内部被ばく検査は、無料で受けることができ、1,000人以上の予­約が入っているという。