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  • 2013/11/29
敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」の敷地内の断層を調査している事業者の日本原子力研究開発機構は「これまでのところ、断層が活断層であることを示すデータは見つかっていない」とする中間報告を、29日、国の原子力規制委員会に提出しました。
もんじゅの敷地内には、原子炉の真下などを走る断層が8本あり、敷地の西・約500メートルにある活断層「白木ー丹生断層」が動いた場合、引きずられて動く可能性が指摘されています。
これまで日本原子力研究開発機構は国の指示を受けて、原子炉の北東側で広範囲に地表をはぎとるなどして断層の年代や性質について調査を進めてきました。その結果、「これまでのところ断層が活断層だということを示すデータは見つかっていない」とする中間報告をまとめ、29日、国の原子力規制委員会に提出しました。原子力機構では、今後さらに調査を継続し来年3月をめどに、最終的な調査結果をとりまとめる方針です。
一方、もんじゅを巡っては、重要な機器の点検漏れなどが大量に発覚し、規制委員会から再発防止策が整うまで試験運転に向けた準備作業を行わないよう命じられていて、運転再開の見通しは不透明なままです。

11月29日 18時52分

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