20131009 すし専用米が県内初収穫(福島)

  • 11 年前
新潟県の研究所が開発した、すし専用のコメ「笑みの絆」が、県内で初めて、湯川村の水田で収穫されました。
この「笑みの絆」はおととし、新潟県にある中央農業総合研究センターが開発したもので、コシヒカリに比べてやや固く、粘り気が少ないため酢になじみやすいのが特徴で、握りずしによくあうとされています。
いわき市の卸会社がJA会津みどりに依頼して、県内で初めて作付けを行い、9日、収穫をむかえました。
湯川村のおよそ30アールの水田では、黄金色に実った稲がコンバインで手際よく次々と刈り取られ、トラックに積み込まれていました。収穫されたコメは、全袋検査で放射性物質が基準値以下になっていることを確かめた上で、今月末にも全国のすし店に出荷するということです。
コメの卸会社では、今後、作付の面積を増やし、将来的には福島県の銘柄として販売していきたいとしています。
JA会津みどりの武藤正典米穀課長は「福島県産、会津産の『笑みの絆』という形で販売できるようになれば、会津のPRもできるので、農家を活気づけるコメになってほしい」と話しています。

10月09日 21時03分

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