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  • 2013/11/23
政府の地震調査委員会は、石川県にある活断層、森本・富樫断層帯で、大地震が起きる確率を最新の調査に基づいて見直した結果、今後30年以内で最大8%と、引き続き、国内の活断層の中で発生確率が高いグループに含まれると発表しました。
森本・富樫断層帯は、石川県の金沢平野の南東側にほぼ南北にのびる、長さおよそ26キロの活断層です。
地震調査委員会は12年前、この活断層ではマグニチュード7.2程度の大地震が起きるおそれがあり、今後30年以内に発生する確率は最大5%と発表していましたが、その後の調査に基づいて評価を見直しました。
それによりますと、この活断層では過去におよそ1700年から2200年の間隔で繰り返し地震が起きていたと見られ、断層全体がずれ動いた最後の地震からは1600年から2000年ほどが経過していると推定されています。
この結果、今後30年以内にマグニチュード7.2程度の大地震が起きる確率は最大で8%となり、これまでよりやや高くなりました。大地震が起きた場合の揺れは、▽金沢市と▽石川県かほく市、▽それに津幡町のそれぞれ一部で震度6強に達するなど、▽金沢平野や▽富山県の砺波平野の広い範囲が震度6強や6弱の激しい揺れに襲われると予測されています。
地震調査委員会は、「引き続き、国内の活断層では発生確率が高いグループに含まれる。激しい揺れが予測される地域では、家具の固定や建物の耐震補強などの対策を進めてほしい」と話しています。

11月22日 21時26分

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