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  • 2013/8/24
妊婦の血液を分析するだけで胎児に染色体の病気があるかどうかを判定できる新しい出生前検査について、熊本大学医学部附属病院が県内の医療機関としては初めて早ければ10月からの実施に向け準備を進めていることが分かりました。
新しい出生前検査は、妊婦の血液を分析するだけで胎児にダウン症など3つの染色体の病気があるかどうかを高い確率で判定できるとされていて、国内では今年4月から受けられるようになりました。これまでの検査と違って、母体に負担をかけずに妊娠10週目以降という早い段階から受けられるのが特徴ですが、費用はこれまでの検査より高く、およそ21万円かかるということです。
この検査について、熊本大学医学部附属病院が県内の医療機関としては初めて実施に向けた準備を進めていることが分かりました。
熊本大学医学部附属病院では来月にも実施施設の認定を行う日本医学会に申請し、早ければ、10月からの実施を目指すことにしています。
検査の対象になるのは、35歳以上の妊婦や、生まれてくる子どもに染色体の異常の可能性がある場合などで、週に1日から2日程度、実施したいとしています。
また、検査前後には専門の資格を持った医師が妊婦のカウンセリングにあたることにしています。
責任者を務める熊本大学大学院の大場隆准教授は、「この検査は予想以上にニーズがあり、熊本の妊婦も県外に検査を受けに行っているケースがあることがわかり、熊本での窓口をきちんと用意しないといないと考えた」と話していました。
08月23日 20時30分

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